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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:六月大歌舞伎夜の部(三谷かぶき月光露針路日本)
劇場:歌舞伎座
日時:2019年6月11日16:30-20:12(途中2回休憩あり)
料金:18000円
座席:1階8列1番
みなもと太郎 原作
三谷幸喜 作・演出
出演:
  大黒屋光太夫:幸四郎
  庄蔵/エカテリーナ:猿之助
  新蔵:愛之助
  口上:松也
  キリル・ラックスマン/アダム・ラックスマン:八嶋智人
  磯吉:染五郎
番組:
  三谷かぶき月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと)風雲児たち
筋書:
鎖国によって外国との交流が厳しく制限される江戸時代後期。大黒屋の息子光太夫は、商船神昌丸の船頭(ふながしら)として伊勢を出帆します。しかし江戸に向かう途中で激しい嵐に見舞われて帆は折れ、大海原を漂流することになるのでした。
 海をさまよう神昌丸には17人の乗組員たち。船頭の光太夫、経験豊富な船親司(ふなおやじ)三五郎、最年長の乗組員九右衛門、喧嘩ばかりの水主(かこ)庄蔵と新蔵、どこか抜けている小市、三五郎の息子の青年磯吉…。光太夫はくじけそうになる乗組員を必死で奮い立たせ、再び故郷の伊勢へ戻るため方角もわからない海の上で陸地を探し求めます。
 漂流を始めて8カ月─。神昌丸はようやく発見した陸地に上陸します。ところがそこは日本ではなく、なんとロシア領のアリューシャン列島アムチトカ島。異国の言葉と文化に戸惑いながらも、島での生活を始める光太夫たち。厳しい暮らしの中で次々と仲間を失いますが、光太夫らは力を合わせ、日本への帰国の許しを得るため、ロシアの大地を奥へ奥へと進みます。
 異国から来た日本人である光太夫たちに対して、親切なキリル・ラックスマンをはじめ、行く先々でさまざまな人の助けを得て、ようやく光太夫はサンクトペテルブルグにて、女帝エカテリーナに謁見することが叶い…。
ーーーーーーー

2幕の犬がかわいい。とにかくかわいい。犬ぞりがよい、
スーツに眼鏡の狂言回しが開幕で前説風なことを言い始めてびっくり、
えーとこれストレートプレイでした?
船が難破して島にたどり着くところから始まり、10年かけて極寒のロシアを放浪して最後に日本にたどりつく物語。
広い意味でロードムービーですね。そしてその途上で順々に乗組員が減っていく。
当初ロシアの右側?を放浪しているのはかなり地味で1幕が長く感じられました。
2幕は犬が圧巻、犬ぞりが可愛い。3幕はロシア宮廷が豪華。
幸四郎、猿之助、染五郎は貫禄たっぷり。八嶋さん怪演!

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題名:伝統と創造シリーズ vol.10 HANAGO-花子-
劇場:セルリアンタワー能楽堂
日時:2019年2月24日14:00-15:20
料金:7500円
座席:正6列13番(正面最後列右端)
演出・振付:森山開次 
出演:酒井はな、津村禮次郎、森山開次
作曲:笠松泰洋[レコーディング・ミュージシャン 箏:北川綾乃 バロックハープ:伊藤美恵 ケーナ:岩川光 お囃子:望月太満衛 メイ:笠松泰洋]
衣裳:新居幸治(Eatable of Many Orders)
ストーリー
強き愛ゆえの、苦しみと喜びと哀しみと。
HANAGOと呼ばれた一人の女性の、愛をめぐる一生。
森山開次を迎えてお届けする“伝統と創造シリーズ”の記念すべき第10弾は、能の名作「班女」「隅田川」の登場人物・花子(はなご)に焦点を置き、二つの演目を元に、一人の女性の一生を描いたダンス作品です。花子を演じるのは、ダンサーとしてますます輝きを放つ酒井はな。花子にまつわる存在を能楽師・津村禮次郎、そして森山開次が演じます。今回が初共演となる、森山開次と酒井はなのデュオにもどうぞご注目ください。



