今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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In the two fascinating years that follow, Rothko works feverishly with his young assistant, Ken, in his studio on the Bowery. But when Ken gains the confidence to challenge him, Rothko faces the agonizing possibility that his crowning achievement could also become his undoing. Raw and provocative, with groundbreaking performances, Red is a searing portrait of an artist's ambition and vulnerability as he tries to create a definitive work for an extraordinary setting. Direct from a sold-out run at the Donmar Warehouse in London comes the thrilling new American play, Red. This award-winning, 90-minute drama stars two-time Tony AwardR nominee Alfred Molina and breakthrough British star Eddie Redmayne. Written by Academy AwardR nominee John Logan (The Aviator, Gladiator) and directed by Olivier Award winner and Tony Award nominee Michael Grandage (Frost/Nixon, Hamlet), Red is the Donmar’s latest critically-acclaimed production to arrive on Broadway, following the success of Frost/Nixon, Mary Stuart, and this season’s Hamlet with Jude Law. TONY賞Best Play 受賞。ストレートプレイ部門ではぶっちぎりの受賞数でした。 入場時には舞台の幕があがっており、すでにキャストが後をむいて椅子に座っていました。 場所は画家のスタジオです。 この作品はAbstract Expressionist Painter として知られるMark Rothko をモデルに描いた 物語です。今年は実在の人物を描いた舞台が多いですね。 スタジオの奥には赤くまだらに塗られた巨大なカンバス。カンバスの上には 口の字のようなものが見えます。そして場面転換にはこの巨大カンバスをすげかえるの です。口が日の字になったり。。 オープニングはBGMもかかることなく静かにはじまりました。 音楽は舞台上で仕事のBGMにレコードをかけたときにはいりました、けっこういいアク セントになってますね。全体に抑え目な照明も画家と助手の悩みをあらわしているかの よう。TONY賞でScenec やLighting design の裏方さん賞をゴッソリとっただけのことは あります。物語はRothkoのスタジオの中だけで進みます。登場人物は画家と助手のふ たりだけ。最初はいやな芸術家が弟子に対して難癖つける物語かと思いましたよw 作業中の抽象画をみせてどう見えると?助手に答えさせては、、、 Rothkoは芸術と商売で悩み、Ken は自分自身の立場と方向性で悩み。。 アーティストの煮詰まり感、助手の焦燥感が伝わってくるのです。Rothkoの内面描写 自分自身の寺院をつくるがごとく入魂の作品は、フォーシーズンズレストランの壁画として 高価な価格で売られていきます。Rothokoがレストランに見に行くと、、食事をしている人 は誰も壁画を見ていない!代金を返すので絵を返せといい始めたり。。Rothkoは真っ赤 になったバケツに手をつっこんで明かりがないところで座り込んでいいたり一瞬自殺かとも。 居場所の無さに、Ken はRothkoに、私の何も見ていない!と叫ぶのですが、Rothkoは そりゃ雇い人だもの、、Kenは師匠・弟子の関係だと思っていたのですが、Rothkoは アーティストと使用人の関係だと思っていたのです。Kenがぶち切れて首!となった段階 でようやくRothkoの視野にKenがはいったようです。 重厚な会話、各場面がかっこいいのですね。でも怒鳴り始めるとわからなくなる英語Orz 会話を聞かせて、かなり間が良く感じるのは脚本とキャストが良いのでしょう。 そして開演時と同じように静かに終演しました。 