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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:谷山浩子 Presents うさぎと猫の芝居小屋 Vol.1 第1話『不思議なアリス』/第2話『真夜中の太陽』
日時:2010年5月19日19:00-21:17(途中休憩、アフタートークあり)
劇場:全労済ホール/スペース・ゼロ 
料金;前売+割引3600円
座席:9列15番(客席中央ちょっと後方)
原案・音楽:谷山浩子
作・演出:工藤千夏
出演:
 第1話『不思議なアリス』
  谷山浩子、畑中友仁(青年団)、うさぎと猫合唱団

 第2話『真夜中の太陽』
  多田慶子、ジェイソン・ハンコック、山藤貴子(PM/飛ぶ教室)、
  江幡朋子・恩田愛・加藤充華・加藤道子・神岡磨奈・澤山佳小里・白川美波・
  中村まい・中村真沙海・小川ひかる 

アフタートーク
谷山浩子、工藤千夏

舞台美術:束原繁
照明:吉倉栄一
音響:藤平美保子(T.E.S)
衣裳:渡辺まり
舞台監督:空閑秀樹
舞台監督助手:坪根孝
宣伝美術:工藤規雄+橋本麻由実(Griff Inc)
宣伝美術オブジェ・写真:山下昇平
制作:黒川明子、藤井敦子
プロデュース:吉田幸三、岡田信一 

「交感ひろば@SPACE ZERO~ミュージック&ドラマ ウィーク~第一弾」だそうです。
前説に男性キャストがひとりピアニカをもって舞台にでてきました。
「客から楽器を寄贈していただいて途上国の子供たちに喜んでもらおうというキャン
ペーンをしています。楽器寄贈コーナーを設置しているのでお願いします。
後日でもけっこうです。開場時間中ならば承っております。携帯は切ってください。」
うちに楽器があれば供出するのですが、、、

第一話のアリスには男性ひとりとアキバ風メイド姿のお嬢さんが多数登場。
金髪と黒髪、何人かは二重回しのコートをきています。舞台の片隅にピアノ。
男がひとり被告になって、お嬢さんが検事と弁護士と証人。そして男はドジソンらしい
のですが、当人は自分の名前を思い出せません。おまえは犯人のアリスではないかと
検事に責め立てられます。証人の中には谷山さんも、歌で証言してました。
バックではAQさんが伴奏。後半には男以外全員が「自分がアリス」と主張。
男は数学の先生らしく、劇中で熱くなって「すべての三角形は二等辺三角形である」と
いう証明を生徒(アリスたち)にしますが、聞いているやつなんていやしません。
学級崩壊かwスラプスティックな音楽劇とでも言いましょうか。
このアリスたちがこの後もんぺ姿に変身していたのにはびっくり。ポストトーク聞く
まで気がつきませんでしたよ。

第二話をみるのはラフカット以来二度目、やっぱり泣けました。もうばあさんに感情
移入できる歳になったのねえとしみじみ。。
 
そして音楽の谷山さんと脚本の工藤さんによるアフタートーク。

工:真夜中の太陽はどういう曲?
谷:23くらいの時に作った曲、自分に対する応援歌、自分を励まそうと思った。
  一人暮らしの部屋でちまちまかいてました。
  今までソロで歌ってきたので大勢で役者さんたちが歌ってくれるのは本当にうれしい
  こうやって歌ってもらえると歌が歌になったなあ

工:どの曲でいったらいいかすごい考えた。すごい量を聞きまくって浩子漬けになって
  頭のなかでどうしよう、いっかいちゃらにして、そのときに20代のころに聞いていた
  落ち込んでいる時に応援歌としていた「真夜中の太陽」にあたった。
  とりあえず今日寝て明日がんばろうというきになる曲だった
  2パターン設定を考えた。合唱曲にしたい。
  役者たちが何かして合唱かなあと考えた一つは女学校バージョン、
  もうひとつは女子応援団、学らんきてうたう
  当初は戦時中とは最初は考えてなくてただ合唱。
  ラフカットはいろんな俳優がオーディションにきてくれてその中かで一緒にやりましょう
  2000人くらいとあったがまさか日本語の堪能なアメリカ人がくるとは思っていなかった
  オーディションもすべて日本語。ラフカットの他の作品でジェイソンさんの役はなかった。
  これから書くのでやった!それで日本語が話せるアメリカ人と日本人の女性たち、
  じゃあ  戦時中かなあ
  隠れキリシタンも考えた。合唱でアーメンとかいいながら賛美歌、ちょっとやりすぎ?

