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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:恐れを知らぬ川上音二郎一座 日時:2007年11月11日18:30-21:45(途中休憩あり) 劇場:シアタークリエ 料金:12000円 座席:9列10番 作・演出:三谷幸喜 川上音二郎 ・・・ ユースケ・サンタマリア 川上貞 ・・・ 常盤貴子 助川タエ ・・・ 戸田恵子 伊達実 ・・・ 堺雅人 甲本与之助 ・・・ 堺正章 津田山蔵人 ・・・ 浅野和之 飯尾床音 ・・・ 今井朋彦 伊東カメ ・・・ 堀内敬子 大野熊吉 ・・・ 阿南健治 小村寿太郎 ・・・ 小林隆 ホイットモア夫人 ・・・ 瀬戸カトリーヌ 野口精一 ・・・ 新納慎也 綿引哲人 ・・・ 小原雅人 ヘンリー・アーヴィング ・・・ ベーカー・ウィリアム・ヒュー 今から108年前の明治32年。役者兼演出家兼プロデューサー兼劇団主催者の川上 音二郎は、妻の貞奴や劇団員を連れてアメリカ巡業の旅に出ます。言葉の通じない異 国での公演は悪戦苦闘の連続。挙句に悪徳マネージャーに 金を持ち逃げされ、まさに踏んだりけったり。ボロボロの状態で辿り着いたボストンの 街で、音二郎が目にしたのは、イギリスの名優ヘンリー・アーヴィングが演じる「ヴェニ スの商人」。大入り満員の客席に、音二郎は決意します。「よし俺たちもこれをやろう!」 そして彼らは、なんとたった一晩の稽古で、日本版「ヴェニスの商人」をでっち上げてし まうのです。観客はどうせ外人だからと、台詞もデタラメ。言葉に詰まったら「スチャラ カポコポコ」で切り抜けようという、はっきり言って無茶苦茶な公演。音二郎一座、起死 回生のこの舞台、果たして成功するのか? 「恐れを知らぬ川上音二郎一座」は、この驚愕のボストン公演(実話です)のエピソードを 基に、明治の破天荒な演劇人川上音二郎と、彼の妻で日本の「女優」第一号となった貞との 夫婦愛を描く、愛と勇気と喝采の物語です。 -------------------------------------------------------------------------------- Staff 作・演出 ・・・ 三谷幸喜       美術 ・・・ 堀尾幸男 照明 ・・・ 服部基 衣裳 ・・・ 黒須はな子 音響 ・・・ 井上正弘 ヘアメイク ・・・ 河村陽子 邦楽 ・・・ 杵屋五七郎 鳥羽屋長秀 音楽 ・・・ 荻野清子 プロダクション・アソシエイト ・・・ 佐藤万里 舞台監督 ・・・ 松坂哲生       宣伝美術 ・・・ タカハシデザイン室 CGオペレーション ・・・ Studio Gumbo       プロデューサー ・・・ 小林香 小嶋麻倫子 スーパーヴァイザー ・・・ 宮崎紀夫       製作 ・・・ 東宝 シアタークリエ杮落とし公演。 ところどころ笑いはでるけれど、ぬるい。時間の経つのがのろい。 ながすぎ。川上音二郎なんてとんでもないひとを対象にすると ほんとのことを何かいてもうそ臭くなってしまうので、 逆に戯曲のうそが映えないんだと思う。 ショーマストゴーオンをすごく薄く作ったという感じでしょうか。 最初の講釈によって1幕最後までいってみてもおもしろかったろうに。 劇中劇はともかく、後日談を省くだけでももうちょいましになった だろうに。ちなみに川上音二郎のことを知りたかったら 異國遍路 旅藝人始末書  がなかなかよろしい。 おっぺけぺー節もCDで出ているので聞くと面白い。 ちなみに劇中で「音二郎は初めて国外で公演をした」といってました? 「演劇」だったのか「公演」だったのかはっきり覚えてないの。 「公演」ならば間違い。もっともまえから曲芸団がいっぱい出ていってる。 当時は日本の文化で世界に誇れるものは曲芸で、演劇は言葉の 壁などがあってだめだめだったのです。 それにしても川上音二郎って友達にしたくないやつの上位に くるよなあ。絶対回りじゅうに迷惑かけて、自分は気がつかない。

