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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:耳なし芳一
劇場:神奈川芸術劇場ホール
日時:2013年4月17日19:00-20:30(終演後アフタートークあり)
料金:招待券でみました(S席8500円?)
座席:1階後方
原作:小泉八雲
演出:宮本亜門
台本:高羽彩
出演: 山本裕典/安倍なつみ/橋本 淳/花王おさむ/
 大西多摩恵/大駱駝艦(若羽幸平、橋本まつり、鉾久奈緒美)/益岡 徹

大きな人形と小さな人形が登場、その上人形遣いが顔をさらして台詞を
話しました。人形と照明が相まって現実ともあの世ともつかない世界が
展開されました。人形と人間が舞台上で共存するのはAvenueQと同じ感じ
なのですが、より幽玄な気分。でもそのためか、舞台上が暗い、とても
暗い。鳥目の私には見えないシーンがいくつもOrz
ライブで見てよかったと思う舞台なだけにちょっと口惜しい。

・公演後、安倍なつみ/橋本 淳さんによるトークショー

とりあえず終わってホットしている
安徳天皇とさきちは芝居のなかで出会うことがないので是非この姿
ででてほしい

お芝居の中でのさきちの印象は?

誠実で真面目、橋本くん自身も稽古場でほんとにあたまをかかえていて
ダメ出しをもらうたびに、もうだめだ!

さきちは最初はキャラが違っていた。芳一と同じ境遇だった
こんな明るいキャラではなかった

安徳天皇はどんなかた?

8才の役、世間を知らずに入水、子供心を持っているところもあるし
霊として達観しているところもあるし。。
年齢も性別も自分のなかで設定していない
中性的なぴゅあな思い、自分の人生を全うできず入水した浮遊霊。

自分のお母さんとの関係を聞かされた安徳天皇はどういう気持ち?

ものすごく寂しく孤独、たったひとりぼっちなんだな、聞いたのだ
と同時に受け入れて、自分のいるところは極楽浄土ではないのだな
とわかった

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題名:趣味の部屋
劇場:パルコ劇場
日時:2013年3月24日14:00-16:15
料金:8000円
座席:K列
脚本:古沢良太
演出:行定 勲
URL:http://www.parco-play.com/web/play/syuminoheya/
出演:
 天野:中井貴一
 土井:戸次重幸
 婦人警官:原 幹恵
 水沢:川平慈英
 加藤:白井晃
STORY:
男たちが趣味のために借りた、とある部屋。
おのおのの趣味に興じる中、仲間の一人が失踪・・・
そして新たな事件の幕開け…
男たちの楽園は疑いと諍いの修羅場と化す。
彼らが最後にたどりつく結論とは、趣味の部屋の真実とは…?

--
ネタバレあり、見るチャンスがあるのなら読まないでね。。





素晴らしい脚本。これをウェルメイドというのだろう。
中井貴一演じる天野が、シェフ姿で熱心に料理をしているところに
男たちが次々帰ってくる。豪華なマンションで上手はガンプラ、
下手は本棚、業務用冷蔵庫、亀が飼われており、モンサンミッシェル
のジグゾーパズルがある。ここは女人禁制、みんなの秘密の趣味の部屋。
天野と加藤は医師、水沢は車の営業マン、土井は化粧品会社勤務、
木下はスポーツクラブのインストラクター。天野の趣味は料理、
加藤はガンプラ、水沢は古書収集、木下は亀の飼育、土井だけは色々
やってははまれない。
そこに原幹恵演じる婦人警官が「この人を知りませんか」と木下の
写真を掲げてやってくる。この婦人警官は実は木下の彼女でこすぷれいやー。
 実は天野は医師で、他の面々は彼の患者。治療には趣味が有効!
という話だったのに、鍵のかかった冷蔵庫に木下のバラバラ死体が
しまわれているのでは?という話になり、どんどん物語は暗くなり。。
そして天野が実は自分の医院の看護婦が殺されたのではないかと疑い、
容疑者の水沢を観察するためにこの「趣味の部屋」をでっち上げたの
だと告白。そしてこういう疑いが次々と巡り巡り、、全員ひとまわり。
実は看護婦は警察の捜査どおりに事故死で、殺人事件などはなかった、
全ては天野の思い込みだったと判明すると天野の様子が変に。。。
今度は加藤が「自分は精神科医だ、天野は自分の患者だった」と説明
する。天野は解離性同一性障害!趣味の部屋の最後の思い出つくりに
土井がジグゾーパズルを完成させようとするが、最後の1ピースが出て
こない。土井を諦めさせて去る男たち。

