忍者ブログ
今までに見た舞台の感想をつづってあります。
[40] [36] [37] [35] [33] [34] [32] [31] [30] [29] [28]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

題名:Bombay Dreams
日時:2004年6月6日15:00-17:25(途中休憩あり)
劇場:BROADWAYTHEATRE(NY)
料金:TheaterMania 割引 67.5USD
座席:ORCH P114(1階席多少後方センターブロック左端)
制作:Andrew Lloyd Webber
発案:Shekhar Kapur, Andrew Lloyd Webber
作曲:A R Rahman
作詞:Don Black
Original Additional Music Arrangement:Christopher Nightingale
出演:
Priya(ヒロイン、映画監督の娘):Anisha Nagarajan
Akaash:(ヒーロー、貧民街に住む):Manu Narayan
Kitty(TVのナレーター):Sarah Ripard
Madan(映画監督、再起第一作にAkaashを抜擢):Marvin L. Ishmael
Sweetie(男→女へ性転換した友人):Sriram Ganesan
Rani(有名女優、映画の中ではヒロイン):Ayesha Dharker
Vikram(ヒロインの婚約者、悪徳弁護士):Deep Katdare
JK(マフィアのボス):WE公演では存在しましたが、BW公演では存在しません

やはりインド系の観客が多いようです。約1年前にロンドンで見ています。
この劇場のセンターブロックは座席が1列ごとにずらして配置されているので
けっこう見やすいです。私が座った席は通路に面しているので、足も伸ばせるし
舞台までさえぎるものがないのでなかなかよし。最前列は視線が舞台の床面
より下になります。6−7列目より後ろがみやすいでしょう。まあ濃い演技
なので遠くても問題ないはず。
舞台の左右の上方にドラムが配置されています。音楽はアレンジが代わって
いるような気が、インド系の楽器が減ってより耳にやさしくなってませんか?
たぶんドラムの関与が減っている分西洋音楽にシフトしてしまってると思います。
ロンドンでは打楽器がなるとマサラの香りがしたのに、ここでは打楽器がはいっ
てもあまりそれらしい雰囲気になりません。
舞台の幕があがると建物の遠景のシルエットが浮かび上がります。大道具は
なにもなし。そのなかで踊られるサラ−ムボンベイ、、ロンドンよりキャスト
減らしてませんか?いろんな人種が混じって美しく踊られているのですが、
その分パンチに欠けるように思われます。音楽とあいまって濃さ、くどさが
だいぶ減っているような。そこそこきれいなんですがエネルギッシュとは思
えないのね。次の場面ではスラム街が天井から降りてきました。主人公が生まれ
育ったスラムと美人女優の大きなディスプレイがありました。

あれれれれ?WestEnd公演と筋書きが違う!?WEでの筋書きは次の通りでした。

---ここからBombay Dreams WE公演の筋書き(私が理解したもの)----
貧民街に生きる主人公が、美人コンテスト反対のデモに便乗してTVに映ります。
このTVを見ていた映画監督が彼を主役に抜擢しますが、どうも演技がうまくあ
りません、助監督をしている監督の娘に、演技をするのではなくいつものよう
に誘惑してみてと言われて演技に開眼します。でもって彼女は彼にぐらり。本
水使った群舞(Shakalaka Baby)もあります。2幕の冒頭はとても楽しい群舞
(Chaiyya Chaiyya)です。完成試写会?に監督がスピーチをした時に、後ろか
ら撃たれてしまいます。娘の婚約者である弁護士が殺し屋を逃がしてしまいます。
弁護士はマフィアとつるんでおり、弁護士が悪であることがわかった後、彼は
刀を持って結婚式に殴りこみに行きます。マフィアの親分は逃げてしまいますが、
弁護士は打ちのめします。スラムがショベルカーで破壊されかけますが、映画
スターである彼が名乗ると万事解決。でもここに至るまでにおかまの友人が殺
されており、ほろにがい終わり方です。
---ここまでBombay Dreams WE公演の筋書き----
まずJKがいません。どうやら悪者は弁護士だけのようです。
お父さんは殺されません。Akaashはスラムがショベルカーで壊されかけるのを
助けた後で結婚式に殴りこみに行きます。弁護士をぼこぼこにするのはPriya!
しかも下手なカンフー(^^;)Madanのキャラクターもだいぶ違います。とってつ
けたようないいひと。冒頭の美人コンテストを買収しようとしたのはWEでは
JKだったのにBWではMadan?ちょっとこのあたり英語に自信がありません(^^;;)
弁護士は悪徳なのにあまり後先考えずに自分で殺人をしてしまう。(これはWEで
どうだったか記憶にないです)。最後はAkaashとRaniの結婚式となって大団円。
わかりやすくしようとして、返ってすかすかな筋にしてしまっている気がします。
WE版では「マサラ+ALW」だったのから演出変更でマサラを引いてしまって
その後なにも足してないというところでしょうか。ボリウッドのお約束を知らな
いBW観客のために演出を変えたという解説を読みましたが、マサラ抜いたら
この舞台は成立せんでしょう。音楽からもマサラ色を減らしていったい何を
見所にするつもりだったのでしょうか?理解に苦しみます。
それにWE版ではRaniは巨乳だったしPriyaはめちゃくちゃ美人だったのに、
BWではちょっと。。(実はこれが最大の問題?)

BWのBombay DreamsとWEのBombay Dreamsは別物だと思った方が良いでしょう。
BW版がおもしろくなかった方はぜひWE版をご覧になってみてください!

拍手[0回]

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード


忍者ブログ [PR]
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
フリーエリア
最新トラックバック
プロフィール
HN:
くろせ
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析