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題名:Chanti Gregorien Assumptio
日時:2008年8月13日20:35-22:15
劇場:Cathedrale Notre-Dame de Paris(パリ)
料金:18EUR(1EUR=170JPY)
座席:教会センターブロック左端12列目あたり
出演:
  NORTRE-DAME DE PARIS GREGORIAN ENSEMBLE
Soprani:Cecile A Chille, Emmanuelle Campana, Cecile Dalmon, Eugenie De Mey
Alti: Raphael Mas, Lucile Richardot
Cornemuse Medievale:Justin Bonnet
Flute Medievale: Emmanuelle Campana
Vielle Medievale: Sylvain Dieudonne
Grand-Orgue:Jean-Pierre Leguay
演出:Sylvain Dieudonne
番組:
  Cantiga instrumental 390: Sempre faz
Grand Orgue: Improvisation
Introit trope: Vocibus altissonis...Gaudeamus
Conducts a deux voix: Ave maris stella
Cantiga: Virgin madre gloriosa
Grand Orgue: Improvisation
Graduel - organum duplum: Benedicta et venerablilis
Grand Orgue: Improvisation
Cantiga: Muito foi noss
Drama liturgique: In annuntiatione
Conductus a deux voix: Ave tuos benedic
Grand Orgue: Improvisation
Cantiga: Todos con alegria



たまたま滞在期間中にコンサートがあることがわかったので行って
みました。ノートルダム大聖堂の真ん中の座席は後ろの方まで埋まり、
左右はがらがらという混み方です。
最初に10分程度スピーカーによる説教(解説?)がありました。
それからどこからともなく合奏が聞こえてきて、、楽団が後ろから
入場してきました。くびれのないバイオリンみたいな楽器、横笛、
片面の比較的大きな太鼓(直径50cmくらい?)、バグパイプ、に
よる四重奏です。教会の残響の長さと相まって不思議な雰囲気を
醸し出します。次はパイプオルガンによる即興演奏、むむ後ろに
あったのか?前にある小さなパイプオルガンにしか気がついて
いませんでした。昨日きたとき保守していたのでてっきりこれで
弾くとばかり。。教会の後ろの端にあるオルガンは大きくて、
教会全体を音で満たします。なんというか不協和音の連続
で不安を増大させるような音色です。何か責められているみたい。



次はテナー独唱からはじまりました。教会全体が全く別の色で
満たされた気分になります。突然中世にタイムスリップした感じ
もします。残り5人が合流し、見事なハーモニー。ゆったりした
メロディが体に沁み込むようです。ここは伴奏なし、というか
伴奏のある番組はわずかで、ほとんどが合唱のみでした。
次は女性二人によるハーモニー、これまた別の色が見えるみたい。
Virgen Madre Gloriosa はアルトひとりに伴奏付。また雰囲気が
かわります。
次はまた6人による合唱、何か見たことがある雰囲気だと思ったら、
映画の「薔薇の名前」を思い出していたのでした。
このあたりで買える人がちらほら。
Muito Foi Noss では笛、太鼓と歌、リズミカルなテンポが刻まれて
なんだかアンデス民族音楽を聴いているかのよう。そういえば、
他の曲にはケルトの雰囲気を漂わせるものもありました。
In annuntiatione は歌い手が3人出てきて、歌によって会話を
行います。振り付けもちょっとだけ。処女懐胎の物語を語っている
のです。Ave tous benedic は女性歌手二人、伸ばしながら節を回して
いるので日本民謡になんとなく似た雰囲気。最後のオルガンの演奏は
かなり力がこもっていて、まるで嵐がふりかかってくるような雰囲気。
終了時には大拍手。最後は全員の合唱・合奏で幕。
歴史的な建造物の中で時代を遡るような気持ちを味わえました。
このコンサートは7月8月は全部で7回上演されているそうです。
機会があればぜひ体験してみてください。


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