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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:ロスト・イン・ヨンカーズ
劇場:神奈川芸術劇場ホール
日時:2013年12月7日19:00-22:15(途中休憩あり)
料金:S席8000円
座席:3列21番(1階最前列センターブロックちょっとだけ右より)
作:ニール・サイモン
上演台本・演出:三谷幸喜
出演:
中谷美紀(ベラ)
松岡昌宏(ルイ)
小林隆(エディ)
浅利陽介(ジェイ)
入江甚儀(アーティ)
長野里美(ガート)
草笛光子(ミセス・カーニッツ)

ヨンカーズのおばあちゃん(ミセスカーニッツ)の家で物語が
始まります。情けないお父さんはお母さんの看病のため高利貸
しまで金を借りる。子供たちをおばあちゃんちにおいて屑鉄
商売で南部を転々。
おばあちゃんはおばさんとふたりぐらし。おばさんはすぐに
物事を忘れてしまう、施設にはいる?ひと。
おばさんは人と一緒にいると興奮、やたらはいテンション。
おばあちゃんをやたら怖がるお父さん。
おばあちゃんが出たとたんに場の空気が一変、凄い場の支配力。
残念なおばさんをなんとかやりすごし、兄弟はここですめる
ことになり、そして息苦しい生活を続けます。
旅に出ているお父さんもどこかへん。
ギャングの手下になっているおじさんがきて、どうもへん。
一難去ってまた一難(でも地味)な子供たち。
めっちゃくちゃキャラがたっていてうまいキャストばかり。
大笑いはしないのですが、くすくすとさせる場面の連続。
おばさんが出てくといってこどもたちの同居を主張した
ときはほろり。
後半である台詞から主役がいれかわる。場を支配する者が
かわるというか重厚な二人芝居になってしまう。とにかく
泣ける。中谷美紀怪演!
コメディではなくいきざまがほとばしるというか。。
クライマックスの客席はすすり泣きばかり。
3時間15分が長く感じられない。良い物を見た。


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題名:モモノパノラマ
劇場:KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ
日時:2013年11月30日14:00-15:45
料金:前売3000円
座席:正面中央
劇団:マームとジプシー
作・演出: 藤田貴大
出演:石井亮介,伊東茄那、荻原綾、尾野島慎太朗、川崎ゆり子、成田亜佑美
中島広隆、波佐谷聡、召田実子、吉田聡子
舞台監督:森山香緒梨
音響:角田里枝
照明:富山貴之
衣装:高橋愛(suzuki takayuki)
宣伝美術:本橋若子
制作:林香菜

舞台は部屋の中央、四方を囲む客席。角材によるいくつかのフレームを
マジックテープで縛って箱や壁に場面転換。フレームの中で物語は進みます。
生まれるたびに川に流している友達の家から貰ってきた猫。姉妹は些細なことで
いつも取っ組み合い。家で出せるお菓子がイケてないので悩む子。小さな
子供の世界で悩み事は色々。遊びだったり、恋心だったり、、子供ってめんど
くさい。だがそこで既視感が、、大人になって忘れている原風景がそこにあるのかも。



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題名:NODA・MAP 第18回公演 MIWA
劇場:東京芸術劇場プレイハウス
日時:2013年11月16日14:00-16:10
料金:S席9500円
座席:1階S列5番
劇団:NODA・MAP
作・演出:野田秀樹
美術:堀尾幸男
照明:小川幾雄
衣装:ひびのこづえ
選曲・効果:高都幸男
振付:木佐貫邦子
美粧:柘植伊佐夫
舞台監督:瀬崎将孝
プロデューサー:鈴木弘之
主催:NODA・MAP
共催:東京芸術劇場(公益財団法人 東京都歴史文化財団)
出演:
MIWA・・・宮沢りえ
赤絃繋一郎(あかいとけいいちろう)・・・瑛太
マリア・・・井上真央
通訳・・・小出恵介
ボーイ・・・浦井健治
負け女・・・青木さやか
半陰陽・・・池田成志
オスカワアイドル・・・野田秀樹
安藤牛乳・・・古田新太

キャスト名前が制作発表の時とだいぶかわってました。
いろいろ脚本に変遷があったのでしょうか?
三輪明宏の半生を描いている作品です。
凄い役者ばかり取り揃えているのでいつも通り濃い舞台を期待!
まずは安藤牛乳って何者?アンドロギュノスがなまって安藤牛乳
なのね。三輪の中で安藤牛乳がいて、それゆえに二つの声を持つ。
二人一役という感じ。生まれてきたときに男も女もない。
原爆があったり、ゲイがあったり、するので重い話になるのか
と思いきや、思いの外かろやかに話が進んでいきました。
ゲイと兄弟愛、虚実取り混ぜた物語なのでしょう。三輪、安藤の
組み合わせによる演出はおもしろい。もうゲイとかあたりまえに
なっちゃってるのかなあ。原爆やヤンキーをもうちょっとつき
つめるのかと思ったらそうでもなかった。花束を持ってのヨイト
マケの歌の振り付けは美しかった。もう一度見たい。
最後はちょっと引っ張り過ぎた感。
全般を通して軽やかな雰囲気で、もっと重いものを想定していた
だけにちょっと肩透かしかな。これはこれでよいのですが。

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題名:イーハトーボの劇列車
劇場:紀伊國屋サザンシアター
日時:2013年11月4日13:30-16:30(途中休憩あり)
料金:8400円
座席:2列11番(2列目中央)
作:井上ひさし
演出:鵜山仁
音楽:宇野誠一郎
音楽・演奏:荻野清子
出演:
宮沢賢治:井上芳雄
宮沢政次郎・伊藤儀一郎:辻萬長
宮沢イチ・未亡人:木野花
宮沢とし子・女車掌ネリ:大和田美帆
福地第一郎:石橋徹郎
福地ケイ子:松永玲子
山男:小椋毅
淵沢三十郎:土屋良太
神野仁吉:田村勝彦
売られた娘:鹿野真央
少年:大久保祥太郎
車掌:みのすけ