谷:男性の役者さんたちが割り食っちゃった。男性はジェイソンさんだけ。
  オーディションの時にたくさんひとがきて次々にする。
  なれてないのでみてみて誰が誰かわからない
  あのひといいなと思ってもすぐ忘れちゃう。
  工藤さん全部おぼえてたでしょう

工:この方とやってみたいという方はぴぴっとくる

谷:ほかの座組と比べてナチュラルな感じ。
  アリスの方の稽古、真夜中の稽古、交互にやっていて
  畑中さんが真夜中の太陽の通し稽古を初めてみて、こんなぴゅあな子たちだったんだ!w

工:ロリコンがきらい?友達にすごくたくさんいる。

谷:お客さんにわりとたくさん。歌に共感してくれて。やさしいかたたちなんですよね。

工:自己表現の仕方は不得意なのかもしれないけれどすごくやさしい。

谷:みんなドジソン先生に感情移入しますよね。ああ私がいると思いながらみてしまった

工:数学って美しい。書くのはすごく苦労した

工:すべての三角形は二等辺三角形であるというという嘘定理を証明するYouTubeがあった。 
  止めながらぜんぶ起こした。数式で書いてあるものを読んでも理解できない
  畑中さんにもYouTubeみてね、どうかくというのも、それを見てもらった。

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題名:さっき、その席で誰かが
日時:2010年5月8日16:00-17:20
劇場:早稲田 THE GUIDE
劇団:シアターノーチラス
料金:前売1500円
座席:5列目左端
脚本・演出:今村幸市
出演:
『横顔』  宮城範子/横尾宏美
『長い夜』 庄司桟[劇団MAHOROBA+α]/小林カナ/寺田浩子[(株)フラッシュアップ]
『カーテン』佐藤武[劇団CHAN'T]/伊織夏生[劇団MAHOROBA+α]/
井原二三恵[劇団CHAN'T]/小山内哲也
照明:西馬卓真(アトリエ・タイムラグ)
音響:松本祐介(アトリエ・タイムラグ)
舞台美術:アトリエ・タイムラグ
宣伝美術:宮城範子
ストーリー:
 ひとつの葬儀が終わった後で初めて出会ったふたりの女の、
 静かな、しかし、行方の知れない会話…
 椅子が置かれただけのシンプルな舞台で、
 人と人とが織りなす言葉のあやと人生のあや。
 そんな会話劇を3本お送りします。
 第1話 『横顔』 / 第2話 『長い夜』 / 第3話 『カーテン』

地下の小さなスペースにおける公演です。
定員は50名といったところ。
第一話の舞台には金属製のベンチいすがひとつ。以降、第二話はイスが3つ、第三話はかわいい
椅子がひとつと椅子だけの舞台で会話が繰り広げられていくのです。
一話は葬式後の未亡人と死者の部下の女性の会話。なにげない会話のなかで、浮気や死因に
関する当てこすりのキャッチボールが。部下の方はいかにもキャリアウーマンという雰囲気満載。
第二話は夜のバス停で二人の女性が待っているところに女性がひとり飛び込んできます。
空いた椅子に座ろうとすると、すでにそこに人が座っているという話が。。そこに何かがいるかどう
かをどうやって信用するかということを語り始め、あたかも新興宗教の信心のような。。いかにもある
あるという感じですすめておいて、ストンと落ちをつけてくれました。霊視みたい語りはかなりの迫力。
三話は、真ん中にぼーっとすわったおじさんがひとり。3時間もそこに座ったまま、通りがかりのおじ
さんが語りかけてしまって物語がはじまります。今日同棲中の彼女がでていき、彼女の荷物を運ぶ
際に椅子が取り残されてしまったそう。居場所がなくなった椅子に座ると立ち上がれなくなって。。。
出ていった彼女の姉が、せめてきたり、口論になってうるさいと隣人のおねえさんがおりてきたり。。
かみ合いそうでかみ合わない会話が続きます。部屋のカーテンは彼女がつけてあたかも女性の
部屋のよう、姉があがると、そこには、、、、
かなりよい脚本でとても自然に役者が動いていきます。話の流れが自然でうまく話の中にはいっ
ていけました。思わず脚本買ってしまいました。
この脚本家の芝居をもう少し見てみたいと思わせる出来でしたよ。


