今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:三銃士 劇場:帝国劇場 日時:2011年7月30日17:30-20:35(途中休憩あり) 料金:S席12500円 座席:1階C46(3列目右端) 原作:アレクサンドル・デュマ 音楽・歌詞:ロブ・ボーランド&フェルディ・ボーランド 脚本:アンドレ・ブリードランド オリジナル・プロダクション製作:ステージ・エンターテインメント 演出:山田和也 出演: ダルタニャン:井上芳雄 アトス:橋本さとし アラミス:石井一孝 ポルトス:岸祐二 ミレディ:瀬奈じゅん リシュリュー枢機卿:山口祐一郎 アンヌ王妃:シルビア・グラブ コンスタンス:和音美桜 ロシュフォール:吉野圭吾 バッキンガム公爵:伊藤明賢 ルイ13世:今拓哉 役者/ジェームズ:坂元健児 <男性アンサンブル> 青山航士,安部誠司,奥山 寛,加賀谷一肇,川口竜也,島田邦人,杉山有大, 橋本好弘.原 慎一郎,東山竜彦,藤田光之,松澤重雄,山名孝幸,横沢健司, <女性アンサンブル> 石田佳名子,碓氷マキ,柏木ナオミ,樺島麻美,久路あかり, 鈴木結加里,水谷祐紀,安田貴和子,柳本奈都子 満員です。補助席も出ていました。この席に座るのは初めて。右端ブロック先頭で、 このブロックの先頭席はこのC46だけ左右両側通路、前になにもないというかなり ゆったりした感じ。スピーカーに近いのと舞台を斜めからみることになるのはちょっ とした難点ですが、ゆったり見るにはなかなかよい感じ。 前説で「舞台進行を遮るかけ声ビニールの音など禁止」劇場によって禁止事項に 場所柄がでますよねえ。でもビニールの音って?? 舞台の上に大道芸人らしき人たちが移動式舞台を持ち込んで物語のはじまり! 劇中劇の枠組みという趣向です。物語の解説に仮面(というか立体似顔絵) を使うのですが、これはNHK人形劇を彷彿とさせましたね。 舞台の後ろには巨大な3つの剣がささっています。この剣が後にはマストになった り、テントの支柱になったり。物語の場所はもちろんパリ。いなかからぽっと出の ダルタニアンが三銃士と出会います。コンスタンスかわいい。 枢機卿はおもいのほかあっさり。でもやはり猊下が出てくると舞台がしばりますねえ。 派手な殺陣は多数、全部銃士隊と親衛隊の戦い(^^;)ミレディはたしかに妖艶、足が まぶしい。コンスタンスは結婚前という設定でしたが、あれ原作はどうでしたっけ? 演出はかなりコミカルというかドタバタな感じ。間が調整されればまだまだ笑える ようになるでしょう。 1幕は王妃とバッキンガム侯爵が逢い引きして、ダルタニアンがダイヤの首飾りを取 り返しにいかんとするところまで。 イギリス王に戦いをやめるようにお願いする証拠として首飾りを渡してました。 物語としてわかりやすいように、筋書きをがんばって詰め込んでいる感はありますね。 2幕頭も劇中劇モード、港へいく間での追跡劇を仮面と語りでまとめました。 三銃士はあっさり捕まってあまりいいところなし。劇中劇のはずが、劇をやっている ところに親衛隊や枢機卿が登場、自分の仮面とご対面(^^;) 船は剣をマストに見立てた形、難破したときには剣のパーツごとにばらばらに動いて ました。この趣向はおもしろい。2幕の枢機卿のソロは迫力満点、足なし、高足などの 異形の者が仮面をかぶって舞い、まるで異世界の雰囲気。 ミレディがコンスタンスを毒殺して、ミレディは自殺。クライマックスは舞踏会に首 飾りを持っていったところで三銃士と親衛隊の乱闘!全員が汗を流しながらの熱演で した。最後はダルタニアンが国王から銃士に任命されてフィナーレ。ああでもコンス タンスう。。 もっとシリアスな話だと想っていたらかなりコミカルでびっくり。まだまだ笑えるよ うになるでしょう。キャストが皆しっかり歌えるので見ていて安心。千秋楽あたりに 見たら雰囲気が違うでしょうね。 PR 題名:太平洋序曲 劇場:神奈川芸術劇場 日時:2011年6月25日13:30-16:05(途中休憩あり) 料金:S席8500円 座席:1階10列21番(中央通路側花道横) 演出・振付:宮本亜門 翻訳・訳詞:橋本邦彦 音楽監督・編曲:山下康介 指揮:デイヴィッド・チャールズ・アベル 美術:松井るみ 衣装:ワダエミ 照明:小川幾雄 音響:松木哲志 振付:麻咲梨乃 演出助手:河合範子 歌唱指導:楊淑美 稽古ピアノ:種村久美子 プロダクション・マネージャー:安田武司 舞台監督:山本園子 出演: 八嶋智人: 香山・魚屋 山本太郎: 万次郎・百姓・士官 佐山陽規: 将軍の母・火消し・士官・ロシア司令官・刺客 畠中 洋: 商人・ワキ・士官・武士・女将・フランス司令官・護衛の侍 戸井勝海: 武士・侍・ワキ・士官・アメリカ司令官・刺客 園岡新太郎: 剣士・泥棒・語り部 岡田 正: 老中・祖母・篭かき 石鍋多加史: 老中・坊主・神官・老人・護衛の侍 原田優一: 百姓・小姓・少年・公家・水兵 富岡晃一郎: 百姓・篭かき・士官・女郎・公家 石井一彰: 神主・侍・飛脚・家臣・神官・士官・オランダ司令官・水兵 さけもとあきら: 鍛冶屋・漁師・医者・ペリー・イギリス司令官・篭かき 岡田 誠: 大名・商人・占い師・武士・神官・水兵 麻乃佳世: たまて・長屋女房 小此木麻里: 息子・腰元・女郎・神官 森 加織: 将軍の妻・長屋女房・女郎 田川可奈美 農婦・女郎・少女 田山涼成 阿部・大工・士官 桂 米團治:ナレーター・将軍・天皇 初めてKAATにきました。