愛と哀しみと狂気の物語が能を基礎としてコンテンポラリーダンスとバレエによって舞われる。、
恋するあまりに狂った遊女、そして子供を失いまた狂う。
ことなるジャンルの身体表現と発話をあわせてひとつのステージとしてとりまとめていったところが凄い。あらためて能の力強さを感じた。

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題名:スーパー歌舞伎II(セカンド)空ヲ刻ム者── 若き仏師の物語 ──
劇場:新橋演舞場
日時:2014年3月21日16:30-20:50(途中休憩2回あり)
料金:1等A席15000円
座席:1階 18列 17番
劇団:
作・演出:
出演:
十和  市川 猿之助
長邦  市川 門之助
双葉  市川 笑  也
菖蒲  市川 笑三郎
興隆  市川 寿  猿
喜市  市川 弘太郎
時子  市川 春  猿
吾平  市川 猿  弥
九龍  市川 右  近
伊吹  福士 誠  治
鳴子  浅野 和  之
一馬  佐々木蔵之介

解説:
四代目市川猿之助によるスーパー歌舞伎IIがついに始動!
ここにあらたな伝説が生まれる――
 2014年、四代目市川猿之助がかつてない演劇空間ぬ
を目指し、ついに始動! その名はスーパー歌舞伎II(セカンド)!!
 三代目市川猿之助(現猿翁)によって創造されたスーパー歌舞伎。
そのスピリットを継承した四代目市川猿之助が、現代の縁が機会を代
表する才能たちとともにまったく新しい舞台空間を創造します。
 共演はスーパー歌舞伎を彩った歌舞伎俳優とともに、佐々木蔵之介
をはじめとする現代劇俳優たち。そして作・演出は新進気鋭の劇作家・
前川知大。最高のキャスト、スタッフを得て、スーパー歌舞伎II は
あらたなる旅立ちを迎えます!

 舞台はいにしえの日本。
 ある山間の村に、十和(とわ 市川猿之助)という才能に恵まれた
若い仏師がいた。しかし彼は、村人たちの暮らしも病床の母親も救う
ことのできない仏教に苛立ちを募らせていた。
 十和の幼なじみの一馬(かずま 佐々木蔵之介)も不作に苦しむ村
人たちを憂い、彼らの暮らしをよくするため、都に出て官吏の道を選
ぶ。一方、母の死と都から来た役人との争いから十和も村を出なけれ
ばならなくなる。その後、牢に入れられ、盗賊と交わりながら成長す
る十和。かたや都に出たものの下級役人として無力感を募らせる一馬。
それぞれの思いを胸に別々の道を歩んだ十和と一馬。一度は分かれた
二人の道は、やがてまた交わる日を迎えるのだが…。


オープニングは裃を着て勢揃いでの口上。ワクワク感が高まります。
その中で浅野さんひとりだけまともに口上しない、、
口上が終わると浅野さんは舞台上に取り残され、場面転換の作業では
邪魔物扱いされるのでした。
真っ白な衣装でで光輝くばかりの十和、かっこいい。
幼馴染みの一馬は十和と違ってまともな発想で役人になる。。
ここまでは現代劇を見ているよう。
笑也さんあっという間に死んでしまってもったいない
二幕は都、盗賊になって仏像を壊しまくる十和と役人になって出世の
ため汚れ役をする一馬。蔵之介さんの烏帽子姿が凛々しい。
盗賊団見てるとなにやら新感線のような気がしてきます。
鳴子はずっと狂言回し、語りで物語がすすむ。。とちりも笑いに変え
てます。
一旦仏師を廃業した十和が仏師として復活!木を彫ったら全て木屑に
ばけた!ということで紙吹雪が客席までずずんととんできました。
素晴らしい迫力!
どうやって空を飛ぶかと思ったら、不動明王が生身ででてきてびっ
くり。そして後ろの模様が開く!
そしてタケコプターのかわりにどっこしょ、二人で手を繋いで宙乗り!
残る二人はえいっ!と唸って箒にのる?奈落へ消えていきましたよ。
クライマックスは、朱雀門ではでな立ち回り、大人数でエンターテイン
メントな活劇。
戸板をゆらゆら揺れる柱にのせてそれが潰れるのに対応して舞台へ
飛び移るとか、逆に戸板ですいっともちあがるとか工夫こらしてます。
2幕最後は皆で見栄、二人はらぶらぶ?
しかしなんで一馬は心変わりをするのか。。
この作品は主役が自分探しをする物語だったのですねえ。
これは見終わったら語らずにはおられない作品です。

