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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:Toxic Avenger
日時:2009年6月7日15:00-16:50
劇場:New World Stages(NY)
料金:Playbill 割引45USD+手数料7.5USD
座席:2列目センター
出演:
Sara Chase (Sarah)
  Nick Cordero (Melvin Ferd the Third)
Demond Green (Black Dude)
Nancy Opel (Mayor, Ma Ferd, A Nun)
Matthew Saldivar (White Dude)



最後の観劇です。客席後方左右はあいてます。
舞台の上は古びたドラム缶の山に枯れすすき、左側のドラム缶の上にバンドがいます。
真ん中のドラム缶の山全体が回ったり開いたりして、ヒロインのおうちや図書館になったりしました、
これまたおばかなストーリーで出てくるキャストは5人。主演ふたりはずっとその役なのですが、
お母さんと市長が一人二役、その他大勢を男性二人でいろいろやりくりします。
男性二人の変身がなかなか見ものです。
さて、ここはニュージャージー、(っていいんですかい? 地域を笑うネタがてんこ盛りな気がしますが)
市長と悪い企業は結託して毒を保管してます。市長室は貸し金庫だらけw
それを調べようとしてきたひ弱な主人公が市長に雇われたチンピラに毒につけられて殺される、、
と突然変異を起こしてしまいToxic Avenger として蘇ります。それからやりたい放題。
筋肉隆々、顔も緑色のゲルで隆々、左の目玉も隆々の怪人に変身!悪者の腕を引っこ抜いたり、
足を引っこ抜いたり、頭を引っこ抜いたり(^^;)引っこ抜いた腕でドラム叩いたり。
ヒロインは目が見えないのに図書館の司書、Toxic Avenger に悪者から助けられて恋
をします。サラとToxieがサラの部屋でデート、ここで目が見えないどたばた、お皿をあらぬ方向に
投げる、茶をとんでもないところに注ぐという古典的なギャグに笑えます。
Toxieの弱点を探るために市長が色仕掛けで科学者に迫るところではおっぱいを筋肉で片方ずつ
ぶるんぶるん。これはすごい。
おかあさんが美容室にいるところに市長がくるという話が、それは無理!一人二役なんだから!
といいつつも、後ろをむいた代役+早代わりで見せちゃいます。代役はその他大勢の兄ちゃんたち。
最後は衣装を縦に半分ずつ着て、ジキルとハイドモード。
Toxieは指名手配、市長のテロリスト!というアナウンスに市民が反応して、追いかけ始めます。
そこではセットの周りを皆でずっとぐるぐる、、、一瞬ファントムのマスクをかぶってファントムの音楽が
かかっていました。結局市長とToxieは差し違えてしまうのですが、恐ろしく気持ち悪いものを
飲ませれば再生するかも、、飲ませるのはハドソン川の水!無事に再生してそのままヒロインと結婚し、
市長にもなっちゃいます。
ちょっと間延びした感があるところもありますが、なかなかよくまとまっていておばかで
楽しい作品です。暇があればどうぞ!





もしお暇があれば、見る前、また見た後に次の本を読むことをお勧めします。

書名:追跡!私の「ごみ」―捨てられたモノはどこへ行くのか?
著者:エリザベス ロイト (著), 酒井 泰介 (翻訳)
出版社:日本放送出版協会 (2009/05)

私が舞台を見たときはゴミ問題を大げさにパロディとしたものだと思っていたのですが、現実は遥か先を行っていたのですね。残念ながらこの本には緑色モンスターも盲目の司書も出てきません。

追跡!私の「ごみ」―捨てられたモノはどこへ行くのか?

