今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:Oliver! 日時:2009年2月5日19:30-22:05(途中休憩あり) 劇場:THEATRE ROYAL DRURY LANE 料金:Stall 60GBP 座席:1階K列24番(センターブロック左より横通路すぐ後ろ) 出演: Fagin: Rowan Atkinson Nancy: Tamsin Carroll Sikes: Burn Gorman Oliver: Laurence Jeffcoate Dodger: Ross McCormack Mr Bumble: Julius D'Silva Widow Corney: Wendy Ferguson Matron: Myra Sands Mr Sowerberry:Julian Bleach Mrs Sowerberry: Louise Gold Charlotte: Mary Cormack Noah Claypole: Daivd Roberts Eccentric Dance/Clown: Philip Catchpole Bet: Charlotte Spencer Mr Brownlow:Julian Glover Punch & Judy Man:Tim Laurenti The Landlord:Ian Jervis Boxers: Chris Bennett, Jay Bryce Percy Snodgrass:Tom Edden Little Sally:Lynne Wilmot Mrs Bedwin: Louise Gold Dr Grimwig:Julian Bleach Rose Seller:Jenny Fitzpatrick Milkmaid:Lyndsey Gardiner Srawberry Seller:Sarah Lark Knife Grinder:Hadrian Delacey Posh Lady:Clare Rickard House Maid:Cara Elston Old Sally:Susan Fay Eccentric Dancer/Hussar:Oliver Roll Hussar's Girl:Hollie Taylor Nihtwatchman: Robert Kershaw 子供たちチームは3つあり、各32人 オリバーとDodger はトリプルキャストです。Nancy はたまに出演するキャストです。 キャスト表にどの子供たちが出ているのか書いておいてほしい。。。 到着日にホテル近くの劇場に走っていきました。 チケットはSOLDOUTだよといって劇場前にたむろしているダフ屋らしきおじさんたち が叫んでいます。この公演はTKTSにでていないのでこんでいるだろうとは思ってい ましたが。。。当日窓口へ行くと、return ticket がある!良い席がでてきました。 なかなか良い幸先です。この劇場2階席は1階のL列にオーバーハングしています。 両サイドの階上はボックス席、完全に真横になるようです。 想像していたより客層の年齢が高いのにびっくり。子供は少しはいますが、年輩の 方が目立ちます。ブロードウェイの客より明らかに年上ですね。 幕があがると孤児院、40人以上の子供たちのFood Glorious Food の合唱。ほんとに ちいさなこどもから年長さんまでいい感じです。 オーケストラの前方にも小さな銀橋みたいなものがあって、オケピットからキャストが 続々登場してきます。子供たちは皆金属の椀をもって豪華な食事を妄想するのです。 つかみはおっけー。もっと食い物を!とササヤかな願いを行ったオリバーは棺桶やに 売られます。そこでトラブルを起こして逃げ出し、スリの親分Faginのところにやっ かいになります。オリバーは端正な顔立ちでボーイソプラノ。かなりいい感じ。 スリの子供Dodgerとあって歌うConsider Yourself が圧巻、いったい舞台に何人出たん だろう。明るく脳天気にうたいあげるのです。子供たちのダンスもばっちり。ここは ショーストップ。スリの親分Faginはミスタービーンでお馴染みのローワンアトキンソン。 他人とからんでいるところはオーソドックスな演技で一人芝居はミスタービーンが はいっているようで面白い。またここの子役がよくて、すごくちっちゃい子が舞台を 食ってました。いやいやかわいいです。 2幕のWhere is Love の歌い上げがすごくよくて思わず涙ぐんでしまいました。 この直後のThe Squareのシーンでは物売りが3クラブカスケードをがんばってやって ました。ジャグリングが終わってダンスになったとたんに切れの良い動き(^^;) そして後半のFagin のソロ Reviewing the situation でショーストップ。Nancy もきれいな歌声で拍手が多かったのです。しかしなんというかあっけない幕切れなん ですねえ。これは原作を読まねばと思いましたよ。 