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題名:ワールド・トレード・センター(WORLD TRADE CENTER as in Katakana)
日時:2007年10月28日14:00-?
劇場:下北沢ザ・スズナリ
料金:前売3300円
座席:D-8
作・演出:坂手洋二
出演:
 中山マリ、川中健次郎、猪熊恒和、大西孝洋
 江口敦子、樋尾麻衣子、向井孝成
 久保島隆、杉山英之、小金井篤、秋葉ヨリエ
 阿諏訪麻子、安仁屋美峰 
 高地寛、伊勢谷能宣、嚴樫佑介
 西川大輔、吉成淳一、武山尚久、鈴木陽介
 小宮孝泰・ED VASSALLO
美術・衣装:伊藤雅子
照明:竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響:島猛(ステージオフィス)
舞台監督:森下紀彦
演出助手:清水弥生・坂田恵
イラスト:沢野ひとし
宣伝意匠:高崎勝也
制作:古元道広・近藤順子
Company Staff:鴨川てんし・宮島千栄・桐畑理佳・内海常葉・樋口史・久保志乃ぶ
概要:(公式Webより)
 たった一日で世界が変わるわけないじゃない。
 2001年9月11日、あなたは何をしていましたか。
 もしもその日、マンハッタンにいたとしたら、どんなふうだったと想像しますか?
 知っているのは、あなただけでいい。
 決して報道されることのなかった、その日の出来事。
 『天皇と接吻』から8年、アメリカと日本の「現在」が交錯する。


WTCに飛行機がぶつかったその日を描いた作品です。
WTCが見える場所にある、新聞を作っている日系企業の編集室でのお話。そのため
NYを描きながら出演者はほとんど日本人でも違和感がありません。取材にいって後
遺症をかかえるとか沖縄にたとえるのはなるほどと。養子が現場にいてそれを探しに
いく形を通して人種や親子など米国の他の問題も盛り込んでいます。消防士はたい
へん、ブッシュは逃げ回ってスピーチをしています。
メディア持っているほうが情報操作ができる。米国の痛みは世界に伝わりますが、
米国が爆弾落としているところの痛みは世界に伝わらないという非対称。
情報がなくてニュースを聞いていたやつから国際電話の方がよい
なんだか微妙な展開ですね。米国が悪いとも、米国がすばらしいとも言ってません。
アメリカはずるいと言いたい?ずるいと言わずにずるさを出している感じ。
キャストの中に米国人がひとりだけ。BW公演のAwake and Singに出演していたのだ
そうですが、見たのに思い出せません。
後日談があってそこで拍手。でもその後にラブストーリーがあるのです。

しかしなぜいまごろ?もうちょい早くできていれば公演じたいにもっとインパクトがあっ
たでしょうに。途中でワークショップのシーンがあり、段ボールに皆ではいってしまい
ます。なにを意図しているのかいまひとつ伝わってきませんでした。

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題名:中西和久のエノケン
日時:2007年10月6日19:00-20:45
劇場:紀伊国屋ホール
料金:前売り4500円(招待券)
座席:P列15番(後方通路側)
作・演出:ジェームス三木
舞台美術:妹尾河童
出演:中西和久、隈本吉成 、黄英子 、渋沢やこ
  長戸綾子、小河原真稲 、井上思麻 、海浩気
  まんたのりお 、ズッカーマン明子 、ヤビマーヤ

