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題名:Discover: Primary Classics [Macbeth]
日時:2009年2月10日10:40-11:55
劇場:Cottesloe Theatre(National Theatre)
料金:10GBP
座席:C10(右側客席なかほど)

子供のためのということで分かりやすいかと思ってきましたよ。案の定子供の団体でロビーは一杯。
一週間前から売り出しであなどっていたら全日程SOLDOUT! 当日朝にWeb上で販売再開されたのでチ
ケットを得ることができました。National Theatre のサイトで購入の場合、手数料がいらないのが
嬉しい。見ている子供たちは小学校高学年程度かな?子供たちは揃いのジャージ、赤と黄色を着て
います。色が違うのは別の団体でしょうか。そうこうするうちにジャージを着ていない集団がはいっ
てきて、床に座りました。これって詰めればまだまだはいるぞ、なぜSOLDOUT?子供9割というところ。
劇場の中央から長辺に平行して石畳がおいてあり。両端が玉座と、ちょっとした幕。その石畳の両
側に客席が配置されています。左右の客席は椅子が3列、その前に床座りになるという形態です。
この劇場は出し物によって客席の配置を換えてしまうようです。
幕の裏側で影絵で暗殺などが行われるのでした。始まる前からキャストが舞台上にでてなにやら
四方山話をしています。予言する魔女はおばさん3人でピクニックに来た風情、ひとりは編み物。
後でわかったのですが、おばさんなどではなくうら若き、しかも皆さんかなり美しいお嬢様。
男二人はバードウォッチングの格好。もう一組の男は刷毛を持ったおじさんとボードを持った
おじさん。でもこの持ち物に意味はなかったみたい。玉座の近くには枯れ木が何本か、もちろん
最後には森を動かすネタとなるのでした。
玉座の隣に太鼓がおかれて、子供にたたかせて、風の音を鳴らさせて始まり始まり。
おばさんたちがアカペラで歌を歌います。けっこういけます。
キャストたちが大道具の裏で音を出したり楽器を奏でたりしてBGMも担当していました。
マクベスはかなりいけてる浅黒いお兄さん、マクベス以外は皆さんひとり何役もやるのです。
布をたすきにかけるだけで戦士、毛布をマントにして頭にワッカをはめるだけで王になれる
のは不思議。大道具の裏にはいってちょっとだけ衣装を変えると顔まで変わって出てくるのは、
まあ役者として当たり前といえば当たり前なのですが、すごいよね。39STEPほどではないで
すが、早変わりの妙も楽しめます。
マクベスがかなりひっこみ思案で優柔不断、奥さんの尻に敷かれているのもよくわかります。
いい加減で曖昧な予言に振り回される情けないマクベス、悪女の妻、どつぼにはまっていく
姿が簡潔に描かれています。また歌をいれたり、演奏がはいったり、ベタなギャグがはいっ
たりして子供たちを飽きさせない工夫がなされています。でも30分をすぎたあたりから子供
たちはもぞもぞ。。役者がひとりで台詞を語るところなどでは、もう明らかに子供たちの集
中力が切れてます。でも場面がかわって大きな音が出たりするとまた復活。太鼓がたたかれ
ている間は子供たちも注目。剣戟の音は4人が四方で奏でる太鼓、その真ん中でひとりで切り
むすんでいるのですがこれでかなりの迫力があるから不思議です。
老婆の予言がうまく聞き取れなかったのは我ながら情けない。
しかし、これで10GBP(1400円)なんだから良いですねー。
こういうレベルのシリーズならまたみたいかも。短いというところもポイントでしょうね。


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