カーテンコールでは客席全員が総立ちでした。 そういえば、隣の劇場のGod of Carnage が先週で打ち切り!チケット持ったカップルが 劇場前に来て張り紙を読んで呆然としてましたよ。 題名:Fences 日時:2010年6月8日19:00-21:25(途中休憩あり) 劇場:Cort Theatre 料金:ORCH Telecharge手数料込 131USD 座席:Right Orchestra Row C, Seat 8 出演: DENZEL WASHINGTON(Troy Maxson) 2010年TONY賞Best Performance by a Leading Actor in a Play受賞 VIOLA DAVIS(Rose)2010年TONY賞Best Performance by a Leading Actoress in a Play受賞 CHRIS CHALK(Cory) STEPHEN MCKINLEY HENDERSON(Jim Bono) RUSSELL HORNSBY(Lyons) MYKELTI WILLIAMSON(Gabriel) EDEN DUNCAN-SMITH(Raynell) SACHA STEWART-COLEMAN(Raynell) JASON DIRDEN(Standby Lyons, Cory) MICHAEL GENET(Standby Jim Bono, Gabriel) ROSLYN RUFF(Standby Rose) KEITH RANDOLPH SMITH(Standby Troy Maxson) Production Credits: Kenny Leon (Direction) Santo Loquasto (Set Design) Constanza Romero (Costume Design) Brian MacDevitt (Lighting Design) ACME Sound Partners (Sound Design) Branford Marsalis (Original Music) Written by: August Wilson Synopsis: Set in 1950s Pittsburgh, the drama follows Troy Maxson, a former baseball player in the Negro Leagues, now reduced to collecting trash. Troy must deal with his headstrong football-player son, who has a chance to go so much further than he did, and with his wife, who reevaluates their marriage when Troy comes home with the baby he fathered with another woman. Winner of the 1985 Pulitzer Prize for drama. TONY賞リバイバル作品賞受賞。 ストレートプレイなのに、Best Original Score (Music and/or Lyrics) Written for the Theatreにもノミネートされていたのですが、惜しくも受賞を逃しました。 満員、キャンセレーションの行列に20人くらいは並んでいました。 私が座ったのは4列目右端付近、でもさほど見づらくありません。 まあどこにすわってもさほどもんだいないでしょう。 しかし、、、私の前に巨体カップルが座ったOrz 壁作られました。 一番前のおじさんが最前列とかわってくれないかと通路側席にきいてます、が皆断る。。 最前列だと舞台は目の高さになります。ほとんどみあげるような感じね。 今回初めてのストレートプレイ観賞、内容が内容だけに客席に子供がほとんど見えません。 ミュージカルよりもよりカジュアルで年齢層が高い感じです。 舞台の左側には大きく茂った木、右側には古ぼけた煉瓦の家、バルコニーがあります。 舞台の真ん中には木箱のテーブルと椅子、左奥はまた別の家。 最初から最後までこの家の軒先で物語が進みます。 庭の真ん中にあるフェンスが、場面が変わるたびにちょっとずつ作られていきます。 舞台はピッツバーグ、Troy は野球選手だったのですが、MLBが黒人選手を採用する前に 盗みでつかまり、野球人生を棒に振ってしまいました。どんよりする昔話の愚痴。 今の楽しみは毎週給料をもらった後に飲む酒、Troy は×イチ、前妻との間にLyonsとい う息子があり、給料日にいつもTroyに金を借りにきてます。 いまの息子Coryはフットボール選手で、大学で奨学金をもらってフットボールを続けよう としてますが、Troyは自分と同じ苦しみを味あわせたくないので、スポーツに対して 否定的です。アルバイトをやめなければフットボールを続けて良いと言ってます。 でも子供が成功することへの嫉妬から止めているようにも見えます。 Troyには戦争で障害を負った弟Gabrielがいます。実はGabriel が政府から貰った金で この家を買ってます。