音楽劇と書いてありました。
舞台の左にはベースとピアノ、右にはバイオリンにトロンボーンなど。
ピアノとベースから始まって、キャスト全員による合奏で幕が開きます。
しかし、、、へたくそ、リズムも音もずれまくり。
まあ役者が下手なのは愛嬌にしても、楽しそうじゃない。
いっぱいいっぱいでやっていてどうにもはいりこめない。
オープニングくらいはしっかりれんしゅうしといてくれよー。
物語はエノケン役の中西氏の一人語りで進みます。
そこにダンスやちょっとした役者の絡みがあるという感じ。
「おーい中西でてこい!」で本物のエノケンが文句つけてる
という設定から始まるんですが、なんちゅうかあまりにくさすぎ。
エノケンの半生がほとんど語りのみで描かれるわけです。
非常によく知った曲がたくさんでるので、脚本としては悪くない
出来だと思う。でもこの劇場の中で座長が一番楽しんでいて
それが客を巻き込んでいない、拍手をしようにもためらわれるような
場面が多くなんといいますかという雰囲気。これがもっと小さい
劇場でファンばかりであればまた違ったことでしょう。
あとでふと気がついたのですが、この作品は形を変えた大衆演劇
なのではないかと。座長に惚れている人が見ればよい作品
でしょう。そうでないとなんちゅー独りよがりなという見方しか
できないような気がします。
大道具は書割をぱたぱた置き換えて場面を変えるものでした。
それにしても公演期間が3日間というのは興行として儲けることを
考えていないように思えます。

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題名:憑神
日時:2007年9月16日12:00-15:00(途中休憩あり)
劇場:新橋演舞場
料金:1等12600円
座席:1階2列24番(2列目センターブロック)
原作:浅田次郎(新潮社刊)
脚本・演出:G2
美術:金井勇一郎
照明:高見和義
音楽:佐藤史朗
音響:井上正弘
衣裳:前田文子
殺陣:諸鍛冶裕太
所作指導:中村光江
演出助手:山田美紀
舞台監督:青木義博
制作事務:前本のりこ
出演:
    中村橋之助、鈴木杏、升毅、デビット伊東、葛山信吾、
    藤谷美紀、秋本奈緒美、野川由美子、螢雪次朗、
    笠原浩夫、初嶺麿代、福田転球、大月秀幸、及川直紀、
    小松利昌、中村橋弥、関秀人、園岡新太郎、陰山泰、
    コング桑田

1階はほぼ満員、2回はサイドがあいているかんじかな。
映画がおもしろかったので見にいったのですが、うーん。
非常に濃い人たちを配役した割には使い方がもったいない。
死神役の鈴木杏は単にでてるだけ。説得力のないシナリオ。
オープニングで派手な立ち回り、途中で軍艦による海戦の解説
など映画に比べて追加されてますが、なんかとってつけたみたい。
そのくせ、つじつまあわせをしゃべりで解説してしまうところが何箇所も。
疫病神って宿替えで遷るんだっけ?
死神が恋してしまうところがまるでわからん。
兄貴がどーしよーもないやつとして映画では描かれていたのですが
この芝居ではじつはちょっといいひと。
エンディングに向けての死に様確定も無理がある。
なんちゅーかすごく散漫な演出なんですね。
花道とか盆もほとんど使ってないかんじ。
橋之助特別公演とか銘打って新宿コマでやっているならまだしも
演舞場でやるのはなぜーとかおもっちゃった。
まあチケットがディスカウントして売られているのもわかります。
食事の写真は演舞場内の食堂での昼飯。
今月の幕の内、松茸ご飯つきで3500円でした。
なかなかおいしいのだけれど高いなあ。