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題名:West Side Story
日時:2009年6月5日20:00-22:45(途中休憩あり)
劇場:Palace Theatre (NY)
料金:120USD +TicketMaster 14.40USD
座席:ORCH, row A, seat 117
Arthur Laurents (Direction)
Jerome Robbins (Original Choreography)
Joey McKneely (Choreographic Recreation)
James Youmans (Scenic Design)
David C. Woolard (Costume Design)
Howell Binkley (Lighting Design)
Dan Moses Schreier (Sound Design)
Patrick Vaccariello (Musical Direction)
出演:
Matthew Hydzik(Tony、代役)
JOSEFINA SCAGLIONE (Maria)
KAREN OLIVO (Anita、TONY賞ミュージカル助演女優賞)
John Arthur Greene (Riff,代役).
GEORGE AKRAM (Bernardo)
CURTIS HOLBROOK (Action)
STEVE BASSETT (Lt. Schrank)
MIKE CANNON (Snowboy, u/s Riff, Tony)
KYLE COFFMAN (A-Rab)
Manuel Santos(Chino, 代役)
ERIC HATCH (Big Deal, u/s Action)
MICHAEL MASTRO (Glad Hand).
LEE SELLARS (Krupke)
Pamela Otterson(Anybodys,代役)
RYAN STEELE (Baby John)
GREG VINKLER (Doc)
Diesel:Joshua Buscher
Hotsie:Marina Lazzaretto
Kiddo:Nicholas Barasch
Mugsy:Kat Nejat
Velma:Angelina Mullins
Zaza:Kaitlin Mesh
4H:Sam Rogers
Alicia: Yanira Marin
bebecita:Mileyka Mateo

前奏曲が始まった段階で私の心は盛り上がってしまいました。
オープニングシーンのダンスからハイテンション。運動量はきわめて多く、汗や息づかいまでつた
わってきます。Coolは1ダースものキャストが舞台ところ狭しと飛び回りました。終わりの方は全員
息切れ、よくがんばった? オリジナルの振付とだいぶ違っているらしいのですが、昔の違いはよく
わかりません。逆にアメリカは軽く踊られていたような。。Tonightを聞いた時は、ああ若いってい
いわねー、目が眩むという特権があって、としみじみ思いましたよ。
アニタは貫禄があってよい。案の定助演女優賞をとりました。
マリアは清楚でとてもかわいい、Tonyが見境いなくなるのもわかります。でもナイスバディではな
さそうなところが。。トニーは良いお兄さんなんだけれど、押しが弱くてマリアとつりあってなさ
そう、と思ってたら代役でしたよ。代役トニーと言えども歌はとてもすばらしい。(代役でないトニー
もTONY賞パフォーマンスでみたのですが、やっぱりマリアに負けてました)

そして新しい演出としてシャーク団の会話がスペイン語なんですね。なかには英語がまじるのですが。
1幕最後のTonightは4重唱で、シャーク団だけスペイン語でうたっていました。
物語はみんなとてもよく知っているのでどうでもいいかもしれませんが、字幕がほしいところ。
多言語国家の米国でこのような舞台がでてこなかったのは、考えてみれば不思議ですね。
顧客としてマルチリンガルな人だけを対象ならば字幕なしでもよいでしょうが、そうでないならば
オペラなどにあるような字幕の導入を今後検討していくことになるのかもしれません。
英語が理解できない人たちにも売り込めるというメリットがありますしね。
そういえばライトインザピアッツアでもイタリア語のシーンがありましたっけ?でも今回のに比べ
たら相当短かったような。スペイン語でかかれた歌詞がふたつプレイビルに載っています。
これらは後半に歌われるのですが、なんだかここはいったいどこ?という雰囲気になるから不思議。
そもそもこの物語がすべて英語で行われていたというのが舞台の嘘というものでしょう。
さてそれで現実に近くしたところでおもしろくなっているのでしょうか?
かなり微妙な気がします。客席はスペイン語のところで盛り上がっておりました。




