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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:義務
劇場:世田谷パブリックシアター
日時:2021年3月13日17:00-18:00
料金:4500円
座席:E列19(センターブロック右端)
劇団:イデビアン・クルー
振付・演出:井手茂太
出演:斉藤美音子 依田朋子 宮下今日子 福島彩子 後藤海春 酒井幸菜 
   小山達也 中村達哉 原田悠 井手茂太
音楽:原摩利彦
照明:齋藤茂男
音響:島猛
衣裳:堂本教子
美術:青木拓也
舞台監督:横尾友広
制作:days 立川真代
制作協力:alfalfa
宣伝美術:秋澤一彰

5割程度の入り?
前幕が真っ黒、そして開幕時には膝のあたりまでしか上がりません。
縦に細くひらひらする中幕から見える後ろ、そこに歩いている足が見えます。
皆真っ黒なコスチューム、背景も真っ黒、そして舞台を左右に歩いてます。
ノイズがはいった現代音楽っぽいBGMでちょっとずつ動きがずれたり、
そろったり。幕があがると真っ黒なコスに白いマスク。
照明も白かったのが、途中から真っ赤にそして色付きに、そこから音楽が
ダイナミックに変わり、動きも良く分からない度を増していきました。
ユニゾンの動きが多いのですけどもちろんそれだけではなく、
モデルウオークのようなものやら振付を無理やり教えている光景やら
途中でミラーボールがおりてきてダンス!
井手さん相変わらずよく動くデブです。素晴らしい。以前より一段と
貫禄ついている気はしました。そして時々小芝居のコント?
最後は縦のひらひら中幕が左右前後から押してきて三角形の中で五輪音頭。
井手さんの不思議な踊りでしたね。

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題名:横浜ダンスコレクション2021コンペティションⅡ
劇場:横浜にぎわい座 のげシャーレ
日時:2021年2月5日18:00-19:15(途中休憩あり)
料金:2500円
座席:最前列中央付近
番組:
  村上生馬 『胎内回帰』(ベストダンサー賞)
  中村たから 『セルフサービス』
  竹内春香 『AM0:01』 (奨励賞)
  島田幹大 『tangle』【映像】(奨励賞)
  杉本真耶 『皮膚の記憶』
  木村素子 『super dry』

コンペティションIIは25歳以下の新人アーティスト向けなのです。
新人賞といったところでしょうか。
各10分程度でいろんな種類のダンスが見られて興味深かった。

村上
最初の登場のインパクト大、出オチというか、立ってるだけで
不思議。照明が暗く、ほんとに胎内にいるよう、羊水の中で
泳いでいる?すごく細かい動きが多い。

中村
明るいストリップ?椅子が小道具だけど絡み少な目。
靴下上下脱いで下着すがた?顔からマスクはずすと雰囲気かわった。
顔が見える見えないで全体がかわって見えるものだと思った。
同じ動きだとおもうが

竹内堂
ノスタルジー?よくわからない。茶色のコスが原始人かと、
二人が組み合わさった動きは面白い。

島田
ここだけ映像による出場。地域センター練習場のような場所、
黒い幕が後ろに、なんだか某チャンピオンシップの予選映像
を見ているような気分。叩く、倒すといった暴力的な動きの
繰り返し、かなり単調に思えたのですがこれが良い?

杉本
舞台を一番端まで使ってダイナミックなダンス、バレエ出身
なのですね。いちばん普通なかんじ。

木村
扇風機とのからみ、これが渇いてしまうのね。

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題名:Knife
劇場:KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
日時:2020年12月6日13:00-14:10
料金:一般4800円
座席:D列13番(2列目センター近く)
演出:小野寺修二
出演:大庭裕介、梶原暁子、崎山莉奈、雫境、藤田桃子
   ミン・ヌヴァン、リウ・ジュイチュー、小野寺修二
美術:原田愛
照明:吉本有輝子 
音響:池田野歩
衣裳:武徳ドァンフン
舞台監督:岩谷ちなつ
解説:
セリフの介在しない舞台
このコロナ禍にあり、状況の近しさとして、モーパッサン著『脂肪のかたまり』に目が向きました。短編は、何を糾弾するでも倫理を正すでもなく終わります。数の力、人の意志の脆弱なこと、オセロの盤が一変するような。今回この小説から、着想を得ています。
ここのところ、実感が持てないことが通り過ぎ、せめてもの態度でわからないことをわからないと保留する日が続いています。昔、日本にきたフランスの騎馬オペラ「ジンガロ」で観たガチョウの群。僕の脳裏に鮮烈なイメージとして残るその群は、各々がその目の前の一羽に、疑いなく付いて進んでいるのでした。

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コロナ陽性発生のため、一週間遅れで会場をかえての開催でした。
キャスト・スタッフの皆様、どうもご苦労様でした。
まっくらな舞台、足が欠けて傾いた机に椅子。真ん中に扉。
全員真っ白な衣装を身に纏い、黒の中を動くのです。
どんよりしたBGMとあいまって悪夢の中の1シーンか
ダリの世界に紛れ込んだみたい。
扉から出てきたりひっこんだり、くるくるまわったり。
机を壁に変化させてそこをたたいたり、椅子を積んでみたり
椅子取りゲーム?バスに皆で乗り込んだかと思ったら
すごい運転でどたばたしたり。
偉い人の前にでるのをためらって皆でおしあっこ?
もっと偉い人にパスポートのようなものを
ためらいながら見せたり。全員で食卓をかこんだり、
会議をしたり、会議は踊ったり走ったり。そしてダンス。
最後はひとりだけ真っ赤な衣装を装着!
テーブルをひっくり返してそこに草が生えている中を歩み去ります。
なんだかマイムの技法を使った不思議な踊りで異世界を描いたようでしたね。