元町中華街駅から徒歩5分です。大通りを まっすぐでよいので迷う心配はありません。 この劇場、3階まであるのですが、3階は利用されていませんでした。 エレベータの3階ボタンもビニールテープで封印。中2階、2階、3階 の両側に舞台と直角に座る席があります。2階に座ってみましたが、 やっぱりちょっとみづらい。でも前の柵が細いので見える範囲は広い 感じ。 舞台は白木の床、客席に向かって傾斜があります。舞台手前に浅い 水槽、海の上に作られているという見立てですね。周りは高い柵、 奥は格子、前後に太い梁があります。 そして客席の真ん中をつぶして後ろから舞台まで花道が造られていま す。花道は客席中央通路までで一旦切れており、どうするんだろうと 思っていたらなんと折りたたみ式でした。必要に応じてぐぐっと伸び て舞台と繋がりました。 1階席はかなり急で一番後ろが中2階となっていました。左右は中央に 向かって角度をつけてあり、どこに座ってもそれなりに見やすそう。 ただ最前列だと舞台床が頭上になるのでかなり見上げる感じになって いたでしょう。私が座った10列目は舞台の床と同じ高さなのでとても 見やすかったのです。 花道も当然かなり急な傾斜です。後で知ったのですが、このKAATの 客席は、通常モード、急勾配モード、平土間モードとモードによって 客席の傾きを自在にできる機構がはいっているとか。今回は通常モード? 前回の公演と一番の変化が感じられたのが、ナレーター。浪曲師の 国本武春師匠から落語の米団治師匠に変わったおかげで、世界が違って 見えた気がしましたよ。米団治師匠が扇子を持って座って上下をつけて 噺すと、独演会でこれから長講が行われるかのような雰囲気になりま したよ。師匠の声が枯れていたのがちょっと残念。 俳句のシーンはかなり良い雰囲気、Welcome to Kanagawa はおとなしめ でもう少しはじけてくれた方が楽しい場面だったかも。女将は良かった。 ぺりーがきたとたん、巨大な米国国旗が頭上を覆いました。花道を彩る 赤毛で高い鼻の異人たち。ぺりーは頭ひとつでかく作られたかぶりもの。 海の上の小屋での交渉風景は見ていてやっぱりフラストレーションたま りますねえ。いったい何があったんだ? ちょっと地味な1幕に対して2幕はテンポよく楽しいミュージカルでした。 各国が攻めてくる、もとい貿易交渉にくるところなぞわくわくしましたね。 万次郎と香山の衣装が変わっていくシーンはとても印象的なつくり。 クライマックスは梁が割れておちてきて、NEXT! 福島原発まで語りにはいりました。 最後は花道でカーテンコール、キャストは粒ぞろいで芸達者ばかり、 その中でも香山と万次郎がかなりよかった。 題名:Spider-Man Turn Off the Dark 劇場:Foxwoods Theatre 日時:2011年6月10日20:00-22:45(途中休憩あり) 料金:ORCHサイドブロック 150USD + Ticketmaster 手数料3.5USD 座席:ORCH CC2(1階席3列目右側ブロック通路側) Julie Taymor (Original Direction/Mask Design) Philip Wm. McKinley (Creative Consultant) Daniel Ezralow (Choreography/Aerial Choreography) Chase Brock (Additional Choreography) George Tsypin (Scenic Design) Eiko Ishioka (Costume Design) Donald Holder (Lighting Design) Jonathan Deans (Sound Design) Kyle Cooper (Projection Design) Scott Rogers (Aerial Design) Jaque Paquin (Aerial Rigging Design) Howard Werner (Projection Coordinator/Additional Content Design) David Campbell (Arrangements