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題名:Piper 第8回公演 「THE LEFT STUFF」
日時:2010年4月18日13:00-15:20
劇場:本多劇場
料金:6800円
座席:B列5番(2列目左端ブロック)
作・演出:後藤ひろひと
出演:Piper[川下大洋・後藤ひろひと・山内圭哉・竹下宏太郎・腹筋善之介]
     / 相武紗季 / 岡田義徳 ・ 川田広樹(ガレッジセール)
物語:
  海底に埋没する莫大な次世代エネルギー「メタンハイドレード」を調査すべく結成された
  「NEO(Next Energy Observulation)」。その研究施設には「海の家」と呼ばれる設備が
  あり、その部屋は「海底調査員選考」のために使用される。そこに送り込まれる候補生、
  男性6名、女性1名。それぞれが優秀なダイバーや優秀な地質学者など。誰もが皆「NEO」
  の海底基地で働くことにただならぬ情熱をもっている。そんな彼らを詰め込み「海の家」が
  施錠された。期間は7日間。どうにもぎくしゃくしたおかしな奴らが共同生活を開始する。
  そこにはその全てを観察する監視室が容易されており、その監視室こそが「客席」なのだ。
  観客は7日後にたった一人を採用する投票に参加するのである。
  「THE LEFT STUFF」はかつてない観客参加型コメディとなるだろう!
  2010年、あなたの指令でPiperが動く!




明治製菓『XYLISH MINTZ(キシリッシュミンツ)』とのタイアップがありました。
入場するとロビースタッフが全員白衣。
ロビーにはガムを手に持った大王の等身大写真がおいてあり、撮影スポットとなっていました。




劇場内では、舞台上で客による署名がなされておりました。実験参加のための署名だそうで、
私も早速並んで署名。できるのは寄せ書きです(^^;) 本多劇場の舞台上にあがったのは、
私にとって初めての経験でした。署名は開演4分前に打ち切り。舞台は中幕のようなものが
降りており、署名はその前でおこなっておりました。中幕の真ん中は大きく開いており、まる
でモニター画面を見ているよう。
物語は、7日間にわたる海底駐在員の選別試験を客がモニタリングする、というものです。客
は審査員となって、試験の課題を出すこともあるのです。登場人物は7人、いずれもうさんくさ
い人たちばかり。漁師のエイさん、イーサン、それに爺さんなどがいるのですが、AからGまで
のゼッケンをつけられて名前がかぶる。。。
まずは朝食にトラブルを持ち込んでどのように対応するかをみるため、パンにひとりだけジャム
パンをいれるのか、牛乳にひとりだけコーヒー牛乳まぜるのかを客の拍手で選びました。そし
て誰にいれるかも客による選択!ここは毎回異なる進行になるのでしょうねえ。ねたは即興?
調味料を3つ客から聞いて、どれが一番偉いのか議論させる不毛な議論というのは間違いなく
即興。途中でEさんがトイレにこもってしまったのは「天の岩戸作戦」、トビラの前で大宴会、
「EさんFromペルー」という歌でおびき出しちゃいます。今度は睡眠薬でみんな眠らせてひとり
だけ残す、、誰を残すのか拍手で決める。これもEさん。そして客の中からひとり、ボランティア
を募り、Eさんを会話で不安にするという作業がありました。私は良いネタを思いつかなかったの
で手を挙げませんでしたが、後でだいぶ後悔、芝居を楽しむためにはもっと出たとこ勝負に出
るのでありました。。。
試験の後半は、その部屋においてあるもので審査員(つまり客)を楽しませろというもの。ダンス、
演劇、音楽に分かれたリハーサル風景のどれか一つが審査員の前で演じられました。もちろん
これも客による選択。今回は音楽、なんと今公演初めての披露だったそうです。家具を使った
ドラムと尺八の練習、ふたりのかけあいがおもしろい。でもダンスも演劇も見たかったなあ。
候補者全員での出し物のタイトルは「水圧!深海セブン Deep Rythmical 2010」最初はダンス
と寸劇、それにパワーマイム、数人が大地になってその上を指でおいかけっこ。最後に崖から
落ちるところで耳ダンボにしたEさんに救われる、へちゃこにおいかけられてジャングルを逃げ
回る、ヘリもでました。ああパワーマイム懐かしい、いったい何年ぶりの出会いでしょうか。
この出し物は候補者の素性を盛り込む形で展開します。最後はストンプばりの家具、肉体打
楽器!試験最終日は、この試験に胡散臭さを感じて逃げだそうとする連中を爆破するか逃が
すか二者択一をじゃんけんできめる!
落ちは実は観察していた客が観察されていた、調子に乗って偶然で人を殺しても平気になっ
てしまったということを観察していたというものでした。
どのようなことでも対応できる濃いひとたちによる即興勝負がはいったバラエティショーとでも
いいましょうか、初舞台の相武紗季さんがこれまたかわいい。通えば通っただけ異なる舞台が
みられそうです。
DVD発売がきまっているそうですが、いろんなシーンのバリエーションがはいるのだったら買っ
てみてもいいかも。。
帰る際には明治製菓からのお土産が。。。