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題名:歌舞伎座新開場柿葺落吉例顔見世大歌舞伎仮名手本忠臣蔵
劇場:歌舞伎座
日時:2013年11月18日16:30-20:50(途中休憩2回あり〉
料金:3階A席 6,000円
座席:

通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)

 五段目 山崎街道鉄砲渡しの場
     同   二つ玉の場
 六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
   
早野勘平 菊五郎
女房おかる 時 蔵
母おかや 東 蔵
斧定九郎 松 緑
判人源六 團 蔵
千崎弥五郎 又五郎
一文字屋お才 魁 春
不破数右衛門 左團次

 七段目 祇園一力茶屋の場
   
大星由良之助 吉右衛門
遊女おかる 福 助
富森助右衛門 松 江
大星力弥 鷹之資
鷺坂伴内 松之助
斧九太夫 橘三郎
竹森喜多八 歌 昇
赤垣源蔵 権十郎
寺岡平右衛門 梅 玉 ※

十一段目 高家表門討入りの場
     同 奥庭泉水の場
     同 炭部屋本懐の場
   
大星由良之助 吉右衛門
小林平八郎 錦之助
竹森喜多八 歌 昇
小汐田又之丞 種之助
大鷲文吾 米 吉
倉橋伝助 廣 松
磯貝十郎左衛門 隼 人
大星力弥 鷹之資
勝田新左衛門 桂 三
村松三太夫 由次郎
原郷右衛門 歌 六
※片岡仁左衛門休演につき、配役を変更しております

みどころ
五段目
◇歌舞伎ならではの様式美と洗練された演出
 猟師となった勘平は、山崎街道で同志の千崎弥五郎に出会い、
仇討ちの資金調達を約束します。一方、おかるの父与市兵衛は
夜道で斧定九郎に襲われて殺され、懐の五十両を奪われます。
それは、勘平の仇討ち資金を用立てるため、おかるを身売りし
た前金。しかし定九郎は、猪を狙って発砲した勘平の銃弾
であえなく絶命。誤って人を撃った勘平は、慌てながらもそ
の五十両を抜き取り、その場から逃げ去ります。

六段目
◇卓越した心理描写で勘平の悲劇を描く
 おかるを引き取りにきた祇園一文字屋のお才の言葉から、
昨晩撃ち殺したのが舅の与市兵衛と思い込む勘平。そこへ現れ
た不破数右衛門と千崎弥五郎、姑のおかやに詰問された勘平は、
罪を吐露して腹を切りますが、真犯人が定九郎であったことが
判明します。疑いの晴れた勘平は、仇討ちの連判に名を連
ねることを許されると、安堵して息絶えるのでした。

七段目
◇遊里情緒あふれる華やかな一幕
 祇園で遊興に耽(ふけ)る大星由良之助のもとへ、おかるの
兄の寺岡平右衛門が訪れ、仇討ちに加わりたいと願い出ますが、
相手にされません。息子の力弥が届けにきた密書を、遊女おか
ると、師直と内通する斧九太夫に盗み読みされたことに気付い
た由良之助は、おかるを殺そうとします。それを察し平右衛門
は、自ら妹を手にかける覚悟を決めますが、由良之助に止めら
れます。事情を知った由良之助は、おかるに九太夫を殺させて
勘平の仇を討たせると、平右衛門を連判に加えます。

十一段目
◇爽快感に満ちた大団円
 由良之助率いる塩冶の浪士たちは、主君判官の仇を討つべく、
師直の屋敷に討入ります。家臣らとの激闘の後、炭部屋に隠れ
ていた師直を追い詰めた浪士たちは、遂に本懐を遂げるのでし
た。

ーーーーーーー
仁左衛門いないのがとても痛い。見たかった。。
鉄砲渡しはどうもみるたびに悲劇というより喜劇を見ている気
になってしまう。
祇園は派手で楽しいです。
そして戦隊ショーのような(というかこっちが本家か)大団円、
爽快に決めてくれました。