and Orchestrations) Teese Gohl (Musical Supervisor) Paul Bogaev (Music Producer) Kimberly Grigsby (Music Direction) Antoine Silverman (Music Coordinator) David Campbell, Teese Gohlk, Kimberly Grigsby (Vocal Arrangements) Dawn Kenny, Rori Coleman (Additional Arrangements/Vocal Arrangements) Lyrics by: Bono and The Edge (of U2) Music by: Bono and The Edge Book by: Julie Taymor, Glen Berger and Roberto Aguirre-Sacasa 出演: Peter Parker:Reeve Carney Mary Jane Watson: Jennifer Damiano Arachne : T.V. Carpio Norman Osborn aka Green Goblin: Patrick Page J. Jonah Jameson:Michael Mulheren Uncle Ben, Buttons, Viper Executive, Ensemble:Ken Marks Aunt May, Mrs. Gribrock, Maxie :Isabel Keating J's Father, Stokes, Viper Executive, Ensemble, u/s Norman Osborn/Green Goblin:Jeb Brown Peter Parker/Spider-Man Alternate:Matthew James Thomas Emily Osborn, Ensemble:Laura Beth Wells Flash, Gangster, Bud, Ensemble, u/s Peter Parker/Spider-Man:Matt Caplan Boyle, Gangster, Robertson, Viper Executive, Ensemble:Dwayne Clark Kong, Gangster, Travis, Viper Executive, Ensemble:Luther Creek Swing:Kevin Aubin Swarm, Ensemble:Gerald Avery Carnage, Ensemble:Collin Baja Ensemble, Assistant Dance Captain:Marcus Bellamy Electro, Ensemble:Emmanuel Brown Jessica Leigh Brown,Daniel Curry,Erin Elliott,Craig Henningsen, Dana Marie Ingraham,Ayo Janeen Jackson,Joshua Kobak,Megan Lewis, Ari Loeb,Natalie Lomonte,Kevin C. Loomis,Kristen Martin,Jodi McFadden, Bethany Moore,Kristen Faith Oei,Jennifer Christine Perry,Kyle Post, Brandon Rubendall,Sean Samuels,Dollar Tan,Joey Taranto,Christopher Tierne プレビュー公演最終週です。次の火曜日にオープンの予定! 私は一昨年の9月にこのスパイダーマンのチケットを購入して、昨年公演キャンセルを くらいました。プレビュー公演期間記録更新中のこの作品やいかに!? 評論家の評価は低いのですが、客はたくさんはいっているのですよね。 この公演も2階席まではほぼ満員、3階席は?? 舞台の周りには黒い壁、そこに網のようなロープ。天井にも滑車。 オープニングは布にぶら下がった女性たちが前後にブランコ、下から横糸ならぬ 横布があがってきて、ブランコ布と横布で織られていくのです。 上から女神?が降りてきて歌う、、これってどこのシルクドソレイユ?って思い ましたよ。女神は蜘蛛に変身! セットはデフォルメされた書き割りがほとんど。マッドサイエンティストの研究所 を訪問したときに蜘蛛にかまれて力をもってしまった主人公、部屋の天井にくっつ いているところからはじまり、腰にくるくる回るリングをつけて2点支持で片方が 2方向から引っ張られ壁や天井にぺたぺた。賭試合に力を使って金を稼ぐ間におじ さんが強盗にころされ、それから正義に力を使おうと。。 