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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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Ka


題名:Ka
日時:2006年8月1日19:00-20:30
劇場:MGM Grand Las Vegas
料金:150USD
座席:Section 102 L 15(前方の真ん中)

Oよりずっとなだらかな客席。真鍮色の塔と渡り廊下。開演前から舞台は
煙が立ちこめ、底がみえません。ガスがときおりあがってきては発火、これ
がでかい火の玉。ここにいてもけっこう熱く感じられます。
開幕10分前から左右に樽をしょった男たち登場、ロープでおりたり吊りで
飛んだり。世紀末救世主伝説、北斗の拳かウォーターワールドの雰囲気
ですね。いすからBGMが聞こえた?と思ったらスピーカー埋め込み、ラ
イブ演奏でした。高下駄歌舞伎隈取の輩登場。石を割ろうとしたらストロ
ボがピカリ!、もいちど割ろうとしたらまたピカリ!!男からカメラを奪って
奈落に放り込んじゃいます。カメラはぼわん。今度は電話がなります。
やっぱり奪って奈落へ、これまたぼわん。煙草を出した人を見つけて、
口にくわえろと言います。くわえたらくわえた人ごと奈落へぼわん。。。
これが前説だったのでした。

さて開演、畳の船登場、キャストは無国籍東洋人らしきチョンマゲ主体、
異国情緒たっぷりな舞台で、動きが京劇というか演舞ですね。
両手で鞭を持っての演技、ショートスタッフ、シガーボックスもありました。
弓矢で射かけるシーンでは本当に矢が飛び交っていましたよ。
船は難破して恐ろしい揺れ、それでもキャストは船から落ちません。ほとん
ど固定してないのに。さすがに帆先ではゆわえています。
砂浜にはイソギンチャク、蟹、亀、これらを皆人間がやってます。かなり
おもしろい造形です。砂浜がどんどん傾いて砂がどんどん流れていって
とうとう最後は垂直に、もちろん人もずり落ちていっちゃいます。
こんな巨大な構築物が埋まっているからには奈落は相当ふかいはず。
でもその奈落めがけて人どんどんトンボを切って落ちて行きます。
バトンも美しい。両手による2本使い、物語上ではバトンならぬ笛?2本、
バトンのはしをもってふりまわす大きな動き、真ん中持ったときは非常に
素早く、そしてぴたりと止まります。所作がとても美しい。日本人キャスト
だったのでした。
Wheel of Death は初見、ねずみがはしるような筒を棒で前後につなぎ、
内側を走ったり外側を走ったり、外側を飛んだり。最後は外側を縄跳び
しながら飛ぶ。とにかくでかいので迫力満点です。
クライマックスでは巨大な舞台が垂直になり、観客の視点は舞台を天井
から見ている形になりました。キャストたちはロープでつるされており、壁
になった舞台の上で走り回ります。まるで、ビーシャビーシャ。これが敵
味方の最後の対決。
最後の最後は室内打ち上げ花火、これにはびっくり。すごくきれいに打
ち上げておりました。フィニッシュはくるくるまわる花火。

床が競りあがったり回ったり、斜めになったり立ったり、
ラスベガスの劇場の中では上下をもっとも有効に使っているのではない
でしょうか。私はこの巨大装置かなり好きです。


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