忍者ブログ
今までに見た舞台の感想をつづってあります。
[28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



題名:War Horse
劇場:Vivian Beaumont Theater
日時:2011年6月7日19:00-21:40(途中休憩あり)
料金:Telecharge手数料込 135.25USD
座席:ORCH L309(1階席センターブロック少し後方)
Marianne Elliott and Tom Morris (Direction)
Rae Smith (Design, Drawings)
Basil Jones and Adrian Kohler with Handspring Puppet Company (Puppet Design, Fabrication and Direction)
Toby Sedgwick (Movement Direction)
Paule Constable (Lighting Design)
Christopher Shutt (Sound Design)
Leo Warner and Mark Grimmer (Video)
Adrian Sutton(Music)
John Tams (Songs)
Written by: MIchael Morpurgo
出演:
THE HORSES
Joey as a foal: Stephen James Anthony, David Pegram, Leenya Rideout ,
Joey: Jeslyn Kelly, Jonathan David Martin, Prentice Onayemi
Topthorn: Alex Hoeffler, Jude Sandy, Zach Villa
Coco: Joby Earle, Enrico D. Wey
Heine: Sanjit De Silva, Bhavesh Patel

THE PEOPLE
Song Woman: Kate Pfaffl
Song Man: Liam Robinson
Lieutenant James Nicholls: Stephen Plunkett
Arthur Narracott: T. Ryder Smith
Billy Narracott: Matt Doyle
Albert Narracott: Seth Numrich
Ted Narracott: Boris McGiver
Chapman Carter: Austin Durant
Allan: Elliot Villar
Thomas Bone: Bhavesh Patel
John Greig: Joby Earle
Rose Narracott:Alyssa Bresnahan
Priest: Peter Hermann
Captain Charles Stewart: Zach Appelman
Sergeant Thunder: Richard Crawford
Private David Taylor: David Pegram
Paulette: Cat Walleck
Soldat Schnabel: Bhavesh Patel
Hauptmann Friedrich Mully: Peter Hermann
Soldat Klausen: Elliot Villar
Doctor Schweyk: Saint De Silva
Oberst Strauss: Boris McGiver
Sergent Fine: Zach Appelman
Unteroffizier Klebb: Stephen Plunkett
Emilie:Madeleine Rose Yen
Taff: Saint De Silva
Manfred:Austin Durant
Matron Callaghan: Leenya Rideout
Annie Gilbert: Hannah Sloat
Veterinary Officer Martin: Ian Lassiter
Goose: Jude Sandy
Ennsemble: Joby Earle, Joel Reuben Ganz, Ariel Heller, Tom Lee, Enrico D.Wey






パペットを用いた劇ということで期待していきました。
場内満員。メイキングのビデオなども販売されていました。
客席にはかなりお年寄りがみえます。童話が原作のはずなのですが。。。
舞台の頭上には白い雲、この雲に場面転換の際に年代とか背景がうつ
るのです。

オープニングは小鳥が2羽飛びだしてきました。
棒の上で羽ばたく小鳥を人が操って、客席のうえもぐるぐると。
そこからキャストのアカペラによる合唱、こ、これはミュージカル?
その後もバイオリンとアコーディオンが時折舞台に出現して音楽を奏
でると共に歌を歌うのです。やっぱりミュージカル?でもそこで歌う
のは歌手だけでした。

さてジョーイ登場、最初は仔馬バージョンです。3人で頭、前足+胴体、
後ろ足+尻尾、を操ります。組み合わせは違えども3人で操るなんて
まるで人形浄瑠璃みたいな雰囲気。これが本当にまるで生きているか
のように動くのです。