スパイダーマンに変身すると、床がせり上がり、客席が床の斜め上から見る感じ に。そこからぴゅーっと飛び出して舞台前面に着地!左右にぴゅんぴゅん飛んだか と思ったら舞台から前へ飛び出して客席の上空をぐるぐる、バルコニー席にすぱっ と着地、かなり難しいタイミングのようです。吊りの構造はかなり複雑で、2点 支持を上からつりさげていてそれが多方向からひっぱられています。ロープの捻れ をとる動きも可能。なんだか機構が難しすぎる上にタイミングがかなり難しそう。 悪党はかぶりものでカリカチュアされてます。アメコミから抜け出したまま。 そして1幕最後にはマッドサイエンティストも変身!でも助手を事故で死なせて しまう。。。マッドサイエンティストの手下もバラエティに富んでいます。 いつのまにか手段と目的がすり替えられているように思われるのは、マッド サイエンティストのお約束? クライマックスは塔が水平ににょきにょき。塔が水平、舞台奥が地上という形で 空中戦。そして巨大なスパイダーマンと悪者の絵が左右の舞台袖から出現! マッドサイエンティストも空中を飛びます。こちらはガメラのように背中に 甲羅をしょってそれが4点からひっぱられている感じ。 横無尽に絡み合い、途中で吊りのロープも引き合い、かなりやばそう。 アトラクションとしてはかなりいけるのだけれど、ちょっと違う意味でハラハラ。 ピアノをひっくり返したら自分も地上に落ちてクラッシュ!ってどうしてですか? 最後はマスクはずして当人がフライング!場内大歓声! カーテンコールでは真ん中に逆さ吊りでぴゅーっと降りてきました アトラクションとしてはかなり良くできていると思いますが、ラスベガスあたりで もっと派手にやったほうが受けたと思う。 吊りの印象が強烈過ぎて、舞台上の演技と曲の印象が残っていません。 さて来年のTONY賞にはどれだけ関わるでしょうか? 題名:The Book of Mormon 劇場:Eugene O'Neill Theatre 日時:2011年6月10日15:00-17:30(途中休憩あり) 料金:Mezz Front Telecharge 手数料込 142USD 座席:Mezz A9(2階席左ブロック最前列) 脚本: Trey Parker, Matt Stone, Robert Lopez(TONY Awards Best Book of a Musical) 振付:Casey Nicholaw 演出:Casey Nicholaw and Trey Parker(TONY Awards Best Direction of a Musical) Scott Pask (Set Design)(TONY AwardsBest Scenic Design of a Musical) Ann Roth (Costume Design) Brian MacDevitt (Lighting Design)(TONY Awards Best Lighting Design of a Musical) Brian Ronan (Sound Design)(TONY Awards Best Sound Design of a Musical) Larry Hochman (Orchestrations) (TONY Awards Best Orchestrations) Stephen Oremus (Music Supervision) (TONY Awards Best Orchestrations) Lyrics by: Trey Parker, Matt Stone, Robert Lopez(TONY Awards Best Original Score (Music and/or Lyrics) Written for the Theatre) Music by: Trey Parker, Matt Stone, Robert Lopez 出演: Elder Arnold Cunningham: Josh Gad Elder Price:Andrew Rannells Nabulungi:Nikki M. James(TONY Awards Best Performance by an Actress in a Featured Role in a Musical) Elder McKinley: Rory O'Malley Mafala Hatimbi: Michael Potts Price's Dad and others: Lewis Cleale Ensemble: Scott BarnHardt, Justin Bohon,Darlesia Cearcy, Kevin Duda, Asmeret Ghebremichael, Brian Tyree Henry,Clark Johnsen, John Eric Parker, Benjamin Schrader,Michael James Scott, Brian Sears, Jason Michael Snow Lawrence Stallings, Rema Webb, Maia Nkenge Wilson,Tommar Wilson Swing: Ta'Rea Campbell, Tyson Jennette, Douglas Lyons, Nick Spangler, TONY Awards ミュージカル作品賞受賞。 