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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:京劇
日時:2004年3月30日19:30-21:30(途中休憩あり)
劇場:長安大劇院(Chang'an Grand Theatre)
料金:280元
座席:一楼茶座02卓01号(最前列中央右側テーブルの左端、ようするに真ん中)
劇団:中国京劇院(China National Peking Opera Company)
出演:Si Lang Tan Mu, Baidi Cheng, Yu Tang Chun and more.
番組:
秦[王京]観陣(qin qiong guan zhen)([王京]で1文字)
辛安驛(xin an yi)

地下鉄建国門駅から歩いて数分のところに長安大劇院はあります。
歩く方向さえ間違えなければ迷うことはありません。
そして劇場も間違えることはないでしょう。めちゃくちゃ派手な
門構えできらびやかな劇場名のネオンがあります

チケットの購入は空席状況のディスプレイを見ながらここ、とやれば
いいので今日のチケットが買いたいことさえ伝えれば後はなんとかな
ります。チケットは60元から280元まで。280元はテーブル席
となりお茶とお菓子がつきます。280元の席の後ろにちょっとした
柵があり、その後ろは200元の席です。2階席もあります。しかし
入場者は30人程度、1割もはいっていません。テーブル席には私ひ
とり(汗)テーブル席は縦4列、横6列、1テーブルに5人座れます。
椅子席は普通の席です。開演10分前になってちょっと客がはいって
きました。テーブル席にも2グループはいってきました。でも全部で
客は1割にいったかどうか。
両サイドに字幕があります。舞台の幕はきれい、舞台の幕の前にもだ
いぶ広い舞台があります。幕前と後ろは花壇で区切られている、どう
やって使うの?>前のスペース(結局使われませんでした)
舞台の横に楽団がいました。前の方にはけっこういかすおねえさんた
ち、後ろはおじさん。

今回の舞台はふたつの作品からなっています。
最初の作品は秦[王京]というのが主人公の名前らしい。冒頭の場面で
黒服黒帽子の戦士と青黒刺繍の戦士が登場。戦うのかと思ったのです
が、どうやら同士の模様。ふたりでいろんなところを行脚。背景は何
もなし、ほとんど能の世界ですね。黒服戦士が主役、見得や歌はもっ
ぱらこちらのほう、しかし動きに無駄がない。すいーっと動いてはぴ
たりと止まる。足を高く掲げたままでゆっくりしたスピンは凄い。歌
の時だけ中国語の字幕が出ます。台詞では字幕は出ません。歌はやっ
ぱり聞き取りにくい?
四方を伏兵に囲まれたり八門陣をやぶったり、ひとりの英雄の物語な
のか?さほど早い動きはないのですが、非常に美しい舞を見た気分。
重心が本当に足に乗っているのか不思議に思える姿勢が多いのです。
二人以外の登場人物としては、まるごしのおじさん?商人?、
頭にだいだいのボンボン付けた赤い仮面兵士、赤い角に赤い長いひげ
の緑顔の鬼がいました。いずれも典型的な京劇の登場人物でしょう。

ひとつの作品が終わると、インターミッションなしに次の作品へと始
まりました。ぶさいくなおじさんとちょっとかっこいい白服おにいさ
んの男二人連れが幕の前にでてきておはなし。漫才?というわけでも
ない模様。幕があくと、布張りの椅子がふたつ、装飾なし。黄緑色の
地に花柄衣装をきたおねえさんが、私はこんなに美しい♪とか歌って
いるよう。男性ふんする婆さんといいひとがいたらねーとかいう会話
をやってるみたい。
幕が下りてその前でなにやら宝塚の匂いがする人たちが。。ひとりが
白服で男装しているのですね。なにやら前出てきた白服おにいさんに
似てる。どうも女性二人連れを兄妹と偽って歩いている模様。辛安驛
という宿屋にはいると前にでた婆さんが応対、そして酒を勧められて
酔いつぶされてしまいます。
そこに登場するのは赤いひげに赤い角をつけた赤鬼?前の花柄衣装の
おねえさんが強盗やろうとしていたのです。ところがこのおねえさん
が男装の麗人にひとめぼれ。ひげを落として突然コケティッシュになっ
てしまうのでした。いろいろあって?槍の試合、ってどうしてだあ(?_?)
故意に負けるおねえさん?いえいえ最後にはしっかり勝ってしまうの
です。勝ったからにはと、男装の麗人と強盗のおねえさんの結婚式へ
雪崩こみます。結婚式を仕切る白いひげのじいさんとばあさんが本読
み漫才?ばあさんは何やらうまいらしく客席から笑いが多く出てい
ました。
そして新婚初夜に!おねえさんが一緒に寝ようと誘ってもおいてけぼ
り。男装の麗人は当然どーしよーもないので寝てしまいます。揺らし
ても、鼻くすぐっても服を頭からかぶって寝ているばかり。男装の麗
人の靴が抜けてなんとシークレットブーツであることがわかり、男で
はないのではないかと疑われちゃいます。
外は暗闇で(舞台は明るい)で皆手探り。このあたりは歌舞伎で言う
だんまりですね。暗闇のどさくさに紛れて、最初の男二人組のひとり、
本当の男と入れ替わってしまいます。おねえさんは男でないと疑い、
いろいろテストしますが正真正銘の男!なんとこの男、男装の麗人の
お兄さんだったのですね。生き別れになっていた兄妹が会う事ができ、
なりゆきでお兄さんは強盗のおねえさんと結婚、めでたしめでたし。。

