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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:大人はかく戦えり
日時:2011年1月30日14:00-15:20
劇場:新国立劇場小劇場
料金:S席7000円
座席:C1列17番(中央通路すぐ後ろ、右端近く)
作:ヤスミナ・レザ
翻訳:徐 賀世子
演出:マギー
美術:松井 るみ
照明:小川 幾雄
衣裳:前田 文子
音響:加藤 温
舞台監督:菅野 将機
プロデューサー:北村明子
企画・製作:シス・カンパニ―
出演:大竹しのぶ、段田安則、秋山菜津子、高橋克実
解説:(公式Webより)
   「子供の喧嘩に親が出る」 この諺は、文字通り、子供同士の喧嘩に親が首を突っ込んで、
   引いては親同士の大きな喧嘩に発展してしまいがちなことから派生していますが、小事に
   干渉して騒ぎ立て、大事に至らす愚かさを謗る例えにも、その大人げなさをたしなめる例
   えにも使われる言い回しです。
   この作品、『大人は、かく戦えり』の舞台・フランスに同じような言い回しが存在するの
   かは知りませんが、我が子の一大事に、ついつい黙ってはいられない親心は、洋の東西を
   問わないはず。故におそらく、この諺のように、子供の喧嘩に介入する親たちを見て、 
   『あらあら、大の大人がみっともない・・・・』 と嘲笑を浮かべたくもなる感覚も、世
   界共通かもしれません。今回、シス・カンパニーが日本初演を手がける 『大人は、かく
   戦えり』 は、まさに"子供の喧嘩に親が出る"シチュエーションから始まります。この戯
   曲が、2006年の発表から瞬く間に多くの言語に翻訳され、上演国が世界中に広がって
   いるのは、このシチュエーションの身近さも理由のひとつかもしれません。
   4人の登場人物 ---- 被害児童の両親:ウリエ夫妻(大竹しのぶ・段田安則)と加害児
   童の両親:レイユ夫妻(秋山菜津子・高橋克実) ---- は、皆、地位も教養もある中流
   階級のフランス人夫婦。ある日、息子同士の喧嘩がエスカレートし片方がケガを負ったこ
   とから、その後始末のために被害者ウリエ家の応接間に集まります。進歩的な考えの持ち
   主を自認する親たちの話し合いは、当然、 『あらあら、大の大人が・・・』 的な介入
   とは一線を画し、まずは礼儀正しく、寛容な大人のマナーで始まります。ところが、話し
   合いは猛烈な勢いで本題から逸脱。それぞれの夫婦の亀裂が浮き彫りになるや、話題は夫
   婦間の問題に止まらず、舞台上は、4人が互いの地雷を踏み合うバトルフィールドへ! 
   もはや制御不能な"生き物"と化した大人たちから次々と繰り出される "破壊兵器"の数々に、
   『あらまッ・・・』 と嘲笑気味だった観客席も、もう爆笑せずにはいられない、そんな
   ビターテイスト満載の世界。まさに、"滑稽な悲劇/悲劇的なコメディ"を描いて秀逸なヤス
   ミナ・レザの世界が堪能できる上質なコメディなのです。
 

今日が東京公演千秋楽。ブロードウェイでみたとき は間の良さに感心したのですが、台詞が聞き取れたのが3割Orz.文脈依存で聞き取っているのでくるんと話がかわる台詞がわからない(たぶんw)
周りじゅうがどっかんどっかん受けているのを羨ましく思っていました。翻訳に期待大なのです。



チケットは当日券で勝負!ということで当日券販売1時間前(開演2時間半前)に劇場に到着。
それでも8番目。。私が並んだ後20分間も人がきませんでしたよ。12時過ぎになってスタッフが
購入予定枚数をチェックにきました。今日の当日券販売は6ー7枚なのだそうです。当日券がな
くなった後にキャンセル待ちを受け付けるそうですが、キャンセルの実績は今まで0ー2枚。
12時半で14人並んでいました。そこで当日券枚数発表、7枚でした。キャンセル待ちだあOrz
お昼ご飯を食べて、どきどきしながらキャンセル待ち集合の開演5分前を待ちました。



キャンセルがでました!しかもS席、それも通路の後ろのC1列。客席と舞台との高さもちょうど
よく、一番見やすい列だったと思います。開演2時間半前から並んだ甲斐があったというものです。

もう開演前に幸せになっている私が舞台を楽しめないわけはありません。4人とも非常に芸達者で、
あたかも本当に起きたことのように感じられます。
登場人物全員、近くにいたらうっとおしくなること間違いなしですよね。客席はここでもどっかん
どっかん受けてました。私も取り残されませんw 私がブロードウェイでみたときは、母さんから
の電話に関するストーリーの絡みがぜんぜんわかