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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:2020年劇団☆新感線39興行・春公演 いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌』
劇場:TBS赤坂ACTシアター
日時:2020年3月24日14:00-17:30(途中休憩あり)
料金:S席13800円
座席:1階Q列27番
劇団:劇団新感線
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
ストーリー:
<源頼朝(みなもとのよりとも)/粟根まこと>が鎌倉を拠点に力を蓄えていた一方で、国の北方、“みちのく”と呼ばれる奥州はどちらにも属さず独立自治を貫いていた。奥州をまとめていたのは奥華(おうが)一族。その都である奥泉は“黄金の都”と噂されており、また奥華の民は死者を木乃伊(ミイラ)にする風習があるため奥泉のはずれにある洞窟には先祖代々の木乃伊が眠っている。
その地元のものが聖なる場所として崇める洞窟で、ある若侍が暴挙を行った。彼の名は<遮那王牛若(しゃなおううしわか)/早乙女友貴>、頼朝の義理の弟で平氏の追っ手から逃れるために奥華によりかくまわれていたのだ。お目付け役の僧<常陸坊海尊(ひたちぼうかいそん)/山内圭哉>と<奥華次郎泰衡(おうがのじろうやすひら)/中山優馬>の制止を無視して死者を冒涜、とうとう次郎と斬り合いになる。そこに割って入った次郎の兄<奥華玄久郎国衡(おうがのげんくろうくにひら)/生田斗真>だったが、はずみで牛若を死なせてしまう。僧兵に追われ逃げる玄久郎の前に立ちはだかったのが<武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)/橋本じゅん/三宅弘城>。玄久郎を錫杖で打ち据えると、奥華の屋敷へ連れていく。
屋敷では奥華の当主<奥華秀衡(おうがのひでひら)/橋本さとし>が待っていた。次郎をかばうためとはいえ頼朝の挙兵直前だったこともあり、牛若を殺したのは大問題だと頭を抱える一同。だが「牛若はそこにいる!」と玄久郎を指さす弁慶。弁慶や海尊ら僧たちが口裏を合わせ、さらに奥華の金塊を軍資金として差し出せば、義兄の頼朝は騙せると踏んだのだ。あまり深く考えず、その提案を受け入れる玄久郎は、ここで元服もし、以降は<源九郎義経(みなもとのくろうよしつね)>を名乗ることとなる。
そうして義経らが頼朝を丸めこみに行っている間、奥泉では先祖代々の木乃伊が並ぶ洞窟内で巫女たちが歌い踊り、酒宴が行われていた。そこで、秀衡の妻にして次郎の母でもある巫女長(みこおさ)の<黄泉津(よもつ)の方/りょう>は、次郎が正当な後継ぎであると主張。その企て通りに、次郎に秀衡を殺させる。

そんなことは露知らず義経は進軍を続けていたが、壇之浦にてさらに戦いは激化。その海辺にひとりの若い女性が現れる。<静歌(しずか)/藤原さくら>という大陸渡りの歌うたいで、ギターに似た楽器“六絃(ろくしん)”を操り滅んでいく平氏の兵のために哀悼の歌をうたっているのだった。すっかり心を奪われてしまった義経に乞われて死者を冥界に送る歌を静歌がうたうと、そこに血まみれの秀衡が現れ「妻と弟に諮られ、実の息子に手を下された」と語り、「仇をとって父の無念を晴らしてくれ」と義経に訴える。この不可思議な現象は、静歌の歌に秘密があると睨んだ義経は彼女を連れて奥華へ向かうことにするが……。
偽りの身分を盾にしつつ、常にポジティブシンキングと機転とで数々の苦難を軽々と乗り越えていく義経。その目に映るのは日の本の天下の光か、はたまた冥界に広がる闇か…?-----------------------------------

外では桜が満開。千秋楽です。
この時期でほぼ満員。さすが新感線です。
入場の際に全員にアルコール消毒、チケットもぎりも観客自らが
チケット半券を切って箱に入れる形でスタッフと観客の接触を防いでいました。
グッズ販売、ドリンクカウンターもクローズ。
客席ほぼ全員がマスク、クラスター感染を防ごうと観客の方も気合がはいっています。
さて本編開始!
冒頭早々に牛若が玄九郎にどつかれて殺されてしまうのですが、それまでいかにも憎たらしい
悪役を演じてくれるので、まあ仕方ないという雰囲気を醸し出してくれました。
そして巨大な猪登場、でかい被り物が出るとそれだけでテンションあがります。
そいつを玄九郎が踏みつけて見得。タイトルクレジットが出てのダンスもかっこいい。
馬鹿だけど馬鹿じゃない、玄九郎なりすましの偽義経がかっこいい。
馬鹿なのかそうでないのかわかんない。
そして裏切りまた裏切りと誰もが腹にいちもつもつジェットコースターストーリー。
頼朝は目つきが悪くて、いかにも!海尊は、ぼやきと突っ込みという安定したポジション。
奥華秀衡も本音と建て前をうまく使い分けていたのに、妻に裏切られ。。
まさかの亡霊となって出現。
そこで切られて1幕終了、ええ?主役がここで死んじゃうのー
もちろんそこで退場なんてことはありません。
後半は殺陣に次ぐ殺陣、そして善人だったのに悪玉に、それもすげーいやらしく。
いつの間にか味方が敵に、仕掛け人が次から次と現れて異なる組み合わせで
戦っているジェットコースターストーリー。
いろんな伏線もばっちりで、最後は泣けました。
とにかく殺陣がすごい、牛若だけ加速装置付に見えましたが、義経もかなりいい勝負してます。
エンターテインメントの王道を行くようなよくできた脚本に、殺陣に照明。
座長が文字通りきらきら輝いていました。
また見てみたい。
千秋楽なので恒例せんべい撒き、、は感染を防ぐために実施されませんでした。しかしその代わりに劇場から出る際に、せんべいがひとり1枚スタッフから配られました。

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