と、いう筋書きではないかと言葉がわからない私は想像したのでした。
私の想像通りであればけっこう良く出来たシチュエーションコメディ
になっていると思います。言葉がわからなくても見てるだけでこれだ
け楽しめたのですから、わかればもっと楽しかったろうなあ。

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題名:TURANDOT
日時:2004年3月17日19:30-21:55
劇場:保利劇院(Poly Theater, Beijing)
料金:120元(約1700円)
座席:2階9列2番(2階3列目通路の後ろ)
劇団:中国京劇院(National Peking Opera Theatre of China)
脚本:Kong Yuan, Wu Jiang
演出:Cao Qijing
作曲:Zhu Shaoyu
振付:Wu Bei
舞台装置:Gao Guangjian
照明:Hu Yaohui
衣装:Wang Yue, Peng Dinghuang
出演:
Turandot(皇女) Deng Min
Calaf(モンゴル王子) Huang Bingqiang
Timur(モンゴル王) Wei Jijun
The Emperor Zhang Liaxiang
Lu Ling(乳母) Bi Yang
Li(宮廷役人) Huang Zhansheng
Qian(宮廷役人) 石山雄太
Wang(宮廷役人) Zhang Sen

当日購入、これが一番安い席です。2階席最前列センターは7列目に
なります。両サイドだけ張り出しがありそちらには1-6列がある模様。
今回は若い軍人さんたちの団体鑑賞あり。おそろいの緑色の軍服を着て
2階席後方に固まって座ってました。高校生くらいに見えたんだけど皆何歳
なんだろう?この団体を入れても2階席は3割程度の入り。1階席も同様です。
平日だと集客力は落ちますね。
この席からでも視界は悪くありません。前の人の頭上から舞台前方まで
見ることができます。これだけ遠くだと舞台と字幕を顔を動かさずに
みることができます。でも左に寄りすぎてるから舞台と字幕をずっと
一緒にというわけにはいかないんだよなあ。
さすがに二度目だと余裕が出てゆっくり字幕を読むことができます(^^;)
モンゴルから皇帝に女を貢いだとか伏線がちゃんと前の方で張られて
いるのですね。貢がれた女は前の男を懐かしがっているし。。姫をえさに
した三つの謎は帝国の安定を目的としてます。貧乏人になど姫をやれません。
三つの謎を解いた王子に対して皇帝が「金をやるから帰れ」といっている状況で、
姫は結婚するために「そのまま帰すと皇帝の名折れになるから私と戦わせま
しょう、私が勝ったら首を取りましょう、負けたら結婚します」。戦いは出来
レースだったのですね(^^;) そりゃ戦いが愛撫になるわけだ。愛撫のシーンでは
場内どっと沸いてました。では結婚させてやろうということになるのですが、
それは紫禁城という檻の中でのこと、外に出てふたりで暮らしたい王子は、
自分の名前を謎として出して解けなかったら姫をさらっていこう、というわけです。
でもって、息子夫婦びんぼ暮らしをするのを阻止しようとするのがお父ちゃん。
でもこれが墓穴掘った形になっちゃうと。英語字幕から私が理解できた
情報なので、中国語で聞いていればもっとつじつまがあった話でしょう。
それにしても最後はやっぱり兄妹の結婚なの?