たくさんのかなりできる子供たちにローワンアトキンソン、大人チームも粒そろい、 ヒットする要素満載ですね。 PR 題名:大型舞剧《牡丹亭》(Large-scale Dance Drama The Peony Pavilion) 劇場:国家大剧院·歌剧院(NCPA-Opera House)(北京) 日時:2008年9月18日19:30-21:15 料金:380元(2番目に高いカテゴリ、その他480,280, 180, 120, 80) 座席:2階1列27番(2階最前列左側ブロックなかほど) 演出:南京军区政治部前线歌舞团、北京大都阳光艺术团 ストーリー:(公式Webより) 《牡丹亭》是我国明代戏曲大师汤显祖的经典戏曲作品。这个在四百年前讲述的爱情故事, 在今天从人性和审美两个高度去看,仍然有着不同凡响的意义。可以这么说,那是一次爱情 的梦幻之旅、一支心灵追索的自由之歌、一则关于生命的壮美宣言和一首浪漫动人的情感诗篇。 该剧的阵容强大,创作班底由曾获2007年CCTV春节联欢晚会歌舞类节目一等奖的舞蹈《 小城雨巷》的主创、获“荷花奖”金奖舞剧《妈祖》的部分主创等组成,聚集了国内著名舞 蹈、音乐、舞美、服装、灯光方面的专家。编剧郑欣,编导应志琪、吕玲、吴凝,作曲方鸣、 王崴、惠培峰,文学统筹、作词吴国平,舞美设计周丹林、苑野,服装设计莫小敏,灯光设 计王瑞国等。女主角杜丽娘由《小城雨巷》、《一条大河》的主演、文华表演奖获得者胡琴 心领衔,男主角柳梦梅由《说唱俑》、《前哨》的主演、文华表演奖获得者许鹏担纲。 该剧编导之一、前线文工团团长应志琪介绍,《牡》剧的创作十分艰辛,原著长达五十 五出,要在短短的几十分钟里,做出相应的表达,难度极大。主创人员通过反复的研讨之后, 决定选取原剧中男女主人公极其浪漫的爱情主线,集中讲述一个至情至爱的故事:剧中杜丽 娘为争取精神的自由、婚姻的自主,不怕穿越生死,执着追求真情真爱,从而彰显人性的美 丽和精神的光芒,这就是舞剧着力要体现的核心思想。同时主创人员感到,汤显祖的作品有 着很大的艺术张力,尤其是他营造的梦的氛围和爱的情境,为舞剧的创作和表演提供了巨大 的空间,完全可以在保留其精神内质的情况下,用这一形式来做全新的演绎。在作品的创作 中,编导力图以自由的精神来构建自由的梦境,用自由的叙述方式打通人神之间的通道。通 过大开大合、大起大落、大俗大雅、大悲大喜等强烈的对比手法,追求一种浪漫的气质和气 韵上的跌宕变化,以获得飞扬的视觉体验和审美效果。概括起来,就是“至情故事,浪漫演 绎;古典意蕴,现代手法;奇幻色彩,多维呈现;如诗如画,美轮美奂。” 剧情梗概: 南宋初年,唐代诗人杜甫后裔、江西南安府杜太守“二八”之女杜丽娘情窦初开。游春 时,偶遇风流倜傥青年男子、唐代文人柳宗元后裔柳梦梅,一见倾心。后在自家后花园牡丹 亭里打眠时,再次与其相见,两情相悦,身心相许。可梦醒之后落寞不已,陷入相思,一病 不起,致使家人一筹莫展。弥留之际,将自己美貌画下,以留人世,并期望有缘人能够得到。 然其魂魄被索命无常带走途经街市时,却发现了柳梦梅。赶考中的柳梦梅在画摊前无意看到 丽娘的画像后,怦然心动,遂将其买下。丽娘见此,急寻而去,她的魂魄与柳郎幽会,彼此 互诉衷肠,山盟海誓。可这毕竟是人鬼相恋,当丽娘的魂魄被小鬼无常无情带走时,柳郎难 舍别离,急追而去。在冥府,丽娘饱受磨难,却不改初衷,她面对判官,深情诉说与柳郎的 恩爱之情,为自己争取爱和生存的权利。她的遭遇和执著令神鬼动容,判官最终裁决,打开 地狱之门,送其走上了回阳之路。人间,柳郎历经艰辛,终于在杜府找到了丽娘,用爱将其 唤醒。杜丽娘和柳梦梅这一对有情人,穿越生死之后,终成眷属。 Peony Pavilion is one of the greatest dramas of the Tang Dynasty by Tang Hsien-tsu. It depicts the saga of a love story. The basic template for most Chinese plays involves a handsome, bright scholar who falls in love with a beautiful maiden. Trouble usually comes in the form of parental disapproval, thus creating the conflict between the young lovers' Confucian obedience to their parents and their own irrepressible love for each other. Peony Pavilion adheres to this pattern but throws in a very unusual twist. The young maiden in the story, Bridal Du, falls in love with a scholar whom she's only met once in a dream and