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顔
題名:劇団☆新感線2007年夏休みチャンピオン祭り『犬顔家の一族の陰謀~金田真一耕助之介の事件です。ノート』
日時:2007年8月26日12:30-15:40(途中休憩あり)
劇場:池袋サンシャイン劇場
料金:S席9500円
座席:15列14番(横通路から3列後ろ、センターブロック左より)
劇団:劇団☆新感線
出演:
   金田真一耕助之介(かねだしんいちこうずけのすけ):宮藤 官九郎 (探偵で脚本家の役)
   太郎子(たろこ):木野 花
   柴子:村木 よし子
   助比代(すけぴよ):礒野 慎吾、
   次郎子(じろこ):高田 聖子
   ロベール:古田 新太
   助垂(すけだれ):河野 まさと、
   エマニエル:保坂 エマ
   三郎子(みろこ):山本カナコ
   大(まさる):池田 成志、
   助焦(すけこげ):右近 健一
   ちわ子/大地マヤ:中谷さとみ、
   助佐衛門助介(すけざえもんすけすけ)/犬滝神官:橋本じゅん、
   野見山玉男(のみやまたまお):勝地 涼、
   粟館弁護士:粟根 まこと
   小松巡査:小松 和重 

ネタばれあり。











本線が犬神家の一族に八墓村とデスノートフレーバーをつけたもの。
デスノートはサブタイトルにちゃんと書いてありました。
それにパロディソングとして、オペラ座の怪人、キャッツ、コーラスライン、
エリザベート、ドリームガールズ、など。
オープニングはなんとシャンデリアがあがっていくのです。
そして引き戸?みたいな半透明鏡の前後で歌う怪人と歌手。まんまですな。
怪人はなんと犬、「オペラ座の飼い犬」という劇中劇で、そこからは
犬が集まってキャッツのパロディ、そしてシルクハットを使って ワン! へと
つないで行きます。その間の曲が何のパロディかわかりません。聞いたこと
あるような曲なんだけどなあ。
ミュージカルファンの私としては爆笑の連続。そこからはストレートプレイ
になりまして、殺人事件の調査。遺産争いの結果?おきる殺人事件を
金田真一(きんたまいちとよく呼ばれていた)が調べあげていくのです。
事件があると現場まで走る、客席におりて後ろから出て行くので私のすぐ目の
前を通っていきました。
一幕エンディングは裏山?にある露天風呂、男女二人ではいっているはずが、
蛇口が、風呂桶が、木が、石灯篭が、体重計が、実は人間!トランスフォーマー
尽くしで大笑い。でもトランスフォーマーがいなくなってからがこの舞台の
一番の見所、「お湯にのぼせる」、この歌は、なんと、『闇が広がる+いい湯だな』
歌詞もポイントポイントで、終わった、何もできない、座るんだ、あがる時、さまよう、
などうまくあわせているのでいかにも似ている雰囲気を醸し出しています。
そして振り付けも風呂場の中の動きなのに、ルドルフとトートが密着して動くシーン
を見ているかのよう。いやあすばらしい仕事です。
このシーン見れば、今回の舞台の半分はみたも同然かも。

幕間に客席でぐだぐだしていたら、舞台上にライブ映像といってなにやらピンクレディ
の歌らしいものが流れてきました。あわててロビーに飛び出したら、保坂・中谷コンビで
ロビーでピンクレディメドレーを歌っていたのでした。罰ゲームですか?
めずらしい回にあたったんですねえ。ロビーはぎゅうぎゅうまんいんで身動きできない
くらい。ちょっとだけ横から見ただけなのですが、まあよしとしましょう。

後半は犬顔家のたたりの由来の物語、桃太郎+西遊記+猿蟹合戦+泣いた赤鬼+花咲爺
という代物でかなりブラック。裏切りにつぐ裏切りで呪いが蓄積していくわけですな。
たろこ、じろこ、みろこによるドリームガールズなど見所もあり。
途中でデスノートの死神が出てきて歌ったり、金田のノートにメモしたとおりに
人が死んでいったりというネタが出てきたりします。
舞台から飛び出してのおいかけっこ、ロビーから楽屋を回っての舞台をハンディカメラ
で撮影して舞台でライブ上映するなどという試みもあり。
最後の真相解明はなかなかおばかな決着となりました。私としてはこっちの馬鹿話
パロディ路線が大好きなので、ぜひとも継続してほしいものです、
もうちょいミュージカル色強ければミュージカルファン全部に必見と言えるですけど
ねえ。もちろん新感線ファンでミュージカルファンならば必見です。皆さん見ましょう。

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