今回と前回で一番違った点は客席の反応が良いことでした。良いシーンに
なると拍手!!そしてざわざわざわ。実はざわざわはずっと聞こえてました。(^^;)
でも小さなホワイトノイズといった感じであまり気になりません。見得をぴしっと
決めたところではざわざわは大きくなってました。
王子に対する拍手もなんだかやたらおおい。「真の男は後悔しないものだ!」
という見得のシーンでは軍人さんの女性たちから一段大きな拍手、やっぱり
このひとマチネアイドル?
主役以外ではやはり皇帝、モンゴル王、乳母がすばらしい声。独唱のシーンでは
ショーストップでした。モンゴル王のキャラがちょっとやんちゃでなかなかいい。
戦闘のシーンでは、王子の槍をつかんだ姫がその槍を中心にスピンしながら
王子の周りを一回転、槍をバトンのように回転させながら投げ上げてのピルエット、
が見ものでした。姫の運動能力も相当なものなのでしょう。
観劇二度目となると、メロディは耳優しいポップソングでちょっと甘めかな?と
感じないではありません。でも物語自体がべたべたに甘い恋愛物語となっている
(最後に王と乳母の後追い心中あるけど)のでまあこんなものでしょう。
大道具をもうちょい見栄えのするものにすれば外国ツアーいけるかも。

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題名:中国雑技
日時:2004年3月14日19:15-20:30(途中休憩10分あり)
劇場:中国北京朝陽劇場(China Beijing Chao Yang Opera Plaza, Beijing)
料金:120元(約1700円)
座席:3列6番(3列目センター付近)
番組:(タイトルは私が適当につけました)
オープニング
ディアボロ
獅子舞
ガラス飾りによる曲芸
シーソー上の椀載せ
皿回し
布による空中飛行
はしご芸
輪くぐり
自転車乗り

この劇場、雑技劇場だけではなくて映画館も兼ねているんですね。
きらびやかな雑技の電飾を見て近づくとロードオブザリングのポスター
が張ってあって、劇場間違えたのかとちょっと面食らいました。
チケットは1時間前に劇場窓口で購入しました。チケットの価格は
100RMB-300RMB, 最前列から3列までが120RMB, その後ろに,200,300,150,100
となっていました。列と料金を書いた紙を見せられるので言葉が通じなく
ても問題なくチケット購入ができます。このチケット、単なる入場券に
見えます。どうやって座席を区別するのだろうと思って裏を見たら、料金の
はんこがおしてありました。後で気がついたのですが(^^;) 小さな字で座席
番号も手書きされてました。チケットをもらった時はブロック単位の自由席
かと思った(^^;;;)ので早めにロビーにはいってしまいました。さて
チケットをもぎってもらいロビーへ、客席にはいることができたのは開演
45分前でした。1列目から3列目までがだいたい同じ高さで後ろは順次
高くなっています。最前列が安いので舞台が高くて見切れが出るのでは
ないかと危惧してましたが、私が座って舞台の表面が多少見える状態で
かぶりつきで楽しむ分には何の問題もありません。
後ろまで22列、左右は36座席、他の劇場と同じように中央が1,2で右が
偶数、左が奇数という座席番号でした。2階もあり客がはいっていました。
舞台の左右に電光掲示板がありましたが、上演中は何もうつってなかった
ような気がします。
続々と旗を持った人の後ろに続く集団が客席にはいってきました。ツアーに
よる団体鑑賞のようです。HISもいました。団体さんは左右のブロックと
後ろのブロックに適当に座らされます。空いているセンターブロックに
ちゃっかり座ってしまう客もたくさんいたのですが、そのたびに劇場係員が
追い出していました。この追い出し作業は団体が到着するたびに毎回
たくさん行われてました。ご苦労様。そういえば舞台のそこいらじゅうで
ばしばしストロボが炊かれていました。ビデオカメラを堂々と回している
ひともいました。ビデオカメラ男はセンターブロックに座っていたので
係員に追い出されたのですが、ビデオ撮影自身はとがめられておらず、その後
もずっと回していたようです。撮影は黙認されているのでしょうか?
結局センターブロック以外は満員という盛況。センターブロックは300RMBの
VIP席が一番こんでいたかな?私が座った120RMB最前列ブロックは8人しかおらず
1列目2列目は0、視界良好で堪能してました。私の隣に座った外国人老カップル
は座席が近すぎて気にいらなかったらしく、二度1列後ろに下がって、二度とも
係員によって元の座席に戻されてました。1列違うと2倍近く違い料金が違い
ますからねえ。開演前は出演者がパンフレットなどの売り子さんとして
客席内を歩きまわってました。総カラー写真のパンフが20RMB、安いのか
高いのかわかりません。

さてオープニングです。大勢登場、女性が前で踊るわ、後ろで体操や獅子舞
はやっているわでどこを見ればいいのかわかりません。群舞?が終わると
筋肉隆々なお兄さんの傘回しがはじまりました。回っている傘の上に載って
いるのは一輪車に乗っている女性。これぞ中国雑技!
次はディアボロ、大勢で一斉に行われるディアボロは壮観です。
獅子舞は人と獅子とのアクロバットです。獅子の上を越えてとんぼを
切ったりしてました。圧巻だったのは獅子が立ち上がっての玉乗り。中
どうなっているのでしょう?ひとつの玉に獅子が2匹乗って、シーソーの上
を動いていくシーンでは場内大拍手。(この文章でシーソーって言っている
もののはローラー一個の上に板をおいただけのものです)
ガラス飾りによる芸は女性がいろいろややこしい形をとった上で足の裏や
手にガラス飾りを持って決めポーズをつけるというもの。最後は口で
全体重を支えて体をえびぞりにしてまるで人間蜀台のような形となりました。
シーソー上の椀載せ、はシーソーの片端に小柄な男性が立ち、もう片方にお椀
を載せ、シーソーをはねさせてお椀を飛ばし自分の頭の上においた受け椀に
着地させるというもの。1個ならふーんで終わるような芸ですが、2個同時、
3個同時には場内も大うけ。それだけでは終わりません。
テーブルの上に置いたシーソーの上に大柄な男性が立ち、その男性の頭の上に
小さいテーブルを置き、其の上にシーソーをおいて先ほどの小柄な男性がその
シーソーの上に立ってさきほどと同じ芸を披露、これには場内喝采。
おまけでしょうが(^^;)、大柄な男性の両側には女性がひとりづつぶら下がって
おりました。
皿回しは片手に4枚ずつ、一人8枚の皿が回っておりました。まわしている手を
後ろに持っていって回したまま前方へトンボを切っり、人の上に載ってまわして
いる状態からもうひとりの上に逆立ちで乗っかって回し続けるとか、回したまま
足の下から通してしまうとか、文字で書いていてもよくつたわらない動き(^^;)
には感心しました。
前半は30分くらいで10分間の休憩にはいりました。
後半最初は細長い布を2本使った空中飛行、腕や足を布に絡ませて大きな円を
描いて宙に舞います。シルクドソレイユでも見たことのある芸です。いろいろ
なパターンで宙を舞っている時は素晴らしいのですが、舞台に下りたときの
動きがなんだかとってつけた感じでもったいなく感じられました。
次は口の上に短い棒を加え、其の先に長い棒を垂直にたてて其の上にグラスの
山を置くというもの。バランス芸はすごいことやってるとわかるんですが、
ダイナミックな動きの芸にはさまると地味にみえちゃいますね。ですが、
このグラスを立てた女性を男性が抱えあげることで派手な芸に変化しました。
女性はその格好のまま男性の方の上にあがります。男性は1m程度の
小さなはしごのついた帽子をかぶり、女性はその上に上がっていきます。
男性は両側に1本ずつ別のはしごをつかんでその状態で上に上がっていきます。
最後には両手を離して決めポーズ!ところがこれだけでは終わりません。今度
ははしごをひとつ離して1本のはしごの上にそのまま乗ってしまうではありま
せんか。はしごから手を離して足だけでバランスをとって決めポーズ!
輪くぐりは他の雑技公演でもなんどか見たものでした。回転しながらの輪に
はいるとか、高い輪の上をくぐりぬけるとか、ダイナミックで見ていて飽きま
せん。
そして最後は自転車乗り、10台程度でひとりでいろいろな乗り方を魅せて
くれた後はひとつの自転車に複数人が乗っていきます。3台をつなげて8人が
ピラミッド形状になったときには拍手!そしてクライマックスの、1台への大
人数乗り、私は14人と数えたのですが、あっている自信がありません(^^;)
大拍手で終わりました。
これをこれだけ間近に見れて120RMBは安いです。自分で劇場までたどり着ける
方は自分できて最前列ブロックチケットを買いましょう。
ただやはりり雑技を続けてみると疲れます。シルクドソレイユのように間に歌や
クラウンがはいったほうが緩急ついてより楽しく感じるようです。

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題名:天鵝湖新版(Swanlake)
日時:2004年3月13日19:30-21:45(途中休憩あり)
劇場:北京展覧館劇場(Beijing)
料金:480元(約6500円)
座席:22列5番(22列目センター付近)
劇団:中央芭蕾舞団(National Ballet Of China, http://www.ballet.org.cn/)


さて昨日劇場についたら何もやってなかったSwanLakeです。中国語では題名の
ような書き方をするようです。ホテルにはいっているツアー会社のスタッフに
お願いして正しい劇場を調べてもらいました。現地ツアーを予約して、「『た
だいま』の『ま』は伸ばすのか短いのか」等という日本語についてひとしきり
話をしてお友達になった後で問い合わせをお願いするという涙ぐましい努力を
しました(^^;)教えてもらった劇場は「北京展覧館」となっています。地下鉄の
駅から展覧館まで徒歩10分、展覧館の目の前まで行くとまたしてもCLOSED!でも
横道の方に現金を握りしめたいかにもダフ屋くさい人たちがたっています。さ
すがにその人たちに道を聞くのはためらわれたので(そもそも言葉通じないし)
その道をはいっていってみることにしました。歩いていくとなんとなく胡散くさ
げな人たちが増加してきます。とうとう「バレエ?」と声をかけられました。
この方向で正しいことを確信して歩いていくと巨大な展覧館を裏に回って駐車
場を抜けたところに展覧館劇場がありました。
チケットを購入して19時過ぎに劇場まで歩いていても同じ方向に歩く人がほとん
どいません。この手のショーには開演前から周りで何か特別な雰囲気があるもの
ですが、本当に上演されるのか?といった気分。でも駐車場は満員、劇場前は人
がいて一安心。劇場内にもポスターや掲示はまったくなく、ちらしを張ってある
くらいです。突然の劇場変更でディスプレイが間に合わなかったのでしょう(?_?)
売っているパンフレットもぺらぺらの見開きで5元、うーん昨日のTURANDOTと
は大違いだ。ちなみにTURANDOTではダフ屋見かけませんでした。
客席は1フロアのみ、作ったままのコンクリートに椅子をつくりつけた感じで少
し寒々とした雰囲気です。椅子自体は新しいものでした。外部から見た劇場の
風景は円形だったのですが、内部もそのまま円形で、円の一部を切り取って舞
台をくっつけた形状でした。前後が40列、きっと左右も同じくらいあるでしょ
う。左右の両端は見づらいだろうなあと思っていたらやはりそこには客は少な
かったです。ここも中央から右が奇数、左が偶数の客席番号でした。チケット
の最高価格は680元、一番安い席で180元でした。これってTURANDOTより高いの
ですね。びっくり。

さてこのSWANLAKEは「新版」ということでした。どこか新しい演出がなされて
いるのでしょう。後で見つけた中央芭蕾舞団のWebには次のように書かれていま
した。

---ここから引用---
Swan Lake is undoubtedly the most popular of all classical ballets.
It is also the solid foundation, which the Russian ballet artist
Pyotr Gusev laid for the Chinese Ballet. It brings special
memories to various generations of ballet artists and dancers
of China. In 2003, choreographers of the National Ballet
of China staged a new version of Swan Lake.
Through their explorations, the Chinese ballet artists show
their own interpretation of this classical ballet.
---ここまで引用---

私はSWANLAKEといえばマシューボーン版しか見たことがありません。新版とい
うからには悪魔=王子でSWANがいたぶられてる、とか、悪魔=SWANで王子がも
て遊ばれているとか、実は全ては姫の夢の中だったとか、あらぬ妄想を抱いて
舞台に向かってました。SWANを見た直後の感想は、SWANて筋肉がなくても美し
いのね!(だいぶゆがんだ見方してます)群舞がそろうのが美しい。個々の動
きは男性のほうが力強くメリハリが効いています。でも24羽の白鳥がそろって
動く姿はきれい。王子はそれなりに重力を無視してくれてたのですが、SWANの
方はいまひとつ。。でもスピンはきれいでした。ダンサーの中でもっとも重力
から解き放たれていたのが宮廷道化師。ちょっと背が低いのでこの役になった
のでしょうが、王子やってほしかったような気がします。悪魔も身が軽い上に
力強い、悪いやつが強いの原則?にのっとっているようです。いかにも何か悪
さをしそう。惜しいのは停止時の白鳥の首、群舞では比較的そろっているのに、
首がいろいろな角度になっちゃってました。それにしても中央から見れて良かっ
た。これは中央から見る振り付けなんですねえ。
背景には動画が多用されていました。SWAN登場では球体の中に視線が入っていき、
そこで水面が表示され、本物の白鳥がみえてました。