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題名:演劇集団キャラメルボックス25th ハーフタイムシアター・ダブルフィーチャー『クロノス・ジョウンターの伝説』~『ミス・ダンデライオン』『南十字星(サザンクロス)駅で』~
劇場:2010年3月22日 14:00-15:00, 15:30-16:30
料金:4000円*2
座席:19列右側、17列左側(前日予約)
劇団:演劇集団キャラメルボックス
原作:梶尾真治『クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ』(発行・朝日新聞社 発売・朝日新聞出版)
脚本・演出 成井豊

ミス・ダンデライオン
出演:
岡田達也、岡田さつき、西川浩幸、前田綾、筒井俊作、石原善暢
阿部丈二、小林千恵、稲野杏那

ストーリー:
横浜大学付属病院で働く医師・鈴谷樹里(すずたにじゅり)は、11歳の頃、小児性結
核で入院していた。その時、同じく入院していた作家志望の青年・青木比呂志(あお
きひろし)と出会い、「ヒー兄ちゃん」と呼んで慕うようになる。ヒー兄ちゃんは、
幼い樹里に楽しいお話をたくさん聞かせてくれていた。しかし、ヒー兄ちゃんはチャ
ナ症候群という難病のため、亡くなってしまう。19年後、樹里は、チャナ症候群に劇
的な効果をもたらす新薬を手に入れる。ヒー兄ちゃんを救うため、樹里はクロノス・
ジョウンターに乗り込み、19年前の過去へと飛ぶ。


南十字星(サザンクロス)駅で

■CAST

西川浩幸、坂口理恵、岡内美喜子、畑中智行、三浦剛、左東広之
渡邊安理、多田直人、原田樹里

■ストーリー

元エンジニア・野方耕市(のがたこういち)は、79歳。ある日、熊本の科幻博物館か
ら、収蔵品の修理を依頼される。それは、43年前に自分が開発した、クロノス・ジョ
ウンターだった。修理するうち、野方の脳裏に青年時代の記憶が蘇る。大学4年の夏、
野方は親友を失った。名前は萩塚敏也(はぎづかとしや)。萩塚は屋久島で沢登りし
ている最中、鉄砲水に流されて亡くなったのだ。萩塚に屋久島行きを勧めたのは、野
方だった……。萩塚と最後に会った日に、もう一度行こう。野方はクロノス・ジョウ
ンターに乗り込み、57年前の過去へと飛ぶ。

前日予約でチケット確保。ロビーでPCを使っていたら、制作の加藤さんから無線LAN
のESSIDとキーをいただきました。先週からロビーで無線LANを使えるようにしたそう
です。。こういうサービスはつぶやいている私たちにはありがたい。。1階席と2階席
の間の階段で記念写真展を行っています。ロビーにはクロノスジョウンター写真撮影
コーナーがあり、クロノスジョウンターに載った気分で記念撮影が行えます。



さて、客席に入ると開演前に前座でペリグリーズ登場!なんと歌による前説。観劇の
際の注意を歌いあげ、、、でも本来の注意事項は歌にはいってなくて、歌の後紙を読
み上げたのでしたwデビューミニアルバムのサイン会をするという宣伝もあり。最後
に、オチが「ミス、なんでライオン?」というダジャレで「ミスダンデライオン」を
紹介して開演。

私は両作品とも初見です。ミスダンデライオンは冒頭から泣ける泣ける。。樹里のす
くっと立った姿がよい。ばりばりやるキャリアウーマンとけなげな少女を同居させて
いる感じ。オープニングの新旧?ヒロイン同士の会話でもう泣けました。たぶん原作
読んでいるせいですが(汗)物語はとんとんと進み、過不足なく見事に1時間強にお
さめてます。クライマックスになると客席の周りからすすり泣きが、もちろん私も
ティッシュを出してぐしゅぐしゅ。そして最後が爽やかなエンディング。ラブストー
リーのハッピーエンドはかくあるべし!という終わり方ですよね。日頃芝居を見に行
くことがない人にも安心して薦められる出来だと思います。

さて、南十字星です。これはクロノスジョウンターシリーズの最後を飾る物語なので
す。クロノスジョウンターの発明者野方耕市がとうとう自ら過去へ飛んでしまいます。
西川さんの老け役がいい。この物語で特筆すべきはシャーペンでしょう。片思いの彼
女の持ち物という舞台のみの設定だったものが、なんと原作に反映されてしまった!

