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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:贋作・罪と罰
日時:2006年1月4日19:00-21:00
劇場:シアターコクーン
料金:S席9000円
座席:2階A列25番(2階最前列右側ブロック)
劇団:野田地図
脚本・演出:野田秀樹
美術:堀尾幸男
照明:小川幾雄
衣裳:ひびのこづえ
出演:
三条英:松 たか子
古田 新太
段田 安則
宇梶 剛士
美 波
野田 秀樹
マギー
右近 健一
小松 和重
村岡 希美
中村 まこと
進藤 健太郎


物語:(公式Webより)
江戸開成所の女塾生・三条英(さんじょうはなぶさ)には、ある確固たる思想があった。
『人間はすべて凡人と非凡人との二つの範疇に分かたれ、非凡人はその行動によって歴史に新し
い時代をもたらす。そして、それによって人類の幸福に貢献するのだから、既成の道徳法律を踏
み越える権利がある。』
その思想に突き動かされ、英はかねてよりの計画通り、金貸しの老婆殺害を実行に移してしまう
が、偶然そこに居合わせた老婆の妹までも手にかけてしまう。この予定外の殺人が、英の思想を
揺さぶり、心に重い石を抱かせてしまう。殺人事件の担当捜査官・都司之助(みやこつかさのすけ)
は、事件の確信犯的な性質を見抜き、次第に英に対して疑惑の目を向け始めた。
それに気づいた英は、都の仕掛ける執拗な心理戦を懸命にしのごうとする。一方、英の親友・才谷
梅太郎(さいたにうめたろう)は、罪の意識に苛まれ苦しむ英の異変に気づき、その身を案ずるが、
才谷もまた、同時代の、より大きな歴史的事件の渦中にいたのだった。
1867年夏。
時あたかも尊王倒幕の機運高まる幕末の真っ只中、「ええじゃないか」踊りが江戸市中を埋め尽
くす。新しい時代を目前に、無血革命を目指す、坂本竜馬。竜馬の密通を疑い、武装蜂起を煽る
志士たち。そして、彼らの背後では、ニヒリスト溜水石右衛門(たまりみずいしえもん)が暗躍
する。果たして、目的は手段を浄化するのか?!
永遠の命題が甦る革命前夜、ついに三条英が心のうちを語り始める・・・・・!

満員立ち見です。劇場前方の客席をはずし、そこから通常の舞台前方にかけて斜めにした
正方形の舞台が作られています。通常の舞台後方は客席を配置しています。舞台を客席が取り
囲む形です。黒い舞台の真ん中に椅子が一脚、倒れた椅子が一脚、、舞台の半分くらいに
ビニルのプチプチシートらしきものがかけられています。シートの外側に白いポールが2本。
正方形舞台の外側には舞台を一周するように階段とスロープ。そのまた外側には各種椅子の山、
これが舞台の上に上げられることで状況設定がなされるのです。外側の椅子にはキャストが
座って登場を待つことも、また椅子に座ることで舞台から消え去ることも。白いポールは扉に
柱に大活躍、時として白く光ることもありました。白いポールの予備は舞台の外側に何本も。
擬音は外に座っているキャストが出すことも。扉を開ける算盤?の音。ノックの木槌の音、
金を出すバケツに金を投げ入れる音。。裏方が見えるみたいで不思議。
英は真っ赤な装束、その他は普通の和服、そして全員がスニーカー。走り回るのです。
今にも頭の血管が切れそうなくらいテンションが高い松たか子、駄目男に見えてのらりくらりと
しながらも最後はかっこいい古田新太。まるであて書きのように見えます。ぐるぐる回り
ながら堂々巡り、そして自白のシーンへと、最後は癒されて終わるの?見終わるとぐったり、
私も走り回った気分。
初演はチケットを買いながらも友人の結婚式にぶつかってしまい、泣く泣く手放さざるを
得ませんでした。大竹しのぶのバージョンと比べてみたかったものです。

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