4羽のところでひとり手拍子をしだしたものがいて、まわりからたしなめられて
もやめない(^^;;)さすがに耳障りですねえ。時々ストロボがたかれてるのにも
閉口、二幕にはいって後ろから私の前に移ってきた女性二人連れはデジタルカ
メラを堂々と構えて前のめりになって撮影、体がじゃまな上にディスプレイが
まぶしい(涙)見かねたおばさんにまぶしさを注意された後は座席をいれかわっ
て、、でもまだ光っていたのです。うーんなんといいましょうか。。

それにしても女性のSWANLAKEもいいものですね。ABTで見てみたい。

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題名:TURANDOT
日時:2004年3月12日19:30-21:50
劇場:保利劇院(Poly Theater, Beijing)
料金:580元(約8000円)
座席:1階3列2番(3列目センター付近)
劇団:中国京劇院(National Peking Opera Theatre of China)
脚本:Kong Yuan, Wu Jiang
演出:Cao Qijing
作曲:Zhu Shaoyu
振付:Wu Bei
舞台装置:Gao Guangjian
照明:Hu Yaohui
衣装:Wang Yue, Peng Dinghuang
出演:
Turandot(皇女) Deng Min
Calaf(モンゴル王子) Huang Bingqiang
Timur(モンゴル王) Wei Jijun
The Emperor Zhang Liaxiang
Lu Ling(乳母) Bi Yang
Li(宮廷役人) Huang Zhansheng
Qian(宮廷役人) 石山雄太
Wang(宮廷役人) Zhang Sen

オペラのTurandot を京劇に翻案したというふれこみの作品です。
当然中国語の題名がついているのですが、私には題名の文字が読めません。
これは昨年作られたもので、今回は再演となります。外国客と中国国民の
両方をターゲットとしているそうです。この作品に対する評価として、
新たな要素を加えることで京劇を現代の芸術とした、西洋のポップソングや
バレエの要素を入れることで京劇を駄目にした、と賛否両論があるそうです。
さて外国客である私はどのように感じるでしょうか?実は私は本家の
オペラを見たことがありません。

当日開演10分前に劇場窓口でチケット購入。
実はこの日白鳥の湖を見に行くつもりで劇場まで行ってみたら、
劇場は明かりひとつついておらずディスプレイもなし。しばし呆然。
隣のホテルでは軍人が立ってものものしいチェックをしていた
ので何かのイベントのために延期とか中止になったのかも。
翌日に予定していたこの作品を本日見ることになりました。
交通渋滞のおかげで間に合わないかと思った(^^;;;)

窓口ひとつに対して頭上にディスプレイがあり、空席状況を見ながら
好きな場所のチケットを購入することができます。窓口では英語は通
ませんが、英語が堪能な係員に助けられて無事購入。料金は120元
から580元まで。前方右ブロックががぼっと空いていたのは料金の高さ
ゆえでしょうか。全体として7-8割の入り、料金の高さ考えるとす
ごく良い入りだと思います。ジャージ姿の生徒の団体鑑賞らしき姿も
みました。きれいな大判のパンフレットを10元で売ってました。日本
でなら1000円は間違いなくするでしょう。座席は最前列も空いていた
のですが、多少後ろの方が良いという係員のお勧めにしたがって3列目
にすわりました。前方に人がいないので問題なし、、とおもいきや最
前列センターに座っているおじさんが動く動く、、子供じゃないんだか
ら静かにしてくれよお、視界の端っこでいたずらされてる気分でしたよ。
座席の番号は中央から右に2,4,6,左に1,3,5,と振られていました。並
びの座席を購入される方は要確認です。2階席の左右にもう一段高くなっ
た座席がありました。3階席でしょうか?1階席の前には大きくて深いオー
ケストラピットがありました。よくあるピットより何割か深そう。背の
高い中国楽器もなんなくおさまってだいぶ余裕がありました。
広い舞台の左右には縦に中国語の字幕、左側の大外に英語字幕がありま
した。中国語の字幕が変わるのより英語字幕の変わるのが遅いです(^^;;)
筋書きを追おうと思うと首を左にひねらないといけないし、盛り上がった
場面では首が痛くなりました。テンポよくかけあいで歌うところは中英両
方の字幕がめまぐるしく変わっていました。あれで読めるのかい?

