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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
題名:アジア温泉 劇場:新国立劇場 中劇場 日時:2013年5月15日18:30-21:30(途中休憩あり) 料金:S席7350円 座席:2列目センターブロック 作:鄭 義信チョン・ウィシン/Chong, Wishing정의신 演出:ソン・ジンチェクSohn, Jin Chaek손진책 出演:勝村政信、成河、千葉哲也、梅沢昌代、 ストーリー アジアのどこかにある島は、古い因習としきたりが守られて きた牧歌的な島だった。ところが、島に温泉が湧くという噂 が出て、島民が俗化していくなか、大地は自分の土地を売ら ずにがんばっていた。そこに、リゾート観光業に乗り出そう と、カケルと、その弟アユムは島にやってくる。カケルは大 地の土地を買収しようと交渉するのだが……。 --- 舞台は客席をつぶして円形、キャストは舞台の端で待機して 着替えもそこらへんで。バンドもみえるところで演奏。 ある島で温泉がでるかもということで大騒ぎ、島を離れた女 が法的に土地の権利をもっていて、土着の家長が自分に権利 があると主張しあらそいに。 日本語と韓国語が両方使われてました。 強盗殺人死体遺棄の犯人を島民みんなで隠して逃げ切る物語。 しかも当人は自己憐憫に陥って、かわいそうなわたしと自分 で自分に酔うというどこを突っ込んでよいのか悩む。しかも 物語の辻褄があわないところだらけでどういう状況を描きた いのかわからない。。 PR 題名:おのれナポレオン 劇場:東京芸術劇場プレイハウス 日時:2013年4月23日19:00-21:20 料金:ステージシート9000円 座席:ステージ右側 2列目まんなか 作・演出:三谷幸喜 出演: ナポレオン・ボナパルト:野田秀樹 アルヴィーヌ・モントロン:天海祐希 シャルル・モントロン(副官):山本耕史 マルシャン:浅利陽介 アントンマルキ:今井朋彦 ハドソン・ロウ:内野聖陽 演奏:高良久美子、芳垣安洋 舞台上にも左右に客席あり。三方から客が見る形です。 三谷+野田ということでどのような化学反応が起きるか 楽しみにしていました。 ストーリーはナポレオン毒殺説をめぐるミステリー。 舞台はセントヘレナ島から、この作品は登場人物各人の回想に よって描かれる物語であり、場所も時間も頻繁に行き来します。 セットも椅子・ベッド・ソファーのみのシンプルなものとなっています。 ナポレオン野田さんは何をやっても野田さんw でもいつもより派手になっている気が。。 ナポレオンは幼児みたいな男で監視役のハドソンロウを振り回しまくり! クライマックスになるとこの馬鹿ナポレオンが実は冷徹な意思の下で 周りのものを操っていたということが。。 チェスの対戦とワーテルローの敗戦とあわせた趣向などがうまく利いて います。馬鹿だったナポレオンの途中からの変身に唸らさられます。 野田っぽい三谷作品を見た感じ??あっというまに2時間20分が経ちました。 題名:今ひとたびの修羅 日時:2013年4月20日18:30-21:15(途中休憩あり) 劇場:新国立劇場中劇場(初台) 料金:10500円 原作:尾崎士郎 脚本:宮本研 演出:いのうえひでのり 劇団:シスカンパニー 出演: 飛車角:堤真一 おとよ:宮沢りえ 宮川:岡本健一 瓢吉:小出恵介 お袖:小池栄子 照代:村川絵梨 横井:鈴木浩介 黒馬先生:浅野和之 吉良常:風間杜夫 寺兼:逆木圭一郎 丈徳:村木仁 デカ虎:インディ高橋 熊:磯野慎吾 夏村:前堂友昭 熊木:山森大輔 美術:二村周作 照明:原田保 殺陣:川原正嗣 プロデューサ:北村明子 概要: 「劇団☆新感線」の人気演出家:いのうえひでのりが、久々にシス・ カンパニー公演に登場! 2009年に話題を呼んだ『怪談牡丹燈籠』に続き、再び日本人の心の琴線 を大きくゆさぶる舞台をお届けします! 堤 真一、宮沢りえ、岡本健一、小出恵介、小池栄子、村川絵梨、鈴木 浩介、浅野和之、そして、風間杜夫 らの強力キャストを得て、新国立 劇場中劇場の空間に解き放つ劇世界は、「侠客道」を貫く男たちと、至 極の愛に生きる女たちの物語……。独自の美学に裏打ちされた“いのう え流ダイナミズム”で観客を魅了し続けてきたいのうえひでのりが、新 たに挑む愛と情念の世界です。 本作『今ひとたびの修羅』は、昭和の国民的大河小説として親しまれ た『人生劇場』を原作に、劇作家:宮本研が戯曲化した作品です。