今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:空中ブランコ 劇場:東京芸術劇場 中ホール 日時:2008/05/04日17:05-19:43(途中休憩あり) 料金:8800円 座席:1階E席14番(5列目センターブロック左から2つめ) 原作:奥田英朗(文藝春秋刊) URL:www.duncan.co.jp/web/works/080401-bulanko.html 脚本:倉持裕 演出:河原雅彦 出演:宮迫博之、佐藤江梨子、坂元健児、高橋由美子、小林高鹿、 永山たかし、上山竜司(RUN&GUN)、汐崎アイル、FLIP-FLAP 太田緑ロランス、中島徹、G-Rockets、今奈良孝行、 ぼくもとさきこ、川原正嗣、吉田メタル(劇団☆新感線)、 酒井敏也、尾藤イサオ 原作がすきなのと、サーカス芸が舞台で見られるということで興味を持って 見にいきました。ほんとに舞台上で空中ブランコするの?という興味も あったりして。 オープニングのサーカスシーンはG-Rocketの出番、中国雑技団のにおい、 天井から下がった布に絡まってくるくる落ちる芸やラートなど。 そして空中ブランコでは、、、そのままキャッチできずに下にどすん。 引退して裏方に回っている役の尾藤イサオさんは楽屋におちてるクラブで さりげなく3カスケードからフラットへ。さすがかつて江戸太神楽を修行して いただけのことはあります。 伊良部役の宮迫さんの怪演が光ってました。これで太っていさえすれば 原作のまんまと言った感じ、すげえやなやつです。巨乳看護婦役のサトエリも そのまんま、ぶっきらぼうな巨乳でしたよ。巨乳を強調するコスチューム なので思わず目がそちらへ。。。 FLIP-FLAPは初めて生でみましたが、かわいいですねえ。きっちり演技も してました。高橋由美子もきっちりとした演技。 サーカス練習風景では3ボールカスケードを教える姿あり。動物が逃げ出す シーンでは布を使って捕まえるという形にして、本物も着ぐるみも出さずに うまく処理していました。 エンディングはサトエリが宙で回転するというパターンからG-Rocketによる 2本フープのダンス、スタッフやポイのパターンに似ている振り回し方です。 そして最後のの空中ブランコシーンでは、公平役の坂元さんがブランコ からきれいに飛んだところで暗転。なるほどこんなパターンもありか、と 思いましたがやはりきっちり飛んでほしかったなあ(まあ無い物ねだりですけど) カーテンコールではキャストが何がしかのジャグリングアイテムをもっての ご挨拶、ディアボロ、クラブ、ボール、シガーボックスといったところでしょうか。 物語と関係ないところで芸を見せられてもいまひとつぱっとしないですねえ。 原作は、ストレスとそれへの癒しという物語なのですが、舞台でもそれを うまく表現していました。最後はちょっと泣けたりして。いわゆるウェル メイドというやつですね。かなり出来の良い舞台だと思われます。チケットの 価格の高さを気にしない人は見るべきでしょう。 PR
題名:レベッカ
日時:2008年4月13日13:30-16:30(途中休憩あり) 劇場:シアタークリエ 料金:12500円 座席:11列中央 客席ほぼ中央。客席は満員。 証明は暗く、たしかにクンツェの曲調ですね。でもなんだか 抑揚がない。どれも歌い上げる感じでメリハリにちょっとかける。 物語はまるで「ダンバース夫人物語」と名づけたいほどダンバース夫人 を中心に回ります。ダンバース夫人は怨念が感じられていてとてもよい。 当初のシンデレラストーリーはちょっと唐突。 マキシム良い声なんだけど、後ろめたいという面がいまひとつ 見えない。謎もちょっと唐突。推理小説のパロディに見える。 なんとなくぶちぶち途切れている感じか? 後半になってマキシムの殺人告白から物語が進み始めました。 私がなんとかしなくちゃと豹変するヒロイン。 部屋の模様がえからはじまって、なにやら企みを催します。なんだか 告白のところを冒頭のシーンとして刑事コロンボといったテイスト? ベンはなんだかかわいそでいいけれど。仮装舞踏会で通常のドレスアップするのって仮装舞踏会はきちがえてませんか? ゴルフで上流階級の歌があるけれど、ちょっと上流階級に見えない。 アンサンブルにも座礁した船を助ける歌とか、召使は働くしかない?と いう歌とか見せ場があります。 しかしダンバース夫人が最後に館を燃やすのは唐突? 題名:きみがいた時間 ぼくのいく時間 日時:2008年3月29日19:00-21:30(途中休憩あり) 劇場:サンシャイン劇場 料金:6300円 座席:1列目右から2番目 出演:上川隆也、西山繭子 西川浩幸、坂口理恵、岡田達也、岡内美喜子、青山千洋、 温井摩耶、三浦剛、筒井俊作、左東広之、渡邊安理、阿部丈二、小林千恵 ストーリー:(公式Webより) 住島重工の研究員・秋沢里志は、海外派遣留学を終えて、5年ぶりにニューヨークから帰国する。 空港で待っていたのは、5年前に別れたはずの恋人、梨田紘未(ひろみ)だった。