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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:春のめざめ
日時:2012年7月1日14:30-16:20(17時までポストトーク)
劇場:静岡芸術劇場
座席:1階K列右側サイド(3列目)
料金:前売り3500円
解説:(公式Webより)
「赤ちゃんはどうやったらできるの?」
性にめざめ始めた子どもたちの悲劇
「子どもたちの悲劇」というサブタイトルを持つ本作は、性にめざめ始めた10代の少年少女の姿を赤裸々に描くと同時に、彼らを取り巻く無理解な大人たちや、19世紀末の抑圧的な道徳観を痛烈に批判した社会風刺劇です。ストレートな性描写、10代での妊娠・中絶死、暴力、やがて起こる友の自殺――。その過激さゆえに発表当時(1891年)のドイツでは社会問題にまで発展し、以後1906年まで上演を禁じられていたという、いわくつきの作品です。ブロードウェイミュージカルにもなった本作を、ポラスがどのように演出するのかに注目です。
STAFF / CAST
演出:オマール・ポラス
作:フランク・ヴェデキント
出演:
ソフィー・ボット、オリヴィア・ダルリック、ペギー・ディアス、アレクサンドル・エテーヴ、アドリアン・ジギャクス、ポール・ジャンソン、ジャンヌ・パスキエ、フランソワ・プロー、アンナ=レーナ・シュトラーセ
翻訳・翻案:マルコ・サッバティーニ、演出助手:ジャン=バティスト・アルナル、作曲・音楽監督:アレッサンドロ・ラトチ、美術:アメリー・キリツェ=トポール、衣裳:イレーヌ・シュラッテール、衣裳助手:アマンディーヌ・リュチャマン、衣裳製作:セシリア・モッティエ、かつら・メイク:ヴェロニク・グエン、かつら・メイク助手:ジュリー・デュリオー、技術監督:オリヴィエ・ロレタン、舞台監督:ジャン=マルク・バッソーリ、小道具:ローラン・ブーランジェ、音響デザイン:エマニュエル・ナッペー、照明デザイン:マティアス・ロッシュ、制作:フロランス・クレットル、広報:サラ・ドミンゲス、ロジスティクス:リュシー・ゴワ、会計:ロサンジェッラ・ザネッラ
製作:テアトロ・マランドロ
共同製作:フォロム・メイラン劇場、エスパス・マルロー シャンベリー・サヴォワ国立舞台、シャトーヴァロン国立文化創造発信センター
助成:ジュネーヴ市、ジュネーヴ共和国・ジュネーヴ郡文化部、メイラン市、プロ・ヘルヴェティア
スイス文化財団、ロトリー・ロマンド、メイラン市文化・スポーツ・社会事業推進財団、ハンス・ヴィルスドルフ財団、レーナールト財団
後援:スイス大使館
※テアトロ・マランドロはフォロム・メイラン劇場のレジデントカンパニーです。

Frank WEDEKIND texte
Omar PORRAS mise en scène et adaptation
Marco SABBATINI traduction et adaptation
Interprétation :
Sophie BOTTE Madame Gabor, Ilse et une jeune fille
Olivia DALRIC Madame Bergmann, La Directrice et une jeune fille
Peggy DIAS Frau Schmidt et une jeune fille
Alexandre ETHEVE Hans et Herr Hungergurt
Adrien GYGAX Otto et Monsieur Gabor
Paul JEANSON Melchior
Jeanne PASQUIER Wendla, Frau Knuppeldick et une jeune fille
François PRAUD Moritz et le Pasteur
Anna-Lena STRASSE Martha et Frau Habebald

Jean-Baptiste ARNAL assistant à la mise en scène
Fabiana Medina assistante à la mise en scène (tournée)
Alessandro RATOCI compositeur
Amélie KIRITZE-TOPOR scénographe
Irène SCHLATTER costumes
Amandine RUTSCHMANN assistante costumes
Samantha LANDRAGIN, Julia STUDER stagiaires costumes
Cécilia MOTTIER couturière
Véronique NGUYEN perruques / maquillage
Julie DURIAUX Assistante perruques / maquillage
Olivier LORETAN directeur technique
Jean-Marc BASSOLI régisseur plateau
Emmanuel NAPPEY création son
Mathias ROCHE création lumière
Laurent BOULANGER accessoires
Florence CRETTOL administratrice
Sara DOMINGUEZ communication
Lucie GOY logistique
Rosangella ZANELLA comptabilité

SPACにきたのははじめて。グランシップ内にあるのですね。
グランシップもいろんなイベントでにぎわっていました。
東静岡で降りたのも初めて、改札の前が異様に広々として
いるんですけど。。これからいろいろできるようですね。

SPACは1階ロビーに演劇関係の本棚があり、ご自由に
読めるようになっていました。私もちょっと読書。
2階にあがると喫茶コーナーと客席への入り口。
SPACの会員になればドリンク一杯無料なのですね。
私もこちらに住んでいれば加入するのですが。。SPAC 
Tシャツ着ていてもドリンク無料でしたっけ?
客席・舞台の外壁は円筒形の煉瓦、建物の中に建物が
すっぽりはいっているという感じでしょうか。
客席も円形になっており、円の一部が切り取られて舞台
につながっている形です。
そして座席の番号付けが見たことがないパターン!
最後列がA列でした。私が座ったK列は前から3列目、
ちょっとびっくり。3列目は舞台とほぼ同じ高さでとて
も見やすく感じられましたね。

