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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:金閣寺
日時:2012年2月12日13:00-16:00(途中休憩あり)
劇場:赤坂ACTシアター
料金:S席10000円
座席:2階C列42番(3列目右端)

久々の赤坂ACTシアター、劇場前にはアイススケートリンクが
ファミリーで賑わっていました。
赤坂ACTにきたのはひさびさ。2階は傾斜がかなり急で見やす
いのですが、舞台から遠い。。
この右端席だと舞台右奥は見切れてしまいます。
舞台は木製の長いすといす奥には上下移動する黒板、もの入れ、
自転車、そして真っ白な軍服らしきものが壁にかけられています。

ミニマル風な舞台、テーブルやいすを組み立てて階段や通路を
作ります。
ドモリの主人公が鹿苑寺に預けられて、ぐずぐずうじうじ
どろどろしたあげくに、金閣に放火してしまうという認識でOK?
このぐずぐず度合いが凄くて、たしかに濃い舞台でした。
周りを固める人間もみなキャラが経ちまくり。
足が不自由なのを逆手にとって女に辣腕の友人や管長も良い。
くるくる回る舞台に美しい照明でなにやら能を見てみるよう。
火災の時には全面真っ赤でした。

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題名:流星ワゴン
日時:2011年12月14日19:00-21:10
劇場:池袋サンシャイン劇場
料金:6500円
座席:4列目11番(実質2列目左ブロック通路から2番目)
劇団:演劇集団キャラメルボックス
原作:重松清「流星ワゴン」(講談社文庫刊)
脚本:成井豊
演出:成井豊+真柴あずさ
出演:阿部丈二 西川浩幸 大森美紀子 坂口理恵 岡田さつき
   菅野良一 前田綾 岡内美喜子 畑中智行 三浦剛 林貴子
   原田樹里
解説:
流星ワゴン』は2002年に出版された、重松清さんのベストセラー
小説。重松さんはリアルな家族ものに定評のある作家ですが、
この小説は珍しくファンタジーで、幽霊も出てくればタイムト
ラベルもする。『きよしこ』や『きみの友だち』も感動的だけ
ど、僕が今までで一番泣いたのは、この『流星ワゴン』でした。
だから、舞台化できて、本当にうれしい!この小説のテーマは
ずばり、「再生」。今、この国に必要なのは、「もう一度やり
直そう」という意志だと思います。2011年の締めくくりに、私
たちキャラメルボックスは「再生」の物語をお届けします。

ーーーー

ロビーにはいつものお人形さん。ロビーはいつもより閑散とし
ていました。2階席はクローズ、両端ブロック、1階席後方部分
に空席が。。こんなにすいているキャラメル見るのは初めてか
もしれません。

まずは、映像による舞台の予告編、トリツカレ男にシガーボッ
クスの団体が登場していたのは何?気になります。
前説は入団1年目の男女コンビ、ふたりとも初々しくて可愛い。

舞台の上には椅子がひとつだけ、物語は本屋で「流星ワゴン」
が手に取られたところから始まります。
読者が流星ワゴンを読みふけることで狂言回しとなるという構
造。物語の中の主人公は38歳のさえない男、妻は浮気を繰り返
し、息子は中学受験に失敗してひきこもりになり、自分は小さ
な会社をリストラで首になり、もう死んでもいいかなあ、とい
う時に流星ワゴンに拾われてしまいます。

流星ワゴンは、過去のキーとなる時間に男を戻します。そして
苦しい出来事を追体験、必死で時の流れを変えようとしますが、
結局何も変えられません。でも今まで隠れていた意外な事実を
発見し、より積極的に現実を受け入れられるようになっていく
のです。物語は二組の父子の関係を軸に動いていきます。男と
その父親、そしてワゴンの運転手の父子。いじめにあっている
のを知らなかったとか、実は子供が大好きだったとか、お互い
に成仏させたがっているとか、不器用なそして愛らしい人達。

途中から客席はすすり泣きの連続。かなり痛いシーンの連続
です。最後は「どうしようもない現実に戻りたいですか?」
YESで男は現実に戻ります。戻ってみたところでもちろん不幸
な現実は変わっていません。変わっているのは男の心の中だけ。
でもとりあえず、家族皆で朝ごはんを食べるようになりました。
決してハッピーエンドではありません。どんよりした気分の中
にほのかに見える光明というところでしょうか。その光明を
頼りにみんな生きて行くのですね。





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題名:第三舞台の封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』
日時:2011年12月11日13:00-15:00
劇場:紀伊國屋ホール
料金:8400円
座席:M-10
作・演出:鴻上尚史
出演:筧利夫、長野里美、小須田康人、山下裕子、筒井真理子、高橋一生、大高洋夫
   荻野貴継、小沢道成、三上陽永
美術:松井るみ  音楽:HIROSHI WATANABE  照明:坂本明浩  音響:堀江潤
衣裳:原まさみ  ヘアメイク:西川直子  振付:川崎悦子  映像:冨田中理  宣伝美術:鈴木成一
舞台監督:澁谷壽久  演出助手:小林七緒  制作:中山梨紗、 池田風見  プロデューサー:三瓶雅史
企画・製作:サードステージ