1幕の終わりにはCory がアルバイトをやめてフットボールの練習 に行っていたことがTroyにばれて「1ストライク」と言われます。 2幕ではToryが愛人をつくったばかりか、愛人を妊娠させていたことがわかります。 Roseに事実がばれ、Troyが逆切れしたときに、CoryがTroyを殴る,そこで「2ストライク」 Troyの愛人の娘が生まれたとき、娘の生と引き換えに愛人は死んでしまいます。Troyは 娘を連れて帰り、Roseに押しつける! ここのTroyとRoseの対決は迫力があって目が釘付けになってしまいましたよ。 「母を見つけた代わりに妻を失ったのよ」と啖呵きるところがやたらかっこいい。 それまではおとなしめの奥さんだったのに。 数ヵ月後Coryが卒業して職探しをしているときにTroyと口論になり、おじさんの金で家を 買った!で3ストライク、家を出ていけと言われます。 最後の場面はToryの葬式、Coryは米軍にはいっていました。父の葬式に出ない、という Coryを、すくすく育った妹を見せて彼も父親の役割を果たしていたと説得します。 のっけから高いテンションのキャストたち、なんだか半分以上がToryの台詞のような気が しましたよ。デンゼルワシントンオンステージとでもいいましょうか。 どーんよりする昔話、子供は自分と同じ思いをさせたくないという言い訳で家族を縛る。 ささやかな幸せだけれど、差別によるやるせなさ。でも家族としてはまずまずしあわせ。 偉そうなこと言っている家父長制度の象徴みたいや奴のくせに(だから?)外で愛人を つくりいろんなことから逃げ、子供を作った上にその子供の養育を妻に押しつける、 という話を聞くだけだと単にひどいやつ、しかも言い訳王(笑)時間がたつにつれて より一層煮詰まってきます。ときどき死神とも対話してたりします。 イイ男がひどいやつを演じることによってバランスのとれた舞台にしあがっているの だと思います。 Roseもよかったですねえ。波乱万丈の心情を見事に表わしていました。 それにしてもテンション高いので話すピッチが速い、大意は聞き取れるのですが、 Jokeがわかりません。辛気臭い話なのに場内かなり受けるシーンがありました。なんで Jokeになると一層早口になってしまうのでしょう Orz 舞台が終わると客席は全員スタンディングオベーション、この時は作品賞を予感しましたね。 題名:谷山浩子 Presents うさぎと猫の芝居小屋 Vol.1 第1話『不思議なアリス』/第2話『真夜中の太陽』 日時:2010年5月19日19:00-21:17(途中休憩、アフタートークあり) 劇場:全労済ホール/スペース・ゼロ 料金;前売+割引3600円 座席:9列15番(客席中央ちょっと後方) 原案・音楽:谷山浩子 作・演出:工藤千夏 出演: 第1話『不思議なアリス』 谷山浩子、畑中友仁(青年団)、うさぎと猫合唱団 第2話『真夜中の太陽』 多田慶子、ジェイソン・ハンコック、山藤貴子(PM/飛ぶ教室)、 江幡朋子・恩田愛・加藤充華・加藤道子・神岡磨奈・澤山佳小里・白川美波・ 中村まい・中村真沙海・小川ひかる アフタートーク 谷山浩子、工藤千夏 舞台美術:束原繁 照明:吉倉栄一 音響:藤平美保子(T.E.S) 衣裳:渡辺まり 舞台監督:空閑秀樹 舞台監督助手:坪根孝 宣伝美術:工藤規雄+橋本麻由実(Griff Inc) 宣伝美術オブジェ・写真:山下昇平 制作:黒川明子、藤井敦子 プロデュース:吉田幸三、岡田信一 「交感ひろば@SPACE ZERO~ミュージック&ドラマ ウィーク~第一弾」だそうです。 前説に男性キャストがひとりピアニカをもって舞台にでてきました。 「客から楽器を寄贈していただいて途上国の子供たちに喜んでもらおうというキャン ペーンをしています。楽器寄贈コーナーを設置しているのでお願いします。 後日でもけっこうです。開場時間中ならば承っております。携帯は切ってください。」 うちに楽器があれば供出するのですが、、、 第一話のアリスには男性ひとりとアキバ風メイド姿のお嬢さんが多数登場。 金髪と黒髪、何人かは二重回しのコートをきています。舞台の片隅にピアノ。 男がひとり被告になって、お嬢さんが検事と弁護士と証人。そして男はドジソンらしい のですが、当人は自分の名前を思い出せません。おまえは犯人のアリスではないかと 検事に責め立てられます。証人の中には谷山さんも、歌で証言してました。 バックではAQさんが伴奏。後半には男以外全員が「自分がアリス」と主張。 男は数学の先生らしく、劇中で熱くなって「すべての三角形は二等辺三角形である」と いう証明を生徒(アリスたち)にしますが、聞いているやつなんていやしません。 学級崩壊かwスラプスティックな音楽劇とでも言いましょうか。 このアリスたちがこの後もんぺ姿に変身していたのにはびっくり。ポストトーク聞く まで気がつきませんでしたよ。 第二話をみるのはラフカット以来二度目、やっぱり泣けました。もうばあさんに感情 移入できる歳になったのねえとしみじみ。。 そして音楽の谷山さんと脚本の工藤さんによるアフタートーク。 工:真夜中の太陽はどういう曲? 谷:23くらいの時に作った曲、自分に対する応援歌、自分を励まそうと思った。 一人暮らしの部屋でちまちまかいてました。 