原作 は、昭和8年(1933)から長きに渡り連載された尾﨑士郎による新聞小説 ですが、連載中から幾度となく映画化され、その時代を代表する銀幕ス ターたちが総出演。昭和13(1938)には古賀正男作曲の歌謡曲にも歌わ れ、現代にも歌い継がれている、“国民的”愛唱歌と言えるでしょう。 もしかしたら、この映像や歌詞の世界が伝えるイメージが、<人生劇場 =任侠大作>という構図をより一層強く印象づけたのかもしれませんが、 この物語は、単に“任侠モノ”では片づけられない、日本人の心情に訴 えかけるような大きな魅力にあふれています。 もちろん、“任侠モノ”の華である、血気盛んな男衆の出入り場面は 原作最大の醍醐味であり、戯曲にも重要な見せ場として描かれています が、この物語の中心にあるのは、彼ら任侠の徒の精神的根幹を貫く、日 本人の美徳としての“義理人情”や“ 男気 おとこぎ”です。そして、 その美徳を尊び、その精神に殉じようとする男たちに、命がけの愛をか たむける女たちの姿が描かれています。そんな原作の真髄を、よりドラ マチックに、より濃密に、かつ細やかな筆致で舞台上に昇華させたのが、 劇作家:宮本 研 でした。特に、宮本が戯曲で描いた女たちは、抗え ぬ運命に涙しつつも、己が人生の修羅に正面から向き合うことを恐れぬ 強靭さをもち、弱きを助け強きをくじく 侠気 おとこぎの男たちと共に、 この戯曲に「人間の魂の物語」としての輝きを与えています。 シス・カンパニーでは、これまで2作の宮本研作品を上演してきました が、多くの作品に見られるように、 宮本の視線は、志の高さゆえに世 間からはみだしたアウトローたちや、体制に抵抗することを恐れず大義 や理想を追い求める人々に等しく注がれています。そして、彼らが苦悩 し葛藤する姿を詩情あふれる文体で描いています。本作『今ひとたびの 修羅』は、まさに宮本戯曲の真骨頂を発揮した作品です。 物語: 昭和初頭の東京・深川。義理の上から加担した出入りで人を殺め、警官 に追われる中、 逃げ込んだ民家で飛車角(堤真一)は不思議な初老の渡 世人と出会う。彼こそ伝説の侠客の血を引き継ぐ男、吉良常(風間杜夫) だった。その民家には、三州吉良町(現愛知県吉良町)から上京し、早 稲田大学に学ぶ青成瓢吉(小出恵介)が恋人お袖(小池栄子)と暮らし ており、瓢吉の父に恩義を受けた吉良常が彼を気に懸け、たまたま訪ね てきたところだった。飛車角には、横浜のあいまい宿から足抜きし、共 に命からがら逃げきたおとよ(宮沢りえ)がいたのだが、己の不始末に けじめをつけるべく、泣きながら止める彼女を振り切り自首。前橋刑務 所に送られてしまう。 しばらくは足繁く面会に通っていたおとよだったが、ある時期からふっ つりと顔を見せなくなり、心の支えを失い苦悩する飛車角を、吉良常が 励まし支えていく。 それから数年の月日が流れ、飛車角の出所も近づいた頃、おとよの姿 は玉の井の娼窟にあった。 そして、その傍らには、飛車角を兄と慕っていたはずの弟分・宮川(岡 本健一)の姿が・・・。 男と女の運命の糸車が、転がり行きつく果てにあるものは・・・・? -------------- 客席が4列目まではずされて舞台が広がっています。 5列目はセンターブロックのみ。 扇形の舞台の奥に雑草が映えた石段が3つ、その上は笹? 10段弱の石段を上がった上がまた平らになっており その後ろには遠景で民家のあかりがいくつも見えます。 オープニングは土手の出入り。 渡世同士の出入り、そこに出てくる飛車角がやたらかっこいい。 隣に座ったおばさんが、このあたり全部知ってると呟く、、 このあたりもっとさびれていたとか、そういう町があったとか。。 回り舞台で土手、家屋、雑踏、刑務所とくるくる場面がかわる のです。塗れ場はどろどろ、飛車角の筋肉がすごい。殺人で 刑務所にはいっていて出所まであと少しというところで幕間。 豪華なキャスト、でもそれを淡々と使っている渋いシナリオ。 おとよは堪え忍ぶ役と毒婦の両方が絵になっている。芸者姿 はまりすぎ。黒馬先生は黒田節でマイム、これがまた見事。 全ての殺陣がめっちゃくちゃかっこいい。 クライマックスは大量の紙吹雪! 本当にビジュアルな舞台で画面の一つ一つが1枚の絵のよう でした。新感線!と言われても全然違和感ない演出ですね。 題名:耳なし芳一 劇場:神奈川芸術劇場ホール 日時:2013年4月17日19:00-20:30(終演後アフタートークあり) 料金:招待券でみました(S席8500円?) 座席:1階後方 原作:小泉八雲 演出:宮本亜門 台本:高羽彩 出演: 山本裕典/安倍なつみ/橋本 淳/花王おさむ/ 大西多摩恵/大駱駝艦(若羽幸平、橋本まつり、鉾久奈緒美)/益岡 徹 大きな人形と小さな人形が登場、その上人形遣いが顔をさらして台詞を 話しました。