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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:さっき、その席で誰かが
日時:2010年5月8日16:00-17:20
劇場:早稲田 THE GUIDE
劇団:シアターノーチラス
料金:前売1500円
座席:5列目左端
脚本・演出:今村幸市
出演:
『横顔』  宮城範子/横尾宏美
『長い夜』 庄司桟[劇団MAHOROBA+α]/小林カナ/寺田浩子[(株)フラッシュアップ]
『カーテン』佐藤武[劇団CHAN'T]/伊織夏生[劇団MAHOROBA+α]/
井原二三恵[劇団CHAN'T]/小山内哲也
照明:西馬卓真(アトリエ・タイムラグ)
音響:松本祐介(アトリエ・タイムラグ)
舞台美術:アトリエ・タイムラグ
宣伝美術:宮城範子
ストーリー:
 ひとつの葬儀が終わった後で初めて出会ったふたりの女の、
 静かな、しかし、行方の知れない会話…
 椅子が置かれただけのシンプルな舞台で、
 人と人とが織りなす言葉のあやと人生のあや。
 そんな会話劇を3本お送りします。
 第1話 『横顔』 / 第2話 『長い夜』 / 第3話 『カーテン』

地下の小さなスペースにおける公演です。
定員は50名といったところ。
第一話の舞台には金属製のベンチいすがひとつ。以降、第二話はイスが3つ、第三話はかわいい
椅子がひとつと椅子だけの舞台で会話が繰り広げられていくのです。
一話は葬式後の未亡人と死者の部下の女性の会話。なにげない会話のなかで、浮気や死因に
関する当てこすりのキャッチボールが。部下の方はいかにもキャリアウーマンという雰囲気満載。
第二話は夜のバス停で二人の女性が待っているところに女性がひとり飛び込んできます。
空いた椅子に座ろうとすると、すでにそこに人が座っているという話が。。そこに何かがいるかどう
かをどうやって信用するかということを語り始め、あたかも新興宗教の信心のような。。いかにもある
あるという感じですすめておいて、ストンと落ちをつけてくれました。霊視みたい語りはかなりの迫力。
三話は、真ん中にぼーっとすわったおじさんがひとり。3時間もそこに座ったまま、通りがかりのおじ
さんが語りかけてしまって物語がはじまります。今日同棲中の彼女がでていき、彼女の荷物を運ぶ
際に椅子が取り残されてしまったそう。居場所がなくなった椅子に座ると立ち上がれなくなって。。。
出ていった彼女の姉が、せめてきたり、口論になってうるさいと隣人のおねえさんがおりてきたり。。
かみ合いそうでかみ合わない会話が続きます。部屋のカーテンは彼女がつけてあたかも女性の
部屋のよう、姉があがると、そこには、、、、
かなりよい脚本でとても自然に役者が動いていきます。話の流れが自然でうまく話の中にはいっ
ていけました。思わず脚本買ってしまいました。
この脚本家の芝居をもう少し見てみたいと思わせる出来でしたよ。


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