この物語、筋書きとしては前半がバカな親父に振り回されて苦労する
息子とジョーイの話、後半は戦場に駆り出されたジョーイを兵士と
なって探す息子の話というところでしょうか。
オープニングでは意地の張り合いから、本来の相場の数倍で仔馬を
競り落した父ちゃん!奥さんにはさんざん罵られ、仔の世話は息子に
押しつけちゃいます。
息子に馬がなついて行くのは本当に心が通っているかのよう。
そして突然大人の馬に変身!のジョーイ、胴体の中にふたり、そして
頭を操るものがひとりという構造に変わり、ちゃんと人が乗って走れ
るのでした。
この農場にはガチョウもいるのです。このガチョウはひとりで操演さ
れており、場面に息抜きを与えてくれます。
そして父ちゃんは一週間後に馬車を引けるようになるかどうかでまた
意地の張り合いをして賭を受けてしまいます。賭は馬の代金そのもの、
息子は、調教する代わりに成功したら馬は彼のものにするという条件
を父親に飲ませてがんばり、一週間でできっこない調教を見事成功!
手に汗握る勝負の一瞬、回り舞台を使って迫力を増してくれました。
そのときドイツと英国の戦争がはじまります。
軍馬を調達にくる軍、買い取り価格の高値に目がくらみ、父親は彼に
内緒でジョーイを売り払ってしまいます。
一緒についていきたいけれど兵隊にはいれない年齢16歳の彼 ;_;
ジョーイを買い取った兵士はジョーイのスケッチを送ると約束します。
フランスに連れて行かれたジョーイは軍馬隊として戦闘へ駆り出され
ます。ジョーイと同型の馬がもう一頭,その他は数頭は馬の前半分だ
けが作られていて張りぼて兵士を載せる形でした。
突撃したジョーイ、騎乗している将校が銃弾に倒れてしまい、敵の手
にわたってしまいます。
父親からChristmasプレゼントで自転車をもらってもうれしくありません。
そのときスケッチ帳が届きました。そして訃報も。。

後半は戦争でいろいろあったw彼は19歳になって参戦してジョーイを探し
ます。ジョーイは敵方の馬車馬として働いていたのでした。なんと戦車
ともバトル!この戦車もジョーイと同類のパペット?!
戦場にはパペット烏も出現しました。
ジョーイは味方の手に戻りますが、その時には片足を怪我しており、軍馬
としては役立たず、味方兵士の手で殺される直前にようやく彼と再開!
すれ違いドラマのクライマックスとでも言いましょうか、ジョーイと出会
えそうでなかなか出合えないシーンでは客席から子供の黄色い声が飛んで
いましたよ。それだけ子供たちがいれこんだということはそれだけ舞台に
迫力があるということでしょう。

カーテンコールでは馬の操演者の挨拶で何度もスタンディングオベーション
が起きていました。馬を見るだけでも十分に元がとれる舞台でしょう。


拍手[0回]

PR


題名:トップガールズ
日時:2011年4月17日18:00-20:30(途中休憩あり)
劇場:シアターコクーン
料金:9000円
座席:1階K列16番(1階通路から3列目センターブロック右端)
出演:
  マーリーン:寺島しのぶ
  二条/ウィン:小泉今日子
  フリート/アンジー:渡辺えり
  忍耐強きグリゼルダ/ジニーン/ネル:鈴木杏
  ウエートレス/キット/ショーナ:池谷のぶえ
  法王ヨハンナ/ルイーズ:神野三鈴
  イザベラ・バード/ジョイス/キッド婦人:麻美れい
演出:鈴木裕美
作:キャリル・チャーチル

舞台の真ん中に大きな白い金属性の枠、その枠の中にテーブル、テーブル上
にはフラワーアレンジメント、ワイングラスとお皿。TV画面で食事が始まる雰囲気。

最初は人材派遣会社に勤めるマーリーンの専務取締役就任祝い宴会。各国各
時代から様々な女性が集まって、ガールズトーク?を繰り広げるのです。
最初は私が私が、という感じでみんな好き放題語りまくり、話を聞いているのは
マーリーンのみ(^^;)
天皇の側室だった二条、子供はすべて取り上げられ、差別をうけてしまいます。
女でありながら男と偽り法王まで上り詰めたが、小姓と子をつくってしまい、撲
殺されたヨハンナ。百姓の娘でありながら、領主に見初められ結婚したが、娘と
息子をとりあげられたグリゼルダ、最後は離婚され、新しい領主の結婚相手は実
は娘。悪魔にあったが、それより怖いスペイン人と戦っていたフリート。
語られるにつれてやるせない気分が充満。フリートはちょっとしか語らないのに
やたら存在感があります。旅行家のイザベラは奔放.