もちろん満員,キャンセレーションも長蛇の列だったのです. この時点で次に買えるチケットは8月末。TONY Awards とった後は 今年いっぱい買えなくなっていましたよ。 今回はとても珍しい金曜マチネです。今週だけあったのはなぜ? このおかげで旅行期間中に1本余分に見ることができました。 舞台上の建物屋上ラッパ吹きがぐるぐる回って舞台開始! まずはモルモン教の歴史、米国にイエスキリストがいて、モルモンがいて、、 それからピーンポーンと戸別訪問の布教活動実践!モルモン教なら お約束ですよね。それがオープニング曲! 修行を終えた若者たちが、布教活動の地を申し渡されます。 フランスとかノルウェーとか日本とか、、やりがいがありそう! そして主人公コンビが申し渡されたのが「ウガンダ」、のっぽと でぶの凸凹コンぴはふたりでがっくし。空港についてウガンダに 行こうということで始まるライオンキングの世界(O_O) ラフィキ登場!! 実は役者を雇ってウガンダらしき雰囲気を出していただけでした。 この後の映画や芝居のパロディがいっぱい出てきます。覚えている だけでもスタートレックのウーラ、ダースベイダー、、あと何だっけ(^^;) ウガンダに到着するとそこはとても貧乏な村、到着早々現地の軍閥 に荷物をまるごとうばわれちゃいます。 警察は遥か遠く彼方 Orz みんな貧乏、飢餓にAIDSと三重苦。皆 目立たないように波風立てないように暮らしています。 いつものようにチャイムを押して布教活動、、、玄関にチャイムなど あるはずもなく。。 すでに何人もの布教者がこの地にいるのですが、当然ながら改宗の 実績は0!でもこんなものと皆能天気、能天気に踊りまくってます けど、現実とはどんどん乖離しちゃってます。かなりいい感じの タップがこのあたりにはいってます。能天気な軽やかさと現状の 深刻さのミスマッチが笑っちゃうくらい。 布教活動してぜーんぜんだめ、現実が悲惨すぎて、中途半端に救い を説いても誰ものってきません。 住民は、困ったことがあったら現地語の呪文を唱えればよいの歌 を歌ってたりして、その呪文を英語に翻訳すると"Fuck You God!" 娘に役に立つ教えを請われてArnold は、モルモン教を換骨奪胎 (というよりスターウォーズや指輪等を入れて完全なファンタジーに) して良いことばかりを語り、住民を帰依させちゃいます。 モルモン教に帰依すればこの辛い土地を脱出して、そるとれえく してぃという天国に行ける!? Price は信仰の危機に陥り、モルモンの地獄の悪夢を見ます。 地獄にスターバックス登場??と思ったらモルモン教はコーヒー 禁止なのですね。後で知りましたよ。Price は回心して I believe, これがTONY Awards のパフォーマンスで歌われました。 本部から上司が視察にくることになりました。そのままでは布教 活動の失敗で叱責されるところ、Arnold によって面目を施すこと になります。Arnoldはその成果に対して表彰を受けることになり ますが、その場に地元住民たちが教えを寸劇にしました!といって でたーらめな教えをそのまま物語りはじめちゃいます。魔法の蛙と 交わって、金の皿、、ここは抱腹絶倒、そしてもちろん表彰は 取り消し、娘にArnoldはいつそるとれえくしてぃに連れて行って くれるのと詰問されるのです。もちろんそるとれいくしてぃになぞ 連れていけるはずもありません。しかし、、地域住民の一人から そるとれいくしてぃなぞ存在しない、あれはメタファーなのだ、 というまっとうな?指摘で解決! 最後は皆がぴんぽんならして布教活動、持っている本には「Book of Arnold」 舞台で流れるのは明るい感じの曲ばかり、それをハイテンションで 歌い続けます。ゴスペルののりにちかいものも多いですね。 宗教を素材に風刺を利かしているのですが、完全なブラックに落ちて いないのは宗教全般に対する愛があるように感じられました。 もっとも元ネタ知らないと笑えないシーンも多いですよねえ。 とにかくこれを見たらおなかいっぱいって感じです。 