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題名:Billy Elliot, the Musical
日時:2009年6月5日20:00-22:50(途中休憩あり)
劇場:Imperial Theatre(NY)
料金:126.5USD+Telecharge手数料9.5USD
座席:Center Front Mezz Row A, Seat
# Elton John - Music
# Lee Hall - Book and Lyrics(Best Book of a Musical)
# Stephen Daldry - Director(Best Direction of a Musical)
# Peter Darling - Choreographer(Best Choreography)
# Ian MacNeil - Set Designer(Best Scenic Design of a Musical)
# Nicky Gillibrand - Costume Designer
# Rick Fisher - Lighting Designer(Best Lighting Design of a Musical)
# Paul Arditti - Sound Designer(Best Sound Design of a Musical)
# Martin Koch - Musical Supervision and Orchestration(Best Orchestrations)
# David Chase - Music Director
# Julian Webber - Associate Director
# Tim Bevan & Eric Fellner - Produce
# Jon Finn - Producer
# Sally Greene - Producer
# David Furnish - Executive Producer
# Angela Morrison - Executive Producer
# Nina Lannan Associates - General Management
出演:
   Billy: Tanner Pflueger
   Michael: Keean Johnson
   Small Boy: Matthew Mindler
   Tall Boy& Posh Boy: Tommy Batchelor
Mrs. Wilkinson:Haydn Gwynne
   Dad:Gregory Jbara (Best Performance by a Featured Actor in a Musical)
   Grandma:Carole Shelley
   Tony:Santino Fontana
   Billy's Older Self:Stephen Hanna
   George:Joel Hatch
   Mr. Braithwaite:hommie Retter
   Debbie:Erin Whyland
    Ensemble:Juliette Angelo, Kevin Bernard, Grady McLeod Bowman, Heather Ann Burns,
      Maria Connelly, Samantha Czulada, Kyle DesChamps, Eboni Edwards, David Eggers,
      Brianna Fragomeni, Greg Graham, Eric Gunhus, Meg Guzulescu, Izzy Hanson-Johnston,
       Keean Johnson, Aaron Kaburick, Donnie Kehr, Cara Kjellman, Kara Klein, David Koch,
      Jeff Kready, Stephanie Kurtzuba, David Larsen, Caroline London, Merle Louise,
      Marina Micalizzi, Mitchell Michaliszyn, Matthew Mindler, Darrell Grand Moultrie,
      Tessa Netting, Daniel Oreskes, Jayne Paterson, Liz Pearce, Corrieanne Stein,
      Jamie Torcellini, Grant Turner, Casey Whyland.



2009年TONY賞において Best Musical, Best Performance by a Leading Actor in a Musical,
Best Performance by a Featured Actor in a Musical,Best Direction of a Musical,
Best Book of a Musical,Best Choreography,Best Sound Design of a Musical,
Best Scenic Design of a Musical,Best Lighting Design of a Musical, Best Orchestrations,
合計10部門受賞です。

今年2月にロンドンで見ています。
この回は満員。売り切れが予想されたので私は昨年末にチケットを購入しました。
客席に座るとまわりのざわざわ感が、この作品に対する大きな期待を感じさせます。
オープニングは炭鉱労働者のニュース映画から。これはサッチャー政権により炭坑が
閉山に追い込まれたときの炭鉱労働者のむなしい抵抗と、炭鉱労働者の息子である
ビリーがバレエに情熱を傾ける物語です。背景は辛気くさい話なんですよね。
ピケで対決する労働者、警官、それにバレエ少女たちが踊るSolidarity は上から眺める
とたしかにおもしろい振り付けです。また見たくなります。