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題名:歌舞伎座新開場葺落四月大歌舞伎第二部
日時:2013年4月6日14:40-17:25 (途中休憩2回あり)
劇場:歌舞伎座
料金:一等席2万円
座席:1階席中央ちょっと後方
番組:
弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)
  浜松屋見世先の場より
  滑川土橋の場まで
          弁天小僧菊之助  菊五郎
             南郷力丸  左團次
            赤星十三郎  時 蔵
             忠信利平  三津五郎
             岩渕三次  錦之助
           浜松屋宗之助  菊之助
             関戸吾助  松 江
            狼の悪次郎  市 蔵
            木下川八郎  團 蔵
            伊皿子七郎  友右衛門
           浜松屋幸兵衛  彦三郎
          青砥左衛門藤綱  梅 玉
             鳶頭清次  幸四郎
           日本駄右衛門  吉右衛門
二、忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)
  将門
       傾城如月実は滝夜叉姫  玉三郎
           大宅太郎光圀  松 緑

見どころ:
弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)
◆「知らざぁ言って聞かせやしょう」でおなじみの黙阿弥の名作
 浜松屋に美しい武家の娘と供侍が婚礼の品を選びにやって来ますが、そこで娘は万引きをしたとの疑いをかけられ打ち据えられます。誤りだったと供侍の求めに応じて浜松屋幸兵衛は百両の金を渡します。立ち去ろうとする二人を玉島逸当という侍が呼び止め、娘が男であると見破ります。実はこの二人は盗賊の弁天小僧菊之助、南郷力丸という盗賊の二人組。そして逸当こそ盗賊の首領、日本駄右衛門で、全ては浜松屋の金を奪い取ろうとする企みでした。追手を逃れ、稲瀬川に勢揃いした白浪五人男は、名乗りをあげます。やがて弁天小僧は、極楽寺の屋根の上で立腹を斬って果てます。一方、山門に身を潜む駄右衛門を見つけた青砥左衛門藤綱でしたが...。
 河竹黙阿弥の七五調の名台詞に彩られた人気演目を上演します。

二、忍夜恋曲者 (しのびよるこいはくせもの) 将門
◆妖しい耽美な世界が展開する見どころあふれる舞踊劇
 朝廷に反旗を翻し、滅んでいった平将門。将門がかつて御殿としていた古御所に蝦蟇の妖術を使う妖怪が棲むと聞き、大宅太郎光圀がただ一人で征伐にやって来ます。ところが光圀の前に現れたのは、島原の傾城如月と名乗る妖艶な美女。怪しい女だと悟られ、如月はゆおくわかっている実は平将門
の遺児滝夜叉姫と本性を顕し、大蝦蟇を従えて光圀に抵抗します。しかし光圀に追い詰められた滝夜叉姫は妖術で姿を消すのでした。
 常磐津の名曲による舞踊劇をお楽しみください。


--------------
リニューアルして初めての歌舞伎座。何もかもが新しい!
なんと、、、エスカレーターがある!!!
今まで階段を上るしかなかったことを考えるととても
楽になりましたね。
今回座ったのは1階ですが、2階や3階にもあがってみました。
2階はそれなりに近くに見えます。3階は以前より見やすい気が
します。3階でちょっと後ろでも花道の七三が見えます。
以前は最前列あたりに座らないとみえなかったような。。
三階の廊下にはお店が並んでスイーツの試食がいろいろ。
地下にも降りてみました。地下1階はトイレとコインロッカー。
チケット売り場は地下2階、お店もいっぱいあります。そして
地下鉄東銀座駅へ通じる地下通路がありました。これで地下鉄
から上がりおりする混雑が緩和されるのでしょう。
幕間にちょっと遅い昼食をナイルレストランで食べたのですが
最近はとても人出が多いのだそうです。見物客がひきもきらず
というところでしょうか。

さて舞台ですw とにかく派手派手派手。啖呵がカッコイイ
屋根から落ちる姿はまるでシアターGロッソに来ているみたい。
桜の花の中できれいに決まる見得は新生歌舞伎座お披露目に
ぴったりの姿でしたね。



















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