2場が金属枠が縦になり、その中での面接。マーリーンが就職希望の女性と
はなしています。場面はかわって子供のアンジーが映画にいこうとする、おかあ
さんを殺そうとする。。。なんかずっと暗い噺、アンジーは姉の子として育てられ
ているのですが実はマーリーンの子供。この渡辺えりこ演じる子供は最初違和感
あったのだけれど、すぐにふつうに見えてしまったのが演技の凄いところ。
子供ができなかった姉、ちょっと知恵が足りない子供をおいて都会にでた妹。
自分の娘であるにも関わらず娘の将来はない!
なんだかすごーく暗く盛り上がるのです、1場と2場のキャラクターで色々
暗喩があるのでしょうね。






拍手[0回]




題名:キャラメルボックス2011スプリングツアー『夏への扉』
日時:2011年3月20日14:00-16:20
劇場:ル テアトル銀座
料金:定価6500円のところハーフプライス
座席:最後列から3列目中央付近
劇団:演劇集団キャラメルボックス
原作:ロバート・A・ハインライン
翻訳:福島正実(ハヤカワ文庫刊)
脚本・演出:成井豊+真柴あずき
出演:畑中智行、西川浩幸、坂口理恵、岡田さつき、大内厚雄
   筒井俊作、實川貴美子、渡邊安理、多田直人、稲野杏那
   林貴子、森めぐみ、小笠原利弥

この作品はハインラインの懐かしい名作SFを原作としています。マイSFベスト10
にはいるくらいに好きな原作が、世界初の舞台化ということで楽しみにしていました。
原作は猫とタイムトラベルで有名ですね。
当初は3月12日のソワレに行く予定でしたが、東日本大震災のために休演。
再度都合をつけて一週間後の観劇です。
客席ほぼ満員、当日券で座った私は後ろから4列目くらいで舞台からかなり遠いのですが、
舞台全面が見えてそれなりにみやすい。
なにはともあれ、まず満員だったことがうれしい。皆舞台を見にきているのね。

前説に制作の加藤さんが出てきてまず地震が起きた場合の注意事項の説明。

舞台の上の照明機材が音を立てて揺れた場合、即座に進行を止めるのだそうです。
これがだいたい震度3。その場合、荷物やコートなどで頭をカバーしてその場を
動かない。震源や規模が確認された場合、続行か中止か決める。
先週の地震でも落下など機材の損害はなかったとか。前方黒い客席、おけぴの
ひとたち、舞台の振動が伝わるけれど地震と勘違いしないように。
緊急地震速報を受け取るモードだとマナーモードでも鳴ってしまう
周囲のお客さんの不安をあおってしまうので切ることをお願いします。


背景は2階立てのたくさんの扉。13くらいありました?
ベンチャー企業でばりばりロボットの発明をしているエンジニアが主人公、もう
ひとり(1匹)の主役がそのエンジニアの飼い猫。(この猫をちょっと太めの
お兄さんが演じています。かなりずるい演出です、これだけで笑えてしまう)
そのエンジニアが共同経営者と婚約者に裏切られて経営権をとられてしまいます。
共同経営者の娘、11歳のリッキーは、主人公が大好きで猫も好き。主人公は
コールドスリープで逃避しようと一旦は決意するのですが、正面からぶつかろう
と二人組に会いに行って返り討ちにあってしまうのです。
タイムラインを進むときはコールドスリープ、戻る時はタイムトラベル、そして
いつも猫が一緒。主人公が開発したのはロボット、悪人は元婚約者だけ、最後は
泣かせるハッピーエンドという分かりやすい物語です。
猫役を俳優が行い、少ないキャストでたくさんの場面と登場人物をこなすため、
くどく見える演技をしているところもあります。
スピーディ(というか原作長いので)な進行に笑いを散りばめてたよりない主人公、
ちょっと重い猫、少女リッキーを劇団の古参メンバーが支える姿はこれからもキャラメルは安泰だろうと思わせます。
リッキーかわいい。猫ふてぶてしい、主人公見事に頼りないw