dies longing for him. But this is just the beginning. The scholar, Liu Mengmei, happens to be a real person and through sheer accident ends up staying in her town. Eventually, Liu meets Bridal's ghost, disinters her body, and she comes back to live. Synopsis The Dream of Love Du Liniang, a sheltered, lonely girl of sixteen, dreams of a handsome young scholar. Saddened that he was only a dream, she pines away. Before she dies, she paints a self-portrait and hides it in the garden. Her mother buries her under a plum tree, and a shrine is erected to her memory. Most of the singing and action in Part I is done by the female lead, in melismatic, haunting melodies. Romance and Resurrection Liu Mengmei, an impoverished scholar, dreams of a beautiful young woman under a plum tree who prophesies that only she will bring him happiness. While traveling, he finds Du Liniang's portrait, and falls in love with the image. Liniang's ghost appears. Convinced of Mengmei's love, she reveals that she is a ghost, but that she can be revived. Braving his own fears, Mengmei opens the grave. Liniang returns to life. Reunion and Triumph The lively resolution to the story. Mengmei succeeds as a scholar, but not before being punished on suspicion of grave robbing. Liniang is reunited with her parents, but not before her stern father admits that love can conquer death. どうも数か月前からの再演らしいのです。 この劇場ははじめて。現時点で世界中で最もバブリーな劇場ではないでしょうか? 巨大な卵みたいなのが池の中に浮かんでおり、その卵には池の手前の入り口からはいる形 になっています。はいるための地下道の天井は当然池。ガラス越しに池の底が見えます。写真は地下道、この上が池なんです。 地下道はもちろん無駄に?めちゃくちゃ広く高くつくられています。卵に入った後でも 非常に天井が高く、その中にこじんまりと劇場が3つはいっています。 そしてそこにいたるまでにあるのが演劇歴史史料室。いろいろ展示してありました。 劇場にはいるときには人間が金属探知機を通り、持ち物はX線検査という物々しい警戒。 ペットボトルもだめみたいなんですが、なにせどこにも何も書いてない。私のリュックを 見たとたんにクロークを指差したのですが、どのカバンがOKでどれがNGなのかも よくわかりません。持ち物はきっちりX線通しているのに人が通る金属探知機はぴーぴー 言っていても知らんふり。うーむ、何をチェックしてるんでしょうねえ。 座席は奇数が左側、偶数が右側というブロードウェイの劇場みたいなナンバリング。 センターブロックが100番台かどうかはチェックしそびれました。この歌剧院は よくある5階層になっている普通のオペラハウスの形態。1階席がさほど広くなく、どこ からでもさほど遠くなく舞台をみれます。1階席最前列は頭の上に舞台の床がある感じ。 1階席ならば真中より後ろがお勧め。 舞台の左右に縦書きで中国語字幕、上に横書きで英語字幕。 この作品では料金は2階席センターのみが480元でその他1階席から2階席なかほどまで ひろく380元、それから、80まで色々ありました。場内はほぼ満員、そこここに白人 らしき人たちは見られますが、ほとんどの客は中国人のような気がします。