ビリーがバレエに目覚めていくところはよくできてます。バレエダンサーとしては当たり前
なのでしょうが、軸をぶらさずにピルエットするのですわ。アラベスクもぴたりと止まる。ロン
ドンではここでかなりぶれていたのでOrzだったのです。素人にわかるミスは着地で
ちょっと足が乱れた程度で、ビリーが踊ったあとはショーストップとなりました。
Exoressing Yourself のMichaelがかわいい。ほんとうに女の子みたい。
母の手紙では客席中からすすり泣きが、、私も泣いてました。
Born to Boogie も楽しいナンバー、キャラの違う三人が三者三様に見事に踊ります。
Angry Dance が圧巻。ビリーがタップを踏み始めたとたんに、ビリーへの重力が小さく
体が軽くなるようにみえました。素晴らしい切れの足さばきです。バレエで踊っていた
シーンがもっさりと感じられるほど。Angry Danceはビリーの凄さと苦悩がよくでてます。
2幕の冒頭はサッチャーの風刺劇?サッチャーの仮面と巨大なサッチャー人形は
ほんと悪夢に出てきそうです。あのころ労働者階級はほんとにあんなことしてたので
しょうか。ロンドンでは納得できなかったお父ちゃんの心変わりもこのビリーならば
オッケー。私でも応援するでしょう。
カーテンコールのタップダンスはこれまた楽しい。最後はみんなチュチュを着ての群舞。
タップダンスは大人チームにぜんぜん負けてない、体が小さい分シャープに見えます。
これはほかの子もみたかったなあ。
歌の方はもうちょっとがんばりましょうの出来でしたが、ダンスはかなりの水準です。
しかしタップの素晴らしい出来とバレエの良い出来(ロンドンに比べれば素晴らしい
ものでしたが)に違和感を感じてキャスト表をみかえしてみました。ああ、TONY賞主演
男優賞候補の子じゃない Orz アンダースタディ?が出たのですね。ううう、ますますも
ういちどみたくなってしまいました。しかしだいたいSOLDOUTだしなあ。
そういうわけでホテルに戻ってWebで翌日のチケットを勝負!キャンセルが出たようで
1枚だけ翌日マチネのチケットが出てきました。ちょっと横ですがORCH F列なので問
題なし。というわけでソワレ、マチネ連続で位リーを見に行くことになりました。ビリーは
日替わりということですから、主演賞候補3人のうち誰かは見ることができるでしょう。
というわけでお休みなさい。




題名:Billy Elliot, the Musical
日時:2009年6月5日14:00-16:50(途中休憩あり)
劇場:Imperial Theatre(NY)
料金:126.5USD+Telecharge手数料9.5USD
座席:Left Orchestra Row F, Seat 7
出演:
   Billy: Tanner Pflueger
   Michael: Keean Johnson
   Small Boy: Mitchell Michaliszyn
   Tall Boy& Posh Boy: Tommy Batchelor

さて翌日マチネです。ロビーにはチケットのキャンセレーション待ちに20人の行列。
その並びを横目で見ながらうきうきして客席にはいり、playbillをもらい、さてどのビリー
かなと見てみると、昨晩とほとんど同じ配役Orz日替わりという噂は嘘だったの(涙)
まあがっかりなのですが、楽しまずに帰らないと損です。昨晩と視点が違う一階から
鑑賞だ!たしかに下から見るとまた迫力がまします。
でもSolidarity の振り付けを味わうなら2階ですね。
2度めにしてようやくセリフが聞き取れるようになってきました。今度はお父ちゃんの
うまいとはいえない独唱で泣きました。心にしみます。お父ちゃんいいです。なるほど
の助演男優賞。
さて今回のビリーのバレエは完璧!着地で足が乱れることもなく、ことごとくピシッと
きまっていました。美しいトリプルピルエット?目がついていってないので何回回って
いるかわかりません。フェッテでも軸がまるで動いていません。いや、すごいです。
お父ちゃんに泣けたのと、Tanner ビリーの完璧なダンスが見れたので、2度見た
のは全く後悔していません、、がやっぱり他のビリーも見たかったなああああ。

こりゃTONYたくさん取るだろうなあと思っていたらほんとに圧勝でしたね。
いまブロードウェイミュージカルでひとつだけ選んで見るとしたら絶対これです。

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題名:Guys & Dolls
日時:2009年6月3日20:00-22:30(途中休憩あり)
劇場:Nederlander Theatre(NY)
料金:Broadway Box 割引+Ticketmaster 手数料 = 92.4USD
座席:ORCH C, row BB, seat 112
出演:
Nicely-Nicely Johnson:Tituss Burgess
Benny Southstreet:Steve Rosen
Rusty Charlie: Spencer Moses
Sarah Brown: Kate Jennings Grant
Agatha: Andrea Chamberlain
Martha:Jessica Rush
Calvin: William Ryall
Arvide Abernathy:Jim Ortlieb
Harry the Horse: Jum Walton
Lt. Brannigan: Adam LeFevre
Nathan Detroit: Oliver Platt
Angie the Ox: Graham Rowat
Socciety Max: James Harkness
Liver Lips Louie: Nick Adams
Damon: Raymond Del Barrio
The Greek: Joseph Medeiros
Brandy Bottle Bates: Ron Todorowski
Scanton Slim: John Selya
Sky Masterson: Craig Bierko
Mimi: Lorin Latarro
Joey Biltmore:Brian Shepard
Adelaide: Lauren Graham
General Cartwright:Mary Testa
Big Jule:Glenn Fleshler
Carmen:Kearran Giovanni
Hot Box Emcee:Graham Rowat
Hot Box Waiter:Joseph Medeiros
"The Crapshooter's Dance Specialty":John Selya