ストーリー:
大正七(一九一八)年十二月二十六日、宮沢賢治は、故郷花巻から
東京に入院している妹・とし子の見舞いを目的に上野行きの夜行列
車に乗り込んだ。その手には大きな革のトランクが握りしめられ、
たくさんの願いが詰め込まれていた。
「大好きな音楽を聞き、エスペラント語の勉強をする。そのために
は家の重圧から逃れ、父の庇護の下を離れなければならない。
そして何よりも真の生き方を探すことである」
賢治は、東京に理想郷を求めては挫折を繰り返し、九度の上京の中
でいつしか花巻に理想郷を見いだす。東京での出来事と上京する列
車の中で賢治の童話から抜け出たような人物たちと織りなす夢のよ
うな時間が交差する。そして挫折の度に突然現れる背の高い、赤い
帽子の車掌から手渡される「思い残し切符」とは......。
井上ひさしが愛してやまない日本語に、不思議でかわいらしい、そ
して輝くような魅力を付け加えてくれた、岩手花巻人である宮沢賢
治の評伝劇。文学、音楽、化学、農業、宗教、芸能など多岐にわた
る才能を、虚弱ゆえ叶えることが出来なかった賢治。
この数々の大切なものを、鵜山仁の新演出で現代に問いかけます。
ミュージカルだけでなくストレートプレイでも高い評価を得ている
井上芳雄をはじめとする実力派の新キャスト陣を迎えて、十四年ぶ
りに再演いたします。

--------

舞台の真中に盆が鎮座していました。そして後方にはピアノ。
ピアノの伴奏がしばしばはいりました。盆が微妙に傾いてます。
最初は全員で語り。ああそういう芝居を見ているのだなーと。
場面は岩手花巻から上野行き列車。学生服で妹を見舞いに行く
賢治。ロードムービーかと思ったら、何度も東京と往復するの
です。山男、マタギ、口入屋、、、出会いと再会。
家出した賢治を追いかけてきた父親と宗論で見事に負けて
しまいます。浄土真宗vs法華宗なんですね。小気味よい言葉の
応酬に感心。
ユートピアを作ろうとするが、失敗。農民となると言っている
が結局親のすねかじり。エスペラントを学んでもだめ。
法華で日本を変えようとする人たちと交わりかけますが、、、
日蓮のでくのぼーなところに惹かれているとカミングアウト
してしまいます。ほんとにだめんずなんですね。
最後は思い残し切符で冥土行きの列車。。
主役の井上さんがダメな男を見事に演じていましたよ。
良くできた舞台なんだけど見た後どんよりしちゃうなあ。

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題名:唐版 滝の白糸
劇場:シアターコクーン
日時:2013年10月26日19:00-20:50(途中休憩あり)
料金:招待券で見ました(S・\9,500 A・\7,500)
座席:中二階BL7
作:唐十郎 演出:蜷川幸雄
出演:大空祐飛、窪田正孝、平幹二朗、
鳥山昌克、つまみ枝豆、井手らっきょ、マメ山田、プリティ太田、
赤星満、ミスター・ブッタマン、澤魁士、野辺富三、谷中栄介、
浦野真介、堀源起、砂原健佑、續木淳平 ほか
解説:
大空祐飛×窪田正孝×平幹二朗 「唐版 滝の白糸」  
唐十郎の戯曲に蜷川幸雄が挑む!
《唐十郎×蜷川幸雄 “禁断の企み” 再び蘇る!》
蜷川幸雄が『盲導犬-澁澤龍彦「犬狼都市」より-』に続いて
挑むのは、同じく唐十郎の傑作戯曲『唐版 滝の白糸』。
本作は1975年初演。実現不可能といわれた大掛かりな装置
を、映画撮影所を劇場に選ぶことで可能となり、上演に成功。
まさに、時の一大事件となった作品である。唐十郎が、泉鏡花
作「義血侠血」に想を得て大胆に構成し、謎めいた味わいが散
りばめられた会話の呼応、哀しくも痛切な抒情が込められた台
詞の数々。「演劇スペクタクル」と称賛された伝説的作品が1
3年振りに蘇る!
心中の生き残りとしてもなお、その生命力を燃やす水芸人・お
甲に、大空祐飛!少年から、禁断の恋に翻弄される青年へ多面
的な煌めきを魅せるアリダに、窪田正孝!
寂れた町で、過去を追い求めるかに見える謎の男・銀メガネに、
平幹二朗!
崩れかけた長屋の一角にやってきた青年・アリダ(窪田正孝)、
彼の後を追うナゾの男・銀メガネ(平幹二朗)、そして、アリ
ダの兄と無理心中するも手元不如意となり金の無心にきた女・
お甲(大空祐飛)の3人を軸に物語が展開する。

ーーー
とにかくお甲がかっこいい!スポットを浴びて登場するシーンが
ヒーローかくあるべしといった感じ。ひとりかがやいているのです。
三輪車が宙を飛び、ミゼットプロレスの登場、クライマックスには
舞台上で水芸の展開、唐ワールドへと引き込まれました。
ミゼットプロレスってやっぱり7人の小人?
最後の水芸は本水使って派手なんですが、曲芸としてもうちょっと
きっちりやってくれれば、もっと場面が締まったと思いましたよ。
まあパロディなんでしょうが。。

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