もっとも 中に日本人が混ざっていても私には判別できませんが(^^;) プロローグは男女に分かれた群舞で京劇風の動き、つかみはおっけーといった感じ。40人 近く登場していたでしょうか。へんなふうに足をあげておいてピルエットしてましたよ、 ACT1からはばっちりバレエ、遠目からはおねえさんたちかなりきれい、というかきれいな 動きなんです。この中でもバレエにはあまりみられない足の動きとか溜めが中国舞踊を感じ させます。 物語は、夢でいい男を見つけたおねえさんが、そのまま焦がれ死んでしまうのに、現実 に存在したその男が市場でおねえさんの絵を見たのをきっかけに死の場にかけつけるが、 閻魔大王は地獄で見せたおねえさんの無私の心意気に免じてよみがえらせてやってめでたし めでたし、という具合の筋書き。夢の中でくんずほぐれつやるんですよー。しかもちゃんと ベッドの上で。でもいまいちエロじゃないし、Hand To Hand にもなってないし、と思う のはいろいろ見すぎたせいでしょうね。 コスチュームは市場とか家の中は普通の歴史もの、その他妖精や鬼など。閻魔大王?が従え る鬼は巨大な頭のかぶりものをしていて、片手でおさえてないと落ちちゃうのを無理やり 踊っておりました。御苦労さま。通常ならオケピと思われるところがせりあがってきて突然 蓮の池になったり、魂が分離して、肉体がベッドに、心は空中に(吊られていく)という 趣向もあり。鏡に映っている?ミラーダンスも一興。主役のおねえさんは軟体もやれそうな くらいやわらかな体、くねくね踊ります。お兄さんのほうは一見優男なのですが、リフトは 軽々、走ってきて飛びつかれても微動だにせず、というなかなかの力持ち。 市場シーンは、物売りと値切るおばさん、獅子と槍の芸能(といっても獅子が踊って槍が少 しからむていど)、壺運びとか、ちょっとずつ趣向があってしかも群舞でおもしろかった。 主役のふたりはたしかにかっこいいのですが、それより脇とかアンサンブルのほうが見てて 楽しい。この値段で日本にきてくれたらもう一度みてもいい。でも2倍以上になるんだろう なあ。 全体としてバレエをベースに京劇の型を多少取り入れたといった雰囲気で、ツーリスト& 国外向けという感じを受けました。しかし、、この価格帯で売り切れますか。中国の貧富 の格差は一段ときびしくなっているようです。 最後の写真は劇場出入り口。とにかくでかい、ひろい、豪華。 これを下ると池の下の通路になります。 題名:Gypsy 日時:2008年6月15日15:00-17:50(途中休憩あり) 劇場:St. James Theatre 料金:ORCH 117USD 座席:ORCH K104 出演 : PATTI LuPONE (Rose) TONY賞ミュージカル主演女優賞 BOYD GAINES (Herbie) TONY賞ミュージカル助演男優賞 LAURA BENANTI (Louise) TONY賞ミュージカル助演女優賞 LEIGH ANN LARKIN (Dainty June) TONY YAZBECK (Tulsa) MARILYN CASKEY (Electra) ALISON FRASER (Tessie Tura) LENORA NEMETZ (Mazeppa, Miss Cratchitt, Standby Rose) BILL BATEMAN (Georgie, Mr. Goldstone, Bougeron-Cochon, Dance Captain, Standby Cigar) JIM BRACCHITTA (Uncle Jocko, Pastey, Standby Herbie) SAMI GAYLE (Baby June) BILL RAYMOND (Pop, Cigar) BRIAN REDDY (Weber, Phil). EMMA ROWLEY (Baby Louise) ANDREW BOYER (Standby Uncle Jocko / Pop/ Cigar/ Weber/ Phil). DOROTHY STANLEY (Standby Electra/ Mazeppa/ Tessie Tura /Miss Cratchitt) BECKLEY ANDREWS (Betsy Ann, Ensemble). NANCY RENEE BRAUN (Edna Mae, Ensemble). MINDY DOUGHERTY (Geraldine, Standby Dainty June). KYRIAN FRIEDENBERG (Vladmir, Rich Boy, Ensemble). SARAH MARIE HICKS (Carol Ann, Ensemble). STEVE KONOPELSKI (L.A., Ensemble). MATHEW LOBENHOFER (Tap Dancer, Julius, Ensemble). NICOLE MANGI (Agnes, Ensemble) KATIE MICHA (Balloon Girl, Ensemble, Standby