照明が暗転してカーテンコール!と思ったらまだ芝居が続いていました。
なんと今までのは「最初から最後まで彼女を騙すためのお芝居」
木下が彼女に趣味の部屋の存在をばらしてしまったことへのフォロー
と共に、土井に「演劇」という趣味を与えるために演じた芝居だった!
もうどんでん返しにつぐどんでん返し。途中で後味悪かった家庭崩壊
もなかったことに。さわやかなカタルシスと共に劇場を去る
ことができましたよ。
そして細かな伏線とその回収がいっぱい、緊張と緩和、それに伏線と
回収でドキドキしたり笑ったり、なるほどと納得したり、まさに
ジェットコースターストーリー。こういう芝居また見たい。
今年1番のストレートプレイかも。

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題名:(연극 광해, 왕이 된 남자)光海、王になった男
日時:2013年3月9日15:00-17:00
劇場:東崇アートセンター・東崇ホール
座席: 1階(B2) ナエリア2列 4(2列目センターブロック少し右寄り)
料金:R席50000KRW





ドンスンアートセンターのボックスオフィスがビルの中に移転してい
てちょっと戸惑いました。チケット購入控えをみせて無事チケットをゲット。
手数料安くてありがたい。
後方には空席がありました。とはいえ当日券にもそれなりの行列。
客層はちょっと若め。20−30代といったところ?
寺党による仮面劇が多数。寺党が最初に倒れてしまって完全に入れ替わり。。
奴婢がかわいい。皇后は美しい。最初と最後だけ本物国王役ですごくワイルド。
思いを吐き出すシーンあり、奴婢は毒殺されるかわりに国王かどわかしに
同席してやられてしまう。
戻ってきた国王が医者、宦官、大臣を皆殺しにしてしまう。。。
そして3年後、偽物は寺党でだるまさんが転んでいるしているところで殺される、、
結局首謀者は皆ころされてしまう、いかにもそうだろうという結末なんだけれど、
最後に偽国王が語るシーンがわからない。
最後は涙ながらに語っておりました。

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題名:ポリグラフ 嘘発見器
劇場:東京芸術劇場シアターイースト
日時:2012年12月16日15:00-16:30
料金:5000円
座席:D席中央
脚本・構想:マリー・ブラッサール/ロベール・ルパージュ
演出:吹越 満
訳:松岡和子
出演:森山開次、太田緑ロランス、吹越満
解説:
同公演では、演出家・パフォーマーのロベール・ルパージュの初期
作品『ポリグラフ』を吹越満の新演出で上演。日本でも1996年にル
パージュ自身の演出で上演され、世界各地のフェスティバルで賞を
得るなど評価の高い同作を、戯曲の演出は初めてという吹越が、映
像効果と身体表現を巧みに用いた「フィジカル・シアター」として
甦らせる。

ルパージュ自身がポリグラフ(嘘発見器)にかけられたという実体
験をもとに構築された同作は、ベルリンの壁の崩壊など時代背景に
沿いつつ変化を遂げてきた作品。舞台作品にマルチメディアを用い
「映像の魔術師」と評されるルパージュの戯曲に、自ら主催する
『フキコシ・ソロ・アクト・ライブ』でも実験的な映像表現を用い
てきた吹越がどう料理するのかが見どころだ。