題名:Anything Goes 劇場:Stephen Sondheim Theatre 日時:2011年6月8日20:00-22:45(途中休憩あり) 料金:ORCH 127USD + Telecharge手数料10.25USD 座席:ORCH A106(最前列センター) Kathleen Marshall (Direction and Choreography) Derek McLane (Set Design) Martin Pakledinaz (Costume Design) Peter Kaczorowski (Lighting Design) Rob Fisher (Music Direction) David Chase (Dance Arrangements) Other Credits: Lyrics by: Cole Porter Music by: Cole Porter Book by: Timothy Crouse and John Weidman, Howard Lindsay and Russel Crouse and Guy Bolton and P.G.Wodehouse 出演: Elisha Whitney: John McMartin Fred, a bartender: Josh Franklin Billy Crocker: Colin Donnell Reno Sweeney: Sutton Foster(TONY Awards,Best Performance by an Actress in a Leading Role in a Musical) Captain: Walter Charles Ship's Purser: Robert Creighton A Reporter: Clyde Alves A Photographer: William Ryall Luke: Andrew Cao John: Raymond J. Lee Angels: Purity: Shina Ann Morris Chastity: Kimberly Faure Charity: Jennifer Savelli Virtue: Joyce Chittick Hope Harcourt: Laura Osnes Mrs. Evangeline Hacourt: Jessica Walter Lord Evely Oakleigh: Adam Godley FBI agents: Adam Perry, Kevin Munhall Erma: Jessica Stone Moonface Martin: Joel Grey Old Lady in a Wheelchair: Linda Mugleston TONY AWARDS ミュージカルリバイバル作品賞受賞。 水曜ソワレは午後8時からなのですが、午後5時に劇場前を通ったらもうキャンセ レーションの行列ができていました。どれだけ人気なのでしょう? 案の定リバイバル作品賞をとりましたね。 この劇場にはいるのは初めて、いったいいつできました?全然記憶にないのですが。。 1枚目は劇場正面から、2枚目は側面から。 この劇場は地上の入り口から入ったところが2階席最後列席へとつながる扉がある のでした。1階席に行くためには階段を2階分降りなければなりません。どうりで 外からはさほど劇場が大きく見えないわけです。 今回は定価で買った最前列センター。最前列が出てきたときに思わず買ってしまっ たのですが、買って正解!サットンフォスターの魅力満喫できました 床の高さが首あたりと床面が見える位置の上に足が伸ばせるのでなかなか快適です。 今回の客層もかなり高年齢、WAR HORSE と良い勝負? すぐ眼の前にいるオーケストラピットの指揮者も船員の帽子を被っていました。 前説は Captain, 「乗船前に携帯の電源を切りましょう」 Sister Act という前説 にも色々キャラクタを載せていておもしろい。 オープニングの船が出航するシーンでは紙テープが客席に向けて投げられて、 最前列にいる私はもちろんキャッチ。 セットは基本的に甲板、そこに客室が時折現れるという構成でした、 指示をやぶって仕事をやらないうえに秘密に乗船して 不法に乗船した男が他人と婚約中の彼女を奪うというひどい話ですがw、それでも 許せてしまうダンスの迫力。一癖もふた癖もある連中ばかりが乗船! 1幕最後のAnything Goes は圧巻でした。サットンフォスターを中心とした20人で のタップダンス。男性船員のタップは迫力だねえ。足元までみれる高さの舞台に 感謝。タップチップまで見えました。 2幕は色々あって大団円w 各キャストの見せ場がたっぷり、 話としては古くさいのですが、役者がそろっている。 サットンフォスターの迫力はすごい!でもサットンフォスターショーだと思いきや 他の役者も迫力満点。リバイバル作品賞をとるだけのことはあります。 |
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