二度目の観劇です。そして私にとって第三舞台の最終
観劇となります。
初日で見たときより、客席の反応が温かくていいですね。
なんだか舞台上と客席で過去を共有しているような気分。
ほんとに同窓会ですよ。
この日は旧NIFTYのメンバーでオフ、SYSOPだった出演者
の小須田さんも終演後のオフに参加してくださって
お話を聞くことができました。
作家が顔青いとしているので、ドーラン塗ったらまるで
ブルーマンになってしまい×。今度は水性のメイクを
塗ったら汗かくと流れてたいへんだったとか。
劇団がなくちゃっちゃうのはさびしいですねえ。でも
最後にもう一度見られたということに感謝しなければ
ならないのでしょう。私の青春がまたひとつ消えていく
感じでした。

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題名:おやすみ、かあさん
日時:2011年11月27日14:00-16:00
劇場:あうるすぽっと
料金:当日4500円
座席:G12(前方ブロックセンター)
作:マーシャ・ノーマン
訳:酒井洋子
演出:青山真治
出演:白石加代子・中嶋朋子
美術:青木拓也 
照明:倉本泰史 
音響:内藤勝博 
衣装:藤井百合子 
ストーリー:
   ジェシーは40歳になる離婚した女性。母親と二人暮らし。母親は60歳。
   伴侶はもういない。
   時計は、夜の8時半を指している。舞台には、母と娘の二人だけ。夕飯
   の後片付けが終わり、それから二人の細々とした日常的な時間があり、
   10時になると、娘は「おやすみ、かあさん」と言って自分の寝室に入る。
   ただその夜はいつもの夜と一つだけ違っていた。娘は「あること」を実
   行しようと決意している。そして母親はそれを知ることになる・・・
   娘自らの告白によって。

満員、当日券目当てでいってキャンセル待ちでぎりぎりはいれました。観客の
年齢層はかなり高そうです。左にソファ、右にテーブルと椅子、真ん中奥にド
ア、どこかの家の居間が舞台です。リストを作って色々てきぱき処理する娘、
それにわざとやっかいをかけている母親の姿から物語が始まります。
父親の遺品の銃を見つけてきて、これから自殺するの、と言い出す娘。
娘はてんかんもち、離婚してギャングになった子供があり、仕事につけず、そ
の人生をそのまま終わりにしようと。。。娘をなんとか止めようと母親は必死
に説得します。一見惚けたように見えていた母親の弁舌が凄いこと、それを受
け止めて跳ね返してしまう娘の頑なさ。重厚な言葉の応酬、力強いふたりなの
ですべての台詞が腹にひびく。でも重すぎるというか。。。
最後はもちろん鬱展開。観客の体力もかなり削られますね。
よくできた重厚な芝居であることは間違いありません。

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題名:封印解除&解散公演「深呼吸する惑星」
日時:2011年11月26日19:00-21:00
劇場:紀伊國屋ホール
料金:8400円
座席:Q列1番(後方左端)
劇団:第三舞台
作・演出:鴻上尚史
出演:筧利夫、長野里美、小須田康人、山下裕子、筒井真理子、高橋一生、大高洋夫、
   荻野貴継、小沢道成、三上陽永
美術:松井るみ  
音楽:HIROSHI WATANABE  
照明:坂本明浩  
音響:堀江潤
衣裳:原まさみ  
ヘアメイク:西川直子  
振付:川崎悦子  
映像:冨田中理  
宣伝美術:鈴木成一
舞台監督:澁谷壽久  
演出助手:小林七緒  
制作:中山梨紗、 池田風見  
プロデューサー:三瓶雅史
企画・製作:サードステージ

ねたばれあり。
まちにまった封印解除の初日です。

劇場ロビーでは鴻上尚史さんが立っておられました。客層はいつもの小劇場より年齢高めのような。
10年間の封印を破って見にきたかつてのシアターごーあー大集合というところでしょうか。
まあ私もその一人なのですが(^^;)

前奏曲でなじみのメロディを聞いた段階でちょっと泣けてしまいました。
冒頭は、最初は葬式帰り。死んだひとが書いたブログが残るのかなあ、、、と
ブログを読むとそれはSFでそれから暗転、書かれた銀河の果ての話になりました。
そしてそこでは現地人が地球人に支配されており、、、

冒頭のダンスがこじんまり、皆さんお年をとったのね。
全員が年輪を増しているのに変わらない空間が心地よいというか、以前の
キャラで出てくるのが嬉しく懐かしい。同窓会気分?
なにか変なことが起きそうになるたびに、被り物はいつ出るの?とわくわくしていた自分が
いましたよ。やっぱりかぶりものはお約束ででなくちゃねえ。
日米関係、放射能、人種差別、同性愛、とかテーマはいっぱいありそうですが、とりあえず
そういうことはおいておいて、第三舞台の役者さんたちが揃って(ちょっと欠けてますが)
舞台にあがっているというだけでなんだかじ~んときました。
役者全員に見せ場があり、小劇場における大衆演劇という風情だったかも。
物語としてはいまひとつぴんとこなかったのですが、今回は初日なのでこれからどうなるか
楽しみです。ひょっとしたら私が歳をとって感性がすり減ったのかも。。。

それにしても死者のブログはしゃれにならない話ですね。私でもすでにMixiの友達アイコンに
死者が何人も。。。

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