トニー賞リバイバル作品賞ノミネート。
開演前の劇場入り口にどうもこれから舞台が始まるという勢いが見えません。それもそのはず一階席
は8割ほどはいっていますが、2階席はがらがら、一番後ろの最安席にしか人はいません。観客のざわ
めき、期待に満ちた話し声も観劇の重要な要素なんだなと改めて感じます。

購入時に前の方だろうと思ってBB席を取ったら、最前列でした。
舞台の前面は左右から降りる階段になっており、舞台中央のそこから出入りできるようになってい
ます。舞台の床は私が座って目線よりほんのちょっと高い感じ。
舞台中央には電飾のさいころ図、しかし2と5の面が同時に見える嘘さいころ(^^;) そして
ライトのついた鉄柱。舞台前面が階段で削られている分、最前列でもみづらいということはありません。
ダンスの舞台を男たちがかぶりつきからみるシーンでは階段にずらりと並んでかぶりつき、私はすぐ後
ろで臨場感がばっちり。しかしなんですね。
どうもエネルギーが空間に漏れて空回りしているような感じをもつのです。主役ふたりに華がないの
でしょうか。舞台がかなり広く感じてしまいます。皆が役を単になぞっているように見えて、どうも
面白味にかけます。もっと小さな劇場でやるべき?でもかなりの人数がでる舞台ですしねえ。
もっとオーバーなところがあってもいいのに、かなり地味で抑えている感じにみえます。
この全体として地味に見える舞台の中ではアデレードが突出して良いのです。
Sit Down You're Rockin' the Boat もまずまず良かった。ここでの将軍の美声にはびっくりの高評価。
Crap Dance はトンボかえりを含んだ汗が飛び散る熱演で迫力満点。
逆に Luck Be a Lady はまるで力不足。アデレードが1番というところでキャストの問題が大き
すぎると思いましたよ。うーんさてこれはいつクローズ?


P.S.
そう思っていたら、6月半ばにクローズになってしまいました。やっぱりねえ。



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題名:Rock of Ages
日時:2009年6月3日14:00-16:20(途中休憩あり)
劇場:Brooks Atkinson Theatre(NY)
料金:Rush 26.5USD
座席:ORCH F17
出演:
Constantine Maroulis (Drew)
Amy Spanger (Sherrie)
James Carpinello (Stacee Jaxx)
Mitchell Jarvis (Lonny)
Adam Dannheisser (Dennis)
Michele Mais (Justice)
Lauren Molina (Regina)
Wesley Taylor (Franz)
Paul Schoeffler (Hertz)
Michael Minarik (Ensemble)
Angel Reed (Ensemble)
Katherine Tokarz (Ensemble)
Savannah Wise (Ensemble)
Jeremy Woodard (Ensemble)
Andre Ward (Ensemble)
Tad Wilson (Ensemble)
Ericka Hunter (Ensemble)

Kristin Hanggi (Direction)
Kelly Devine (Choreography)
Beowulf Boritt (Scenic Design)
Gregory Gale (Costume Design)
Jason Lyons (Lighting Design)
Peter Hylenski (Sound Design)
Zachary Borovay (Projection Design)
Ethan Popp (Music Supervision, Arrangements and Orchestrations)
David Gibbs (Original Arrangements)
Book by: Chris D'Arienzo
物語:(公式Webより)
In 1987 on the Sunset Strip, a small town girl met a big city rocker and
in LA’s most famous rock club, they fell in love to the greatest songs of the 80s. It’s
ROCK OF AGES, an arena-rock love story told through the mind-blowing, face-melting
hits of JOURNEY, NIGHT RANGER, STYX, REO SPEEDWAGON, PAT BENATAR,
TWISTED SISTER, POISON, ASIA, WHITESNAKE and many more. Don’t miss this
awesomely good time about dreaming big, playing loud and partying on! Click here to
read the reviews!