人形と照明が相まって現実ともあの世ともつかない世界が 展開されました。人形と人間が舞台上で共存するのはAvenueQと同じ感じ なのですが、より幽玄な気分。でもそのためか、舞台上が暗い、とても 暗い。鳥目の私には見えないシーンがいくつもOrz ライブで見てよかったと思う舞台なだけにちょっと口惜しい。 ・公演後、安倍なつみ/橋本 淳さんによるトークショー とりあえず終わってホットしている 安徳天皇とさきちは芝居のなかで出会うことがないので是非この姿 ででてほしい お芝居の中でのさきちの印象は? 誠実で真面目、橋本くん自身も稽古場でほんとにあたまをかかえていて ダメ出しをもらうたびに、もうだめだ! さきちは最初はキャラが違っていた。芳一と同じ境遇だった こんな明るいキャラではなかった 安徳天皇はどんなかた? 8才の役、世間を知らずに入水、子供心を持っているところもあるし 霊として達観しているところもあるし。。 年齢も性別も自分のなかで設定していない 中性的なぴゅあな思い、自分の人生を全うできず入水した浮遊霊。 自分のお母さんとの関係を聞かされた安徳天皇はどういう気持ち? ものすごく寂しく孤独、たったひとりぼっちなんだな、聞いたのだ と同時に受け入れて、自分のいるところは極楽浄土ではないのだな とわかった
題名:趣味の部屋
劇場:パルコ劇場 日時:2013年3月24日14:00-16:15 料金:8000円 座席:K列 脚本:古沢良太 演出:行定 勲 URL:http://www.parco-play.com/web/play/syuminoheya/ 出演: 天野:中井貴一 土井:戸次重幸 婦人警官:原 幹恵 水沢:川平慈英 加藤:白井晃 STORY: 男たちが趣味のために借りた、とある部屋。 おのおのの趣味に興じる中、仲間の一人が失踪・・・ そして新たな事件の幕開け… 男たちの楽園は疑いと諍いの修羅場と化す。 彼らが最後にたどりつく結論とは、趣味の部屋の真実とは…? -- ネタバレあり、見るチャンスがあるのなら読まないでね。。 素晴らしい脚本。これをウェルメイドというのだろう。 中井貴一演じる天野が、シェフ姿で熱心に料理をしているところに 男たちが次々帰ってくる。豪華なマンションで上手はガンプラ、 下手は本棚、業務用冷蔵庫、亀が飼われており、モンサンミッシェル のジグゾーパズルがある。ここは女人禁制、みんなの秘密の趣味の部屋。 天野と加藤は医師、水沢は車の営業マン、土井は化粧品会社勤務、 木下はスポーツクラブのインストラクター。天野の趣味は料理、 加藤はガンプラ、水沢は古書収集、木下は亀の飼育、土井だけは色々 やってははまれない。 そこに原幹恵演じる婦人警官が「この人を知りませんか」と木下の 写真を掲げてやってくる。この婦人警官は実は木下の彼女でこすぷれいやー。 実は天野は医師で、他の面々は彼の患者。治療には趣味が有効! という話だったのに、鍵のかかった冷蔵庫に木下のバラバラ死体が しまわれているのでは?という話になり、どんどん物語は暗くなり。。 そして天野が実は自分の医院の看護婦が殺されたのではないかと疑い、 容疑者の水沢を観察するためにこの「趣味の部屋」をでっち上げたの だと告白。そしてこういう疑いが次々と巡り巡り、、全員ひとまわり。 実は看護婦は警察の捜査どおりに事故死で、殺人事件などはなかった、 全ては天野の思い込みだったと判明すると天野の様子が変に。。。 今度は加藤が「自分は精神科医だ、天野は自分の患者だった」と説明 する。天野は解離性同一性障害!趣味の部屋の最後の思い出つくりに 土井がジグゾーパズルを完成させようとするが、最後の1ピースが出て こない。土井を諦めさせて去る男たち。 照明が暗転してカーテンコール!と思ったらまだ芝居が続いていました。 なんと今までのは「最初から最後まで彼女を騙すためのお芝居」 木下が彼女に趣味の部屋の存在をばらしてしまったことへのフォロー と共に、土井に「演劇」という趣味を与えるために演じた芝居だった! もうどんでん返しにつぐどんでん返し。途中で後味悪かった家庭崩壊 もなかったことに。さわやかなカタルシスと共に劇場を去る ことができましたよ。 そして細かな伏線とその回収がいっぱい、緊張と緩和、それに伏線と 回収でドキドキしたり笑ったり、なるほどと納得したり、まさに ジェットコースターストーリー。こういう芝居また見たい。 今年1番のストレートプレイかも。 |
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