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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:イーハトーボの劇列車
劇場:紀伊國屋サザンシアター
日時:2013年11月4日13:30-16:30(途中休憩あり)
料金:8400円
座席:2列11番(2列目中央)
作:井上ひさし
演出:鵜山仁
音楽:宇野誠一郎
音楽・演奏:荻野清子
出演:
宮沢賢治:井上芳雄
宮沢政次郎・伊藤儀一郎:辻萬長
宮沢イチ・未亡人:木野花
宮沢とし子・女車掌ネリ:大和田美帆
福地第一郎:石橋徹郎
福地ケイ子:松永玲子
山男:小椋毅
淵沢三十郎:土屋良太
神野仁吉:田村勝彦
売られた娘:鹿野真央
少年:大久保祥太郎
車掌:みのすけ

ストーリー:
大正七(一九一八)年十二月二十六日、宮沢賢治は、故郷花巻から
東京に入院している妹・とし子の見舞いを目的に上野行きの夜行列
車に乗り込んだ。その手には大きな革のトランクが握りしめられ、
たくさんの願いが詰め込まれていた。
「大好きな音楽を聞き、エスペラント語の勉強をする。そのために
は家の重圧から逃れ、父の庇護の下を離れなければならない。
そして何よりも真の生き方を探すことである」
賢治は、東京に理想郷を求めては挫折を繰り返し、九度の上京の中
でいつしか花巻に理想郷を見いだす。東京での出来事と上京する列
車の中で賢治の童話から抜け出たような人物たちと織りなす夢のよ
うな時間が交差する。そして挫折の度に突然現れる背の高い、赤い
帽子の車掌から手渡される「思い残し切符」とは......。
井上ひさしが愛してやまない日本語に、不思議でかわいらしい、そ
して輝くような魅力を付け加えてくれた、岩手花巻人である宮沢賢
治の評伝劇。文学、音楽、化学、農業、宗教、芸能など多岐にわた
る才能を、虚弱ゆえ叶えることが出来なかった賢治。
この数々の大切なものを、鵜山仁の新演出で現代に問いかけます。
ミュージカルだけでなくストレートプレイでも高い評価を得ている
井上芳雄をはじめとする実力派の新キャスト陣を迎えて、十四年ぶ
りに再演いたします。

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舞台の真中に盆が鎮座していました。そして後方にはピアノ。
ピアノの伴奏がしばしばはいりました。盆が微妙に傾いてます。
最初は全員で語り。ああそういう芝居を見ているのだなーと。
場面は岩手花巻から上野行き列車。学生服で妹を見舞いに行く
賢治。ロードムービーかと思ったら、何度も東京と往復するの
です。山男、マタギ、口入屋、、、出会いと再会。
家出した賢治を追いかけてきた父親と宗論で見事に負けて
しまいます。浄土真宗vs法華宗なんですね。小気味よい言葉の
応酬に感心。
ユートピアを作ろうとするが、失敗。農民となると言っている
が結局親のすねかじり。エスペラントを学んでもだめ。
法華で日本を変えようとする人たちと交わりかけますが、、、
日蓮のでくのぼーなところに惹かれているとカミングアウト
してしまいます。ほんとにだめんずなんですね。
最後は思い残し切符で冥土行きの列車。。
主役の井上さんがダメな男を見事に演じていましたよ。
良くできた舞台なんだけど見た後どんよりしちゃうなあ。

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