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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:私の恋人(あいじん)
日時:2010年1月5日19:35-20:50
劇場:東京芸術劇場小ホール1
料金:前売3500円
座席:2列目ベンチシート中央
構成・演出・振付・出演:近藤良平、黒田育世

私の前は座布団席です、後ろは床にいす、その後ろが階段状客席です。
舞台の高さは50cm程度、客席と舞台の間はかなりあいています。
上手奥にはテーブルと小物、下手には舞台の後ろにグランドピアノ。

冒頭は近藤さんが黒田さんを肩に担いで登場、近藤さんが出てきて前説と挨拶。
「きっちりつくってません」
「私の恋人(こいびと)の続編ですが、私の恋人(こいびと)では最後に死にました。
そしてその続きがこの舞台。途中で魚や鳥がでますが気にしないでください」
挨拶をしている最中に、黒田さんと近藤さんの体がうねうめ絡んで気がつくと黒田
さんは床の上におりていました。何か不思議な瞬間。
これはダンスステージというより、道具を使った2人遊びを脇から眺めている感じ
でした。一緒にぬいぐるみであそんだり、こものを撒き散らしたり。
そしてその合間にダンスがちょこちょこっとはいります。黒田さん、かなーり無邪気
な感じ。何度も着替え、近藤さんにいたずらしたり、近藤さんのピアノに合わせて
ダンスを踊ったり、だだをこねたり。
もちろんダンスはソロもデュオもあって、とりわけ二人が激しくからむクライマックスの
シーンは印象的でした。ふたりで同じ振付をしていても全然違うように見えますね。
黒田さんは大地に根が生えているようです。近藤さんはくねくね手足があらぬ方向
に向かっているような感じ。
印象深かったシーンはシュールなものばかり。近藤さんが舞台から飛び出してばっ
たり倒れた上に黒田さんがみかんを絞ってかけ、その上からみかんをばらまく、
小物・下着・服・ぬいぐるみをまき散らす、釣り竿でパンツをつって客席へ投げる、
覆面をしてダンス、近藤さんが逆立ちしたところをテープでとめる、でたらめ語?を
話してその翻訳のように詩を読む、ジェスチャーから言葉を当て辞書で意味を引き
それを読み上げる、それがいつのまにか言葉を身体で表現するに、、。
腸捻転のジェスチャーはうねうねw。毒殺、撲殺、刺殺とか恐ろしい言葉をかわいい
顔で明るく話してました。覆面をしたダンスはかなり興味深く、なんだか印象が相当
に違いました。ダンス鑑賞においても顔の表情からの情報がかなりのウェイトを占め
ているのだなあと感心。
客いじりは2回、ひとつはコートを着せて記念撮影、もうひとつはジェスチャーで
使っていたナイフを使ってスイカを割って食わせる。。なんでも季節外れなので1個
5000円もするのだそうで。私の目の前の席のお兄さんが食わされてました。ああ
私も食べたかった。
そういうわけでかなり興味深い舞台でした。

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