ブロードウェイにきたら一度は挑戦?したいのがラッシュチケットです。
今回はRock of Age の抽選ラッシュに挑戦してみました。この作品のラッシュチケット
は26.5USD,抽選にはIDが必要です。私はパスポートもって行きました。
他のラッシュとは違い開演2時間前から受け付けて1時間半前に抽選。
最初に名前を書いたいかにもRock of Age おたくっぽい兄さんを捕まえて2人で
ラッシュに挑戦することに。ひとりあたり2枚まで申し込めるので一人出来た場合は
誰かと組めば当選確率は2倍になるはず。



さて抽選!無事に5番目くらいに名前が呼ばれました。そして次々と名前が
呼ばれていって、全員呼ばれた!その後に来た人にも名前を書かせて当選させ
ちゃってました。つまり全員当選!まだあまってるという状態なんですね。
ただ抽選には意味があります。最初の4枚だけはフルビューでその他はパーシャル
ビューだという但し書きがありました。実際にはもうちょっとフルビューを出していた
ようで私の2人前まではフルビューのチケットになったようです。さて、一緒に組んだ
兄さんはなんと7回目!RockOfAgesのTシャツ着こんでやるき?満々。
舞台の端がどちらか暗くなっているそうで、右側の端をくれと主張して無事F17,F18
をげっと。さすが7回のリピーター。さてどうかなあ。
、、、実はおちがありましたF17,F18って実は左端と右端なんです。
私は何も考えずにF17をとってF18を兄ちゃんに渡したのですが、兄ちゃんが欲して
いたのは左端だったらしい。たしかに右での演技のほうが左での演技より多かったのです。
逆に聞き取ってしまったわたしの耳Orzで、兄ちゃんは後ろでたってみることにしたようで。。
実際端に座ってるより立っている方が相当見やすいのでした。ちなみに、1幕終わったら
私の周りはがらーんとしてしまいましたよ。皆どこかへ移動したようです。

この舞台の特徴なのですが、ウェイターが客席通路を常時走り回っていました。開演前に
特別なチップを買っておくと上演中!でも酒を注文できるのです。こんなサービスを提供
して客単価をあげようとしている例はみたことがありません。マチネなのであまり注文してる
人はいないようですが、これが土曜の夜あたりになればすごいことになっているのでしょう。

さて舞台の上は典型的なジュークボックスミュージカルです。私はロックをあまり聞かない
のですが、それでもいくつか聞いた曲がありました。いかにも一癖もふた癖もあるような連中
ががんがんロックを語ります。バンドは舞台の真ん中。その後ろに電飾で映像がでています。
私が座った位置は、バンドまでは見えますが、電飾が半分きれる位置でした。
脳みそ空にしてぼーーっとみてれば良いって感じですかね。一応田舎からぽっとでの女の
子がライブハウスに勤めて、いろいろあった後ストリップ劇場に転身して、、という筋がある
ようですがまあどうでも良いのでしょう。
狂言回しがいて一応メタな芝居になっているのですが、かなり地味な感じ。
この舞台はキャストのみなさん、歌がうまく、客席にはそれを楽しむ観客たちという風情。
これってオフの時は、狂言回しが大きくてかなり毒のある作品だったりしませんか?
私の見立てでは癖のある小劇場ミュージカルから、能天気なジュークボックスミュージカル
へ華麗なる転身を遂げて見事に大衆の心をつかんだ、とみましたがどうでしょう?
オフもみたかったなあ。
このミュージカル、オープニング当初はORCHを99USDで売っていました。それがいつの
間にか120USDに。客がはいるとみて値上げしたのでしょうが、プロデューサーがかなり辣腕
な匂いがします。ロングランするかもしれません。

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