自分の帰りを 待ち続けていた紘未に、里志は激しく心を動かされる。一方、里志は住島重工の子会社P・フレッ クで、新しい機械の開発に携わることになる。それは、物質を39年前の過去に送り出す機械、ク ロノス・スパイラルだった。最初の実験の日、里志の元に電話がかかってくる。紘未がトラックに撥 ねられ、病院に運ばれた……。 キャラメルで初のインターミッションを経験。SFが原作の舞台で、短編を引き延ばした感じなのですが、それがかえってSF者には違和感を感じさせる筋書きの部分がありました。短編がつながっている原作ではガジェットにより、色々とうまく処理してありましたね。 基本線は昭和へのバックトゥーザフューチャーものです。大阪万博時代に戻りそこから歴史を操作しつつ現代まで。キャラメルらしく、ほのかに甘く最後に泣けました。
題名:キル
日時:2008年1月19日19:00-21:30(途中休憩あり) 劇場:シアターコクーン 料金:S席9500円 座席:1階F列9番(1階9列目左ブロック通路より) 劇団:野田地図 出演: テムジン:妻夫木聡 シルク:広末涼子 結髪:勝村政信 人形:高田聖子 フリフリ:山田まりや J・J:村岡希美 案内ガイド/ヒツジ・デ・カルダン:市川しんぺー 旅人ポロロン:中山祐一朗 イマダ/蒼い狼:小林勝也 トワ:高橋惠子 バンリ/真人バンリ:野田秀樹 作・演出:野田 秀樹 美術:堀尾 幸男 照明:服部 基 衣裳:ひびのこづえ 選曲・効果:高都 幸男 ステージング協力:謝 珠栄 ヘアメイク:河村 陽子 舞台監督:瀬崎 将孝 プロデューサー:北村 明子 提 携:Bunkamura 企画・製作:NODA・MAP ストーリー:(公式サイトより) 羊の国(モンゴル)の洋服屋の息子テムジンは、父の憎しみを受け成長するが、父はファッション 戦争に敗れ命を奪われてしまう。そんな父の遺志を受け継ぎ、祖先の名を冠したブランド「蒼き狼」 による世界制覇の野望を抱き、羊毛の服で大草原のファッション界を制していく。 そして、腹心・結髪の仲介で絹の国(中国)から来た娘シルクと恋に落ちるが、シルクは絹の国に 連れ去られてしまう。怒ったテムジンは、祖国の羊を焼き捨て、敵国に攻め入りシルクを奪い返す。 やがて、妻となったシルクに息子バンリが誕生し、父と同じ宿命を背負ったテムジンは、 今度は自分が息子にとって代わられる恐怖に襲われるようになる。 しかし、その後も外征を続け、ついに世界制覇の夢が達成するかに見えた時、 西の羊(西洋)の地から、「蒼い狼」という偽ブランドが出現し、「蒼き狼」の 行く手を阻む。その制圧に遣わしたはずのバンリは消息を絶ち、新たなデザイン さえも「蒼い狼」に盗まれ追い詰められるテムジン。 果たして「蒼い狼」は一体誰なのか? バンリなのか? 腹心の裏切りなのか? 愛憎が渦巻く果てに、ついに「蒼い狼」が姿を現わし、「蒼き狼」との最後の戦いが始まる・・・・・。 初演を見ています。もう14年前?! 斬る、着る、生きると、制服-征服など言葉遊びがモチーフの根底にある作品です。 白い布がかぶさっている舞台、客席に向かって下っている形状。 布が引かれて、真ん中の機械ミシンが動き始めて開演。 オープニングは皆さん声がかすれていてどうなるんだろうとちょっとどきどき。 今までの舞台の疲れが出てるんですか?舞台転換のための蝋人形ぶりはなかなか きっちりきまっています。勝村さんはかなり高いテンションで快演、これで舞台が かなりしまっていました。だけど初演はもっと濃かったような気が。。 広末さん、ほんとにきれいですねえ、しかもほんとに馬鹿みたいで演技もばっちり。 テムジン役の妻夫木さんも初々しくてなかなかとばしていますが、おぼっちゃま という雰囲気かなあ。野田さんの子供はもうつらすぎるかも。 最後は青い布で舞台を覆って終演。 初演を見たときは最初から最後までテンション高くて見ていて疲れたのだけれど、 今回は気楽に見れました。演出はあまり変わってないように思われるのですが、 全体として短くなってます? 言葉遊びが減っている感じ。 どうやら言葉のダブりが相当削られているようです 題名:KANADEHON 忠臣蔵 日時:2007年12月8日13:00-15:40(途中休憩あり) 劇場:世田谷パブリックシアター 料金:S席6000円 座席:1階I列7番(1階左ブロック右側) 脚本:石川耕士 演出:加納幸和 出演: 加納幸和 水下きよし 原川浩明 溝口健二 山下禎啓 植本潤 桂憲一 八代進一 大井靖彦 北沢洋 横道毅 嶋倉雷象 高荷邦彦 各務立基 秋葉陽司 松原綾央 磯村智彦 小林大介 美斉津恵友 堀越涼 谷山知宏 丸川敬之 二瓶拓也 よくこれだけの長さに見事にまとめたものです。 歌舞伎のエッセンスが全てはいっている感じ。 それでいてどこを省略したの?と悩んでしまうような出来。 歌舞伎に対する深い愛情なくしてはこの舞台は作れなかったでしょう、。 |
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