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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:キャラメルボックス2011スプリングツアー『夏への扉』
日時:2011年3月20日14:00-16:20
劇場:ル テアトル銀座
料金:定価6500円のところハーフプライス
座席:最後列から3列目中央付近
劇団:演劇集団キャラメルボックス
原作:ロバート・A・ハインライン
翻訳:福島正実(ハヤカワ文庫刊)
脚本・演出:成井豊+真柴あずき
出演:畑中智行、西川浩幸、坂口理恵、岡田さつき、大内厚雄
   筒井俊作、實川貴美子、渡邊安理、多田直人、稲野杏那
   林貴子、森めぐみ、小笠原利弥

この作品はハインラインの懐かしい名作SFを原作としています。マイSFベスト10
にはいるくらいに好きな原作が、世界初の舞台化ということで楽しみにしていました。
原作は猫とタイムトラベルで有名ですね。
当初は3月12日のソワレに行く予定でしたが、東日本大震災のために休演。
再度都合をつけて一週間後の観劇です。
客席ほぼ満員、当日券で座った私は後ろから4列目くらいで舞台からかなり遠いのですが、
舞台全面が見えてそれなりにみやすい。
なにはともあれ、まず満員だったことがうれしい。皆舞台を見にきているのね。

前説に制作の加藤さんが出てきてまず地震が起きた場合の注意事項の説明。

舞台の上の照明機材が音を立てて揺れた場合、即座に進行を止めるのだそうです。
これがだいたい震度3。その場合、荷物やコートなどで頭をカバーしてその場を
動かない。震源や規模が確認された場合、続行か中止か決める。
先週の地震でも落下など機材の損害はなかったとか。前方黒い客席、おけぴの
ひとたち、舞台の振動が伝わるけれど地震と勘違いしないように。
緊急地震速報を受け取るモードだとマナーモードでも鳴ってしまう
周囲のお客さんの不安をあおってしまうので切ることをお願いします。


背景は2階立てのたくさんの扉。13くらいありました?
ベンチャー企業でばりばりロボットの発明をしているエンジニアが主人公、もう
ひとり(1匹)の主役がそのエンジニアの飼い猫。(この猫をちょっと太めの
お兄さんが演じています。かなりずるい演出です、これだけで笑えてしまう)
そのエンジニアが共同経営者と婚約者に裏切られて経営権をとられてしまいます。
共同経営者の娘、11歳のリッキーは、主人公が大好きで猫も好き。主人公は
コールドスリープで逃避しようと一旦は決意するのですが、正面からぶつかろう
と二人組に会いに行って返り討ちにあってしまうのです。
タイムラインを進むときはコールドスリープ、戻る時はタイムトラベル、そして
いつも猫が一緒。主人公が開発したのはロボット、悪人は元婚約者だけ、最後は
泣かせるハッピーエンドという分かりやすい物語です。
猫役を俳優が行い、少ないキャストでたくさんの場面と登場人物をこなすため、
くどく見える演技をしているところもあります。
スピーディ(というか原作長いので)な進行に笑いを散りばめてたよりない主人公、
ちょっと重い猫、少女リッキーを劇団の古参メンバーが支える姿はこれからもキャラメルは安泰だろうと思わせます。
リッキーかわいい。猫ふてぶてしい、主人公見事に頼りないw

カーテンコールは節電で一度だけ、そのかわり客席から退場するサービスでした。
一気呵成に進んだ舞台でしたが、休憩なしの2時間20分はちょっと疲れましたよ



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