ダンサーの森山開次は、ポリグラフのテストを受けた学生フランソ
ワ役、太田緑ロランスは殺人事件の被害者女性の役を手に入れた小
劇場の女優・ルーシー役、吹越はフランソワのポリグラフテストを
担当した犯罪学者ディヴィッドを演じる。
------
ここはカナダですか?
今は夏ですか?
マリ=クロード・レガレを殺したのはあなたですか?
舞台はカナダ・ケベック。ある殺人事件に、それぞれ関わりを持っ
てしまった3人の男女の奇妙な出逢い。記憶と現在、フィクションと
現実が錯綜する中、互いが親密になるにつれ、3人の関係はミステリ
アスに展開して行く…。
------

ホスマンはフランソワにポリグラフをかけている。結果としてフラン
ソワは白だと知っている。フランソワとルーシーは隣の部屋同士。
フランソワはバイでマリー死体の第一発見者。
デイビッドとルーシーは付き合っているのだが、そのきっかけはルー
シーがモントリオールの地下鉄で自殺現場に居合わせ、ショックの
ルーシーをデイビッドがケベックシティへおくったこと。
映像と俳優が作り上げるアートという感じ、舞台転換を俳優自身が
行い、机等を用いていろんな場面を作っていく。
場面場面がまるで絵画のような雰囲気。
森山さんの不思議な動きは健在。初めて声を聞きましたが、意外と?
良いなんですね。
中盤で舞台がほとんど暗くなり、奥のセットが割れて、ほのかに見
える3人、これが全裸!壁に次々と照明があたり、3人は影絵の状態、
3通り抱擁シーンが次々と。。
フランソワはモントリオールへ出て行き、 ラストは舞台奥壁左が
割れてルーシー立ちすくみ、その前にてフランソワ飛び込みシーン。
非常に窮屈な形での静止は見事。
時間が行き来する形での物語、円環状な雰囲気も漂いこれはこれで
悪くない。不思議な雰囲気の舞台でした。

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題名:TOPDOG/UNDERDOG
日時:2012年12月15日19:00-21:10(途中休憩あり)
劇場:シアタートラム
料金:6800円
座席:D列中央
12月16日昼 シス・カンパニー公演   シアタートラム
作:スーザン=ロリ・パークス
翻訳・演出:小川絵梨子
出演:
  ブース(弟):堤真一
  リンカーン(兄):千葉哲也

台詞がとても多い濃密な雰囲気。場面は全て弟のアパートの中。
働かない、でも棲家を持っている弟に転がり込んだ兄貴。
兄弟の名前が大統領とその暗殺者の名前をとっているらしい。
兄は以前はいかさまカードでぶいぶい言わせていたのですが、
今はカードから足を洗って、遊園地で働いている。白塗りして
白人に化けて遊園地でリンカーンとして殺される役を演じている兄、
なんとか自分の生き方に正当性を持たせようとして苦しむ。
兄弟は、子供のころ、両親に捨てられ、兄貴は一度結婚すれども妻に
逃げられ、弟は彼女がいるのかいないのか。。
弟はし万引きの腕スーツを2着まとめて持ってくるとか辣腕なのだが、
それ以外は大言壮語するだけ、凄く子供っぽくてサイコな雰囲気を持
ちながらお兄ちゃん大好きな弟。兄嫁も弟に寝取られてる?
兄は、馬鹿な弟を憎みながらも愛している。。
もう背景書いているだけで暗雲漂うような暗さなんですが、それを
素晴らしいセリフ回しと間で演じられるので超低空を這うような
おもしろさというか、、1秒ごとにおもしろさとやるせなさが頭に
詰まっていく感じ。
2幕は弟が自宅でディナーの用意をして彼女を待っているところから
始まる。でも彼女は来ない。兄貴はカードに復帰してすごく儲ける。
外出した弟は彼女を殺してきたといい、最後には賭けた母の形見を
取り返そうと兄貴をも殺してしまう。
救いようのない話で、見終わった後に空気の粘度が一段あがった
ように感じましたよ。見てて心底疲れました。
で、弟の彼女は実在したの?エアなの?母親が残した金は5?500?

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