Baby Louise/ Baby June). MATTY PRICE (East St. Louis, Standby Yonkers). ANDY RICHARDSON (Boy Scout, Charlie, Ensemble). JESSICA RUSH (Renée, Standby Louise). ALICIA SABLE (Marjorie May, Ensemble, Standby Agnes). JOHN SCACCHETTI (Kansas, Ensemble, Standby Bougeron-Cochon). GEO SEERY (Little Rock). RIDER QUENTIN STANTON (Hopalong, Military Boy, Ensemble). PEARCE WEGENER (Driver, Yonkers, Ensemble, Standby Tulsa /Pastey). MATT GIBSON (Swing, Standby Georgie/ Pastey). LISA ROHINSKY (Swing, Standby Waitress/ Renée). Synopsis:(Playbill より) A consummate show-biz musical suggested by the memoirs of stripper Gypsy Rose Lee. She was once just plain Louise, the awkward daughter of an unstoppably ambitious stage mother. When her pretty sister runs away from the family's minor vaudeville act, Louise tries to fulfill her mother's dreams. But it's not until trouping with Mama dwindles to appearing in burlesque, that Louise finally finds pleasure in the spotlight. The vibrant score includes “Some People,” “Let Me Entertain You,” “Together,” “Everything's Coming Up Roses” and “Rose's Turn.” TONY賞三部門受賞。 満員です。この劇場はかなり舞台が高かったのですね。うーむ、くるたび に忘れてるなあ。最前列だと後ろはだいぶ見切れると思います。最前列は 頭上10cmくらいが舞台の床に相当します。 舞台の奥にオーケストラが鎮座し、前奏曲は幕を全て取り払っての演奏。 その後は幕を下ろして演奏、ときどき半透明に。 オープニングは子役たちの活躍、June がいかにもこしゃまくれた子で、 トゥシューズはいてタップを踏みながらバトンをふりまわしての活躍。 Louiseはいかにもぱっとしない子を好演。 ステージママRose役のPATTI LuPONEが客席からあわられると場内大拍手。 やはりこの舞台はこの人ひとりで持っているのね。すごーく我侭で他人の 意見を聞かず傍迷惑なステージママを熱演。こんな人が近くに生息してい たら、私なら全力疾走で逃げ出すでしょうねえ。このRoseを影で支える のがとてもいいひとHerbie,皆に彼はいいひとなんだけどねえ、と言われ つつもRoseに求婚しまくり、断られまくり。ほんとにほっとするイイヒトです。 子役のダンス中にストロボライトが照らされて、ばちぱちやっている うちに子役と大人役が交替。でもJuneは子役時代と同じかっこう、 そして同じ振付をしているのでした。でかくなったぶんどんぐさく なっている感じがぴったり。子役と大人役は皆よく似てますねえ。 大人になって駄目になってくる感じが見事?ルイーズは牛のかぶりもの がかわいい、って顔みえないんですけど。全然成功しないのに信念だけ で突っ走るRoseに辟易したJuneはとうとう男と逃亡してしまいます。 とうとうステージママも年貢の納め時か?と思いきや、こんどはLouiseを 標的にしちゃいます。 さて2幕。。。ストリッパーのばあさんたちは怪しさ爆発!私はストリップ 見に行ったことないのですが、こんなばあさんたちがやっているならば 一度は見に行きたいと思わせる怪演です。Louiseはストリッパーのジプシー ローズとして成り上がっていきます。初ストリップの前に鏡の前で "I'm pretty " と言う姿があたかも蛹から蝶になったかのように感じ させられました。1幕のおどおどした姿から一転して自分の居場所を確保 したLouise は強い!ストリップもかわいいです。でも数年前の演出の方が ずっと色っぽく感じられてましたねえ。こちらはあくまで清楚なお色気と いう感じでしょうか。クライマックスのRose's Turnは大迫力!