今までソロで歌ってきたので大勢で役者さんたちが歌ってくれるのは本当にうれしい こうやって歌ってもらえると歌が歌になったなあ 工:どの曲でいったらいいかすごい考えた。すごい量を聞きまくって浩子漬けになって 頭のなかでどうしよう、いっかいちゃらにして、そのときに20代のころに聞いていた 落ち込んでいる時に応援歌としていた「真夜中の太陽」にあたった。 とりあえず今日寝て明日がんばろうというきになる曲だった 2パターン設定を考えた。合唱曲にしたい。 役者たちが何かして合唱かなあと考えた一つは女学校バージョン、 もうひとつは女子応援団、学らんきてうたう 当初は戦時中とは最初は考えてなくてただ合唱。 ラフカットはいろんな俳優がオーディションにきてくれてその中かで一緒にやりましょう 2000人くらいとあったがまさか日本語の堪能なアメリカ人がくるとは思っていなかった オーディションもすべて日本語。ラフカットの他の作品でジェイソンさんの役はなかった。 これから書くのでやった!それで日本語が話せるアメリカ人と日本人の女性たち、 じゃあ 戦時中かなあ 隠れキリシタンも考えた。合唱でアーメンとかいいながら賛美歌、ちょっとやりすぎ? 谷:男性の役者さんたちが割り食っちゃった。男性はジェイソンさんだけ。 オーディションの時にたくさんひとがきて次々にする。 なれてないのでみてみて誰が誰かわからない あのひといいなと思ってもすぐ忘れちゃう。 工藤さん全部おぼえてたでしょう 工:この方とやってみたいという方はぴぴっとくる 谷:ほかの座組と比べてナチュラルな感じ。 アリスの方の稽古、真夜中の稽古、交互にやっていて 畑中さんが真夜中の太陽の通し稽古を初めてみて、こんなぴゅあな子たちだったんだ!w 工:ロリコンがきらい?友達にすごくたくさんいる。 谷:お客さんにわりとたくさん。歌に共感してくれて。やさしいかたたちなんですよね。 工:自己表現の仕方は不得意なのかもしれないけれどすごくやさしい。 谷:みんなドジソン先生に感情移入しますよね。ああ私がいると思いながらみてしまった 工:数学って美しい。書くのはすごく苦労した 工:すべての三角形は二等辺三角形であるというという嘘定理を証明するYouTubeがあった。 止めながらぜんぶ起こした。数式で書いてあるものを読んでも理解できない 畑中さんにもYouTubeみてね、どうかくというのも、それを見てもらった。 題名:さっき、その席で誰かが 日時:2010年5月8日16:00-17:20 劇場:早稲田 THE GUIDE 劇団:シアターノーチラス 料金:前売1500円 座席:5列目左端 脚本・演出:今村幸市 出演: 『横顔』 宮城範子/横尾宏美 『長い夜』 庄司桟[劇団MAHOROBA+α]/小林カナ/寺田浩子[(株)フラッシュアップ] 『カーテン』佐藤武[劇団CHAN'T]/伊織夏生[劇団MAHOROBA+α]/ 井原二三恵[劇団CHAN'T]/小山内哲也 照明:西馬卓真(アトリエ・タイムラグ) 音響:松本祐介(アトリエ・タイムラグ) 舞台美術:アトリエ・タイムラグ 宣伝美術:宮城範子 ストーリー: ひとつの葬儀が終わった後で初めて出会ったふたりの女の、 静かな、しかし、行方の知れない会話… 椅子が置かれただけのシンプルな舞台で、 人と人とが織りなす言葉のあやと人生のあや。 そんな会話劇を3本お送りします。 第1話 『横顔』 / 第2話 『長い夜』 / 第3話 『カーテン』 地下の小さなスペースにおける公演です。 定員は50名といったところ。 第一話の舞台には金属製のベンチいすがひとつ。以降、第二話はイスが3つ、第三話はかわいい 椅子がひとつと椅子だけの舞台で会話が繰り広げられていくのです。 一話は葬式後の未亡人と死者の部下の女性の会話。なにげない会話のなかで、浮気や死因に 関する当てこすりのキャッチボールが。部下の方はいかにもキャリアウーマンという雰囲気満載。 第二話は夜のバス停で二人の女性が待っているところに女性がひとり飛び込んできます。 空いた椅子に座ろうとすると、すでにそこに人が座っているという話が。。そこに何かがいるかどう かをどうやって信用するかということを語り始め、あたかも新興宗教の信心のような。。いかにもある あるという感じですすめておいて、ストンと落ちをつけてくれました。霊視みたい語りはかなりの迫力。 三話は、真ん中にぼーっとすわったおじさんがひとり。3時間もそこに座ったまま、通りがかりのおじ さんが語りかけてしまって物語がはじまります。今日同棲中の彼女がでていき、彼女の荷物を運ぶ 際に椅子が取り残されてしまったそう。居場所がなくなった椅子に座ると立ち上がれなくなって。。。 出ていった彼女の姉が、せめてきたり、口論になってうるさいと隣人のおねえさんがおりてきたり。。 かみ合いそうでかみ合わない会話が続きます。部屋のカーテンは彼女がつけてあたかも女性の 部屋のよう、姉があがると、そこには、、、、 かなりよい脚本でとても自然に役者が動いていきます。話の流れが自然でうまく話の中にはいっ ていけました。思わず脚本買ってしまいました。 この脚本家の芝居をもう少し見てみたいと思わせる出来でしたよ。 |
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