この二つの舞台をみた後、梶尾さんの「クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニ
ティ」を読み返しました。原作が両方とも収録されています。ミスダンデライオンは
舞台の方、南十字星は原作の方が私は好きですね。
できれば終わりなどといわずに梶尾さんに続きを書いてもらって、キャラメルに舞台
化してほしいものです。


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題名:若手演出家コンクール2008 最優秀賞受賞記念公演「オーライオーライ ~僕なら大丈夫。~」
日時:2010年3月12日20:00-21:30
劇場:下北沢「劇」小劇場
料金:前売2500円
座席:2列目センター
演出・振付:智春
作:すがの公(ハムプロジェクト)
出演:DAIKI、cheeky☆、NoB、堀口和也、森田智博、 境野智美、中川真希(劇団ドロブラ)
舞台監督:坂野早織
照明:有岡幸子
音響:小町香織
宣伝美術:松本麻実(GROSVENOR design.)
WEB製作:しゅうちょう(P-JAM STYLE株式会社)
制作:渡辺舞衣
企画・製作:奥村優子
ストーリー:
猪口乙女は緒突猛進、すぐに恋に落ち、失恋する。幼馴染の田中太郎はひそかに彼
女を愛しているが、内気な彼は言い出せないままだ。そんな事をツユとも知らぬ彼
女は、今日もまた乙女は感持ち・綾野小路信長にフラれ、太郎に泣きつきヤケ酒を
つきあわされる。とうとう彼女は公務員・片倉聡明と結婚を決めた。絶望した彼は
空港に来た。渡せなかったラブレターをキャリーバッグに詰め込んで傷心旅行に旅
立つ。謎の芸術家・神風マーリーが彼に不思議なクスリを渡す。。。


劇小劇場にきたのは何年ぶりでしょうか。客席はそこそこいっぱいになっています。
女性が多いのですが、いつもの劇場とは違う雰囲気です。いわゆる大道芸ファン?
大道と舞台のクロスオーバーはどんどん行って欲しいものです。
舞台左端にはPCとコート、棚にはリングと皿、右には椅子と箱。

全体として期待していた以上におもしろかった。元々はせりふ劇だったのを曲芸に
よる身体的表現に変えた作品なのでしょう。ラブストーリーには組体操がマッチし
ているかも。ジャグラーだけだとこうはいかない。軟体芸があるだけでだいぶ違う。
ジャグリングらしいジャグリングはオープニングのみ。リングを用いたダンスから
パッシング。リング1個のマニピュレーション的なダンスは楽しい。オープニング
以外でほとんどじゃぐらないのはよくぞ我慢したといいますか。
あの梁でブランコ(エアリアルフープ?)ができるとは思いませんでしたよ。
残りは皿を投げたり、組み体操をしたり、ジーンズのパッシング。。ジーンズで洗
濯ものの山はお金持ちの設定だとつらくないですかw 森田さんが携帯を鼻でたて
てそれから会話はすんなり。DAIKIさんが一輪車をふっているとだんだん車輪が回
るというのはおもしろい。これってコリオリ力?森田さんが頬を打たれた際に、見
事に2回転したところもきれい。

物語は、失恋した彼が不思議なクスリにより時間を巻き戻して奮闘するというリプ
レイもの。クスリを飲んだ者の希望のところまで巻き戻り再度時間が進みます。こ
の巻き戻しのマイムがきれい。一回目の巻き戻しは何か冗長な気がしたのですが、
次からはトントンと進み、彼は彼女を手に入れるというより彼女を助けるために時
間の巻き戻しをつかってしまいます。なんとなくほろ苦いそれでいてハッピーエン
ドのような渋い結末。元の台詞劇も見てみたくなりましたよ。脚本の力がかなり大
きいですね。
人と人が関係する芝居には組体操なら比較的すんなりはめ込めるのですが、トスジャ
グリングはやっぱりつらいかも。一輪車はハワイでバイクで乱入するとかもうちょっ
と使って欲しかった。
とにかくおもしろかったし、かなり興味深い組み合わせでした。クロスオーバーな
舞台をつくると大道芸ファンと演劇ファンが日頃のテリトリーを越えて見識を深め
る可能性があるので、こういう試みはとてもありがたく思います。


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