もちろん ショーストップ、劇場内総立ちで拍手です。ああ、主演女優賞 なんだなと思いましたよ(^^)私は前回公演のバーナレットピータースのRose よりもこのPATTI LuPONEのローズの方が好みです。 Rose と Louise を見にいく作品だと思っていればいいでしょう。 キャストがかわらないうちにどうぞ! 題名:South Pacific 日時:2008年6月14日20:00-23:00(途中休憩あり) 劇場:Vivian Beaumont Theater 料金:telecharge 手数料込み119.5USD(定価110?) 座席:ORCH N403(1階右側から2番目のブロック後方右端) 作詞:Oscar Hammerstein II 作曲: Richard Rodgers 脚本: Joshua Logan and Oscar Hammerstein II 制作: Bartlett Sher (Direction) TONY賞ミュージカル演出賞 Christopher Gattelli (Musical Staging) Michael Yeargan (Set Design) TONY賞Best Scenic Design of a Musical Catherine Zuber (Costume Design) TONY賞Best Costume Design of a Musical Donald Holder (Lighting Design) TONY賞Best Lighting Design of a Musical Scott Lehrer (Sound Design) TONY賞Best Sound Design of a Musical Ted Sperling (Musical Direction) 出演 : Kelli O'Hara Paulo Szot TONY賞ミュージカル主演男優賞 Loretta Ables Sayre Matthew Morrison Danny Burstein Sean Cullen Victor Hawks Luka Kain Li Jun Li Laurissa Romain Skipp Sudduth Noah Weisberg Becca Ayers Wendi Bergamini Genson Blimline Grady McLeod Bowman Charlie Brady Matt Caplan Christian Carter Helmar Augustus Cooper Jeremy Davis Margot de la Barrev Christian Delcroix Laura Marie Duncan Mike Evariste Laura Griffith Lisa Howard Maryann Hu Zachary James Robert Lenzi Garrett Long Nick Mayo George Merrick William Michals Kimber Monroe Emily Morales Darius Nichols George Psomas Andrew Samonsky Jerold E. Solomon Synopsis: South Pacific concerns the lives of U.S. military men, nurses and the residents of the Polynesian island they occupy during World War II. Nurse Nellie Forbush is "In Love With a Wonderful Guy," a French planter with small children. Clean-cut Lt. Cable has fallen hard for Bloody Mary's daughter Liat. And the seabees, sailors and marines will tell you that there is "Nothing Like a Dame." The show's gorgeous score also includes "Cockeyed Optimist," "I'm Gonna Wash That Man Right Out of My Hair," "Some Enchanted Evening," "Younger Than Springtime," "Honey Bun" and "This Nearly Was Mine." 満員、ソールドアウト。8月半ばまで売り切れです。これはいい。 開幕前の幕には、南太平洋についての一文が、、要約すると、 南太平洋には静かな海にラグーンにジャングルそこに上がる月と すばらしいものがある。しかし南太平洋について語ろうとすると すぐに遮られてしまう。最初に知るべきことは人間の頭を50USD で土産で売っている現地人のことである。。。 