カーテンコールは節電で一度だけ、そのかわり客席から退場するサービスでした。
一気呵成に進んだ舞台でしたが、休憩なしの2時間20分はちょっと疲れましたよ



拍手[0回]



題名:国民の映画
日時:2011年3月8日19:00-22:00(途中休憩あり)
劇場:パルコ劇場
料金:9000円
座席:Z列中央付近
作・演出 三谷幸喜
出演 小日向文世 段田安則 白井晃 石田ゆり子
シルビア・グラブ 新妻聖子 今井朋彦 小林隆
平岳大 吉田羊 小林勝也 風間杜夫


初日に見にきました。
出演者と脚本家の両方とも興味津津。
舞台はナチス時代のドイツ、ゲッペルスの家です。
ゲッペルスは大の映画好き、自宅で映画人を
集めてパーティを開くのです。
登場人物はひとくせもふたくせもある大物俳優ばかり。
パーティにばらばらと遅れてやってきては一人ずつ
見得を切るのでした。もうリアルでも大物俳優ばかり
で舞台のどこを見てよいのやらわかりません。
物語後半は映画から離れてユダヤ人差別へと。。
なんだかちょっと消化不良といいますか、
新番組の第一回をみてる気分でした。
重厚な舞台であることは間違いありません。

拍手[0回]



題名:5月には結婚するわよ
日時:2011年2月26日18:00-19:50
劇場:ドンスンアートセンター5階小ホール
料金:25000KRW
座席:後方左より(自由席整理番号付き152番)



当日、劇場窓口で購入。場内満員。
期間限定公演だったはずがオープンランになってました。
舞台に対して左側に傾いて客席が設置されています。
体を右にひねってみる感じ。なんかちょっと微妙。
セットは下が居間で階段を上った2階が本棚。
壁から椅子や引き出しなどを引き出して場面転換していました。
舞台の右端は四角く切り取られた形状で、いったいなんだろう?と思っていたら
なんとその四角く切り取られた部分の舞台上に人とセットが載って
舞台袖のカーテン裏から登場してくるのでした。テーブルと椅子と男がすっと
はいってきてレストランに早変わり!とかね。
開演前には1階に黒板が出現していて数学の問題が書かれていました。なにやら
恋愛関係の問題がかかれているようですが、もちろんわかりません(^^;)

この物語、皆でお金を積み立てて最初に結婚した者がそのお金を総取りする!
という賭けを女子仲良し三人組で行ったところから始まります。
かなーりの年が経って賭け金が相当積み上がったところで、三人組のうちの
ひとりが6月に結婚する!と宣言しました。後のふたりはさあたいへん。
舞台はもっぱら後のふたりが同居しているアパート、そのうちの一人の
婚活をメインに物語が進みます。
2階の本棚の一部をひっくり返すとデートの主題が現れます。服を着替えてGO!
最初はお金持ちでスノッブな相手、スープを飲むところを見とがめられ、作法が
なってないということでお断り。
2番目の彼はフラワーチルドレン?ヒッピーのような風情でギターと歌、彼女は
もちろんそれにあわせて、、でも彼は物を売りつけたかっただけなのね。
3番目に出た手段はリサイクル、ああ元彼なのね。でも彼女がいることがわかって没。
同居人同士で嘆いていると、最初に結婚宣言した彼女が破談になったとつたえてきて、、
元の状態にw

ほんとに良くできた脚本です。言葉がわからなくても筋書きはばっちり。
キャラがたっていて、わかりやすく、みんないじらしく、かわいい。
しかも男の演技がすごい。彼氏3人と友達、結婚宣言した彼女の婚約相手の5役を
男ひとりで早変わりで演じ分けています。この変貌が素晴らしい。とてもひとり
でやっているとは思えません。

最後に観客による公開プロポーズがありました。
彼氏から彼女へ花束を贈り、婚約指輪をはめてキス。
ケーキのろうそくを一緒に吹き消してみんなに祝福されてましたよ。
カップルでみるのも良いでしょうが、
デートに使うと、、結婚を意識するかも?

これって翻訳上演してもかなりいけると思う。いやみてみたい。


拍手[0回]



忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新トラックバック
プロフィール
HN:
くろせ
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析