オープニングではアンサンブルが声をそろえた台詞を喋っています。
まるで第三舞台。一見して小さな役の俳優まできれいな刺繍がついた
衣装をまとっています。湖広會館で見た京劇とは大違い(^^;) 玉座も
きらきらしてました。でも背景がほとんど全部書割なんですねえ(^^;;)
もうちょい金をかけてもいいのに。
Turandot姫は顔を隠して登場、顔を見せるとぱっと場内が明るくなった
感じ。どんな傾城も逃げ出すようなきらびやかさ、コケティッシュな
艶かしさを備えています。頭から抜けるようなソプラノも美しい。
PAなしで聞いてみたいものです。寝巻き姿もかわいい。寝室の場面だけ
書割でなくちょっと道具がありました。一度大向こうから掛け声がかかり
ましたが、そういうことはあり?会場ちょっとざわめきました。
姫は琵琶を引いてまだ見ぬ恋人に思いをはせます。字幕で本人が演奏して
いると出てました。本人の熱演に会場は大拍手。この琵琶の音を壁の向こ
うで聞いていた王子が、琵琶の音が私を呼んでいると思って三つの謎に挑戦。
なんだか勘違い男の典型みたい。姫が3つの謎を出して解けた者と結婚する、
解けなかった者を打ち首にするという設定はオペラと同じです。王子は自分
の身分を隠して謎に挑戦です。
王子の答えはPlough, Eyes, Turandot。最後が間違い!本当の答えは
「希望」しかしそこで皇帝が実はTurandot はモンゴル人の血を引いていて
モンゴル語でTurandot=希望なのだと助け舟。姫と王子は実は一目惚れして
いる仲、でもまだコケティッシュにだだをこねる姫。武術で勝負をし姫が
負けたら結婚することになります。戦支度がこれまた豪華絢爛、旗を四つ
しょってる装束でした。戦闘中に姫が行った槍を投げ上げてのピルエット
が美しい。槍で戦っている最中に殺陣よりも愛撫に近い状態になります。。
戦いはお互いに決定打が出ないまま終了、互いに自分が負けたと主張。
困った皇帝、そこで王子が自分の名前をあてろという謎を出します。
謎が解けたら王子は打ち首、解けなかったら姫と結婚!
さて謎はとけません。市内にこの晩は誰も寝てはならぬというお触れを
出します。でも姫は寝てしまうのです(^^;;)夢の中での王子との逢瀬は
優美な舞踊で魅せてくれます。

名前を密告するのは実はTimur王、召使と偽って王子の名前を身分をあか
してしまいます。え?なんであかしたら殺されるのに?どうやら王子と
姫ででつりあいの取れた結婚と認識させて、お家再興に利用する目論見
のようです。姫は全てがお家再興のためのまやかしだったと思って、
王子の首を要求します。墓穴を掘った形のTimur王は恥じて代わりに自ら
の首をさしだすべく自害します。そこに駆け込む乳母、実は乳母の昔の
恋人はTimor王だったのです。そしてTorandot姫は乳母の実の娘!乳母は
嘆き悲しんだあとに自害してしまいます。
その後TurandotとCalafの結婚式、幸せそうな姿で物語は終わりました。
えっと腹違いの兄妹が結婚したという話なんでしょうか?

Turandot姫の存在感たるやすごいものがあります。背景がなんにもない
舞台のうえでひとりで歌っていても舞台の広さを感じさせません。歌い
上げるたびに客席から拍手!脇役も姫におとらず実力派ばかり、全員に
見せ場があってすばらしい声を聞かせてくれます。王子だけがちょっと
頼りなさげな声だったんですが、まあイケメンなのでいいでしょう。
いくつか筋書き的には納得がいかない点もあるのですが(^^;)
とにかく聞きほれてしまう舞台でした。途中休憩のない2時間20分
の長さが全然苦になりません。また見たいかも。

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