オープニングでは舞台の床が後ろに下がり、下にいるオーケストラ が露出してはじまり!かなり長い(といってもMIKADOほどではない) 前奏曲が流れて気分を盛り上げてました。 まずは南の島の邸宅の一室から、民間人の男が従軍看護婦を口説いてます。 いやーいい雰囲気。場面は基地にかわって、ドラム缶、飛行機、クレーン 間での物語。兵士たちの合唱と群舞がとても楽しい。やっぱり女ほしいよねえ>兵隊さん 物語の舞台は、邸宅、基地、そして一部バリハイで繰り広げられます。 太平洋戦争中(敵は日本兵)民間人と軍人女性、軍人男性と現地住民の二組の カップルの行く末を見せるというストーリーなのですが。人種差別が取り上げ られていたりして微妙な面も多少あり。 わかりやすいストーリー、耳に残る旋律と見ていて楽しくなる振付の群舞、 ミュージカルの王道を行くような作品です。今でもシーンが目に浮かびます。 ケリーオハラほんとにきれいですわ。シャワーシーンもあるしw。 50USDで頭を打っていたのは現地住民のおばさま、このおばさまのBalihaiがなかなか のもの、このおばさんに助演女優賞とってほしかったなあ。ずっと耳に残ってます。 もう一回みたいかも。 ところで現地住民はまるで中国人、しかも彼氏に芸を見せるのにハンカチを 指の先でくるくる廻す技をやった!これって中国の健康体操なんですよ。いったい いつの間にバリハイって中国の一部になったの?? 題名:The MIKADO 日時:2008年6月14日14:00-16:50(途中休憩あり) 劇場:New York City Center 料金:Discount 60USD+ 6USD 座席:ORCH K111 New York Gilbert & Sullivan Players(NYGASP)による上演。 期待通りの怪作です。場内満員、たいていが私より年上の方ですが、 中には小さな子供もちらほら混じっています。 舞台の幕のまえには鳥居のイラストが写されていました。 前奏が非常に長く、たぶん10分以上はあったでしょうか。 主旋律の中に「宮さん宮さん」があるのがとても新鮮。 それをかっこよく演奏して、指揮者が観客に再度挨拶して舞台の始まり。 幕があがると左端に障子、その右に鳥居、鳥居の上には「劇団」と 書いてあります。そして舞台の右に木の橋と石がおかれています。 背景は水墨画みたいな、そして一部色がついているというか、五重の塔も? キャストは皆着物?えーともちろんなんだかへん。昔の中国人に見えるかも。 とんがった帽子をかぶっている男も何人か、ベトナム帽もあり。 帯はとんでもなくたかく結んであり、元々背が高いのとあいまって私の 頭付近になるような帯もあったような。全員が扇をもっており、お辞儀を するときは扇を顔の横にぱっと開いて扇と顔を同時にさげてます。 どこの世界のお辞儀でしょうか?傘も中国傘です。 こーゆー挨拶をやっていると知っていれば劇場前でやってれば受けてた でしょうねえ。私はここで扇を持っていたりします(^^;) 主人公は、ぼろぼろな作衣をきて、背中に三味線を逆にしょっていたり していますが、実は皇太子だったりします。 役人はおそろしく恰幅がよくて、ちょんまげ以外に三つ編みというか ドレッドヘアがあったりします。倒れると起き上がれないくらいの恰幅の よさ(^^;)すーぐ袖の下を要求してました。 物語は、処刑人と結婚しようとしている彼女をどうやって主人公が 取り返すかという噺なのですが、この処刑人は小男でギャグになかなか良い 味だしてます。処刑人とは名ばかりで実はまだ処刑したことがありません。 でも処刑リストはながーいものを持っています。この処刑リストは公演の 際にホットなものに置き換わるそうで、今回は、ビルの外を登る男、大統領 を狙う女、あ、いまは副大統領、なんてのが続いて大笑いでした。 この処刑人、なんとなく野田秀樹さんと似てるんですよね、顔もなんとなく、 そして小さいところとか身軽なところとか、喋りがよいところとか。。。 皇太子と結婚しようとしている女がすごい迫力、恐ろしい顔で素晴らしい声。 恰幅よくてすごい顔で大迫力、それでいて良い声なのでアンバランスが楽しい。 天皇はたしかに役人たちよりは一段とかっこいい? 天皇のテーマソングはここだけ日本語歌詞で 「宮さん宮さんお馬の前にヒラヒラするのは何じやいな」 でもって、同じ旋律で「三菱、トヨタ、、、ソニー、」と日本企業の名称列挙。 場内爆笑。 とても日本人とは思えない名前、日本人とは思えないコスチュームに 髪型、勘違いした日本の背景、へんてこりんな風習に旋律と見事にへんな場面 を醸し出しています。旋律に関しては「宮さん」以外は普通のオペラでしょう。 白人が演じてこそ面白みがでるミュージカルですね。 しかしこれがFUJIYAMA-GEISHA系の日本勘違いの遠因となった ような気がしますが、ほんとのところはどうなんでしょう? ![]() ![]() |
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