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題名:Where We Were Born
劇場:シアタートラム
日時:2020年11月1日14:00-15:00
料金:4000円
座席:舞台の長辺中央最前列
劇団:Co.Ruri Mito
振付・構成:三東瑠璃
テキスタイルモチーフ:亀井佐知子
衣裳:稲村朋子
音楽:中島千絵
舞台監督:筒井昭善、川口眞人(レイヨンヴェール)
照明:櫛田晃代
音響:牛川紀政
URL:http://rurimito.com/2020/ 
  https://setagaya-pt.jp/performances/201011corurimito.html#


長方形の舞台、その周りに2列に客席、総勢50席程度?満席ですが、
どこからみても近い構成。
劇場にはいると、長方形の舞台の端に人間団子が!お尻を外側に出して
人が密に組み合わさって団子をつくっているのでした。誰の頭も見えません。
ラグビーのスクラムを潰してもう少し立体的に丸くしたといった風情。
開演までその場ですこしずつうねうね動いていましたが、誰もみえません。
音楽が流れて団子が解けて動き始めましたが、必ず人と人がつながってうねうね。
人が別々に動くこともなく、飛び跳ねることもありません。
なんだか諸星大二郎の生物都市を見ている気分になってきましたよ。
薄暗い照明とあいまって、海の底を得体の知れない何者かが蠢いているよう。
人の上に人が乗り、妖しい組体操のようなものがなされたり、途中で停止の
タイミングがはいるのでますます海底組体操といった雰囲気。人の組み合わせが
混沌なので、それからさき何が起きるかわからない。もちろん目が離せません。
後半部分になって2-3人ずつ一瞬離れるシーンが出てくるのですが、そこでも
二人でひとつの物体のような気がしてますます生物都市。塊からほどけて
伸びてはまた固まる、そうこうするうちに舞台の端から端へ動いてまた戻る、
生命の神秘?こんな振付よく思いつきましたね(褒めてます)
衣装のモチーフからすると昆虫とか草花ということなのでしょうか?
エンディングも固まって終了。カーテンコールもなく、不思議な世界の余韻を
そのまま残して劇場をあとにできました。

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題名:「見えない/見える」ことについての考察
劇場:横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
日時:2020年10月17日14:00-15:25(途中休憩あり)
料金:土日料金7000円
座席:
[演出・振付・出演]森山未來
[キュレーション]長谷川祐子
[テキスト]
ジョゼ・サラマーゴ「白の闇」(翻訳:雨沢泰、河出書房新社刊)
モーリス・ブランショ「白日の狂気」(翻訳:田中淳一ほか、朝日出版社刊)
[共同振付]【共同振付】大宮大奨
[企画・制作・主催]サンライズプロモーション東京
解説:
《見えない/見えることについての考察》はノーベル文学賞作家ジョセフ・サラマーゴの『白の闇』という小説から着想を得たテキストのリーディングを中心としたパフォーマンスです。ある日人々が突然視力を失う、それはいわゆる「黒い闇」ではなく、ミルクのように圧倒的な白い闇なのです。人々はパニックに陥り、弱者と強者の立場が入れ替わるなどの混乱がおきます。最後は視力を取り戻すものの、この体験を通して彼らは、見えることと見えないことの境界をリセットし、不確かな現代の中で本当に見なければならないものについて再考するのです。
この『白の闇』に、モーリス・ブランショ作の『白日の狂気』がメタテキストとして絡まってきます。これは強い光で視覚を失いそうになること、すべてが見えすぎることによってかえって見えなくなることを比喩的に語っています。明滅する光の残像の中に浮かび上がる森山未來の身体と、透徹した声で読まれる2つのテキストの響き合いは、未知のヴィジョンへと観客を誘っていきます。
ーーー(初演時概要より引用キュレーター・長谷川祐子)

整理番号順入場の自由席でした。
緊急事態宣言以降の初めての密な配席、左右後方は多少空席がありましたが、
9割程度の入り。森山未來さんならチケット瞬殺だと思ったのですが、、、
入場者全員にイヤホンガイド?が配られました。
舞台の真ん中に椅子、書見台、両側にパラソル型反射鏡がついたストロボ
ライト、真前にカメラ。
舞台が暗転されて朗読がスピーカーから流れはじめました。マイクで朗読を
拾ってスピーカーで流していたかと思うと、いつのまにか録音再生に代わって
いたり、そうかとおもうと肉声で話したり、イヤホンの中から声が聞こえて
きたり、いろんなものが多重に聞こえてくるのです。そして読書テキストは
皆が視覚を失った世界、それも漆黒ではなく、真っ白な闇?に包まれる。
目が見えなくなった人たちがあつめられているようです。舞台の後方には映像。
朗読のあいまにストロボを客席に向けてたいたり、時々踊ったり。。
このダンスがとてもとてもシャープ、動き出すと素晴らしく美しい。
なんだか不思議な世界にはいりこんでしまったよう。
インターミッションありでしたが、イヤホンガイド?に番号が張られており、
別にマジックテープ付き番号札があって、それを座席にはって退出という
仕組みで同じ座席に戻るようにしむけていました。
様々な音声で情報が伝わり、見えているものがどのように関係してくるのか
取りとめもなく考えながら、自らが不思議な世界へ入り込んでしまったような
気がしましたよ。ある意味情報過多なので、二度見たら違うものが見えるかも
しれません。

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