舞台の上には廃墟のような壊れた?コンクリートっぽ
い壁(というか枠)、そして床には土。壁にはムンクの
叫びのような落書き。
外国の劇団なので言葉はもちろんわかりません。字幕が
舞台の上にはいります。フランス語上演日本語字幕。
何かのシルエットで含蓄深そうなダンスがあったかと
思うと、子供たち役のキャストはは裸足で土の上に出て
くるのでした。
照明を暗くしてほとんどシルエットのようにしたシーン
とか暗転が多いのにはちょっとびっくり。全般的に暗く
おどろおどろしく退廃的な雰囲気で、ずっと悪夢の中に
いるように感じられましたね。
大人役は靴をはき、子供は裸足、だんだんコスチューム
が土に汚れていくのです。土があるかと思えば頭上から
は水、そして紙を燃やして火と様々な自然の要素が舞台
の上に登場。
学校や家をひとつのシーンで描いてしまったり、映画の
吹き替えを模したシーンもあり、暗い中で区すっと笑わ
せるようなところもあり。
自殺シーンの後では土の上に小さな十字架たてまくり。
最後はキャストが全員カツラをとって子供から大人に変
身?ちょっとカタルシスっぽい感じでしたね。

終演後に演出のオマール・ポラスさんとと宮城聰さんに
によるアーティスト・トークがありました。
観客からのQを終演後に紙で受け付けてそれにオマール
さんが答える形。

Q:前の作品は仮面劇でしたが、今回仮面をつけないで俳
 優に演じさせるきっかけは?

A:確かに今まで多くの作品でマスクをつかっていた。
 異なったテクスチャをさがし、より現実に近いものをも
 とめてみた。思春期について話すときはマスクというも
 のをはずすべきではないか

Q:この作品が書かれた時代とは違って現代は性教育が十
 分に行われているが、この現代にこの作品をとりあげよ
 うとした理由は?

A:19世紀にかかれたものだが、欧州で初演したときも現
 代性を帯びている作品であると感じた。教育における
 タブーが多いというのが現実。それが若者の自殺とい
 うものにつながっていると思われる。
 前の作品でも子供の教育の中で宗教や家族がどのよう
 な役割を果たすかが課題であった。それゆえ、現代で
 も非常に深く心にふれるのである


Q:現代でもタブーはなくなっていない?

A:たしかにタブーは存在しているとおもう。
 ネットやTVで情報にアクセスできる状況で逆にタブー
 が強くなってしまっている。現代の家族関係にみられ
 る、 自由すぎるというものがより物事を複雑にして
 しまっている。この作品をフランスでたくさん上演し
 た。子供たちが実際にみて、家で自分が感じているこ
 とに近いと一体感を持っている子が多かった。


Q:壁に書いてある絵と文字について

A:この作品は若い俳優たちと作った。若さが必要として
 いる反骨をあらわしたいと思った。落書きはインター
 ネットでみつけたものだが、絵はムンクの叫びを元に
 したもの。文字は若者が感じる苦しみを表している。

Q:(俳優の方に質問)
 靴を履かない作品は欧州では珍しいのではないか。
 靴をはいている俳優とはいていない俳優、大人と子供
 をわけるため?何かほかの意図があるのか?

A:(だるでぃっく)
 靴をはくかどうかで議論が交わされた。土も最初から
 ではなく、作品を作っていく中でできて行った。
 そこで靴をはくかどうか、、子供と土はつながりが強く、
 砂場をイメージしている。大人は靴をはいている。
 子供たちはこの作品の中で足が白いきれいな状態で登場、
 土に触れるなかでグラディエーションのように色が変わっ
 ていく。
(監督)
 演劇においてはひとつひとつに深い意味がある。
 靴を履く資格がないといけない。
 裸足であるのは母親のおなかにいるのとおなじ。
 土は大地、母のようなもの。

Q:芝居はどのようにして作られていったのか?

A:最初から配役が決まっているわけではない。まず
 全員が台本を覚える。インプロビゼーションをして
 いって配役が決まっていく。最初に作品の雰囲気、
 空間を探した。どういうふうに歩くのか、何を着るの
 か、どのように動くのか。最初に子供たちがきまり、
 次に大人、これは非常に興奮する作業。
 最後の数週間で通し稽古をする。通し稽古をするなか
 で作品の種が生まれる。

Q:この作品では赤を象徴的にみせるために他の色を考
 えていたように見える。赤にどのような意味を持た
 せたかったのか。

A:演劇において、色は存在感が強いものだと思う。
 とくに私の演劇は強い。作品を作るときに絵画から
 インスピレーションを得る。
 最初は土がなかった、壁も色がなかった。俳優たち
 に色を持ってくるようにといってあの色になった。
 舞台を画家のアトリエと考えてやっている。
 最初に白、壁の上からパウダーの白、白い色の対比
 で黒土。赤は生命であり、血、情熱である。

Q:原作からカットした部分があったら、その部分と意
 図を教えてほしい。

A:まず赤い文字。
 「人生というものは楽しい苦しみ」だと思っている。
 原作をカットしたわけではない。編集する作業はし
 たかと思う。両親がいて先生がいて判決をする場面、
 ピアノの歌につながっていく場面、すぐに子供たち
 があらわれるところは6ー7つの話を凝縮した形で
 表現している。墓地で家で学校でもある。
 異国に追放するような判断をするわけだが、この作
 品独特の複雑さを統合することで、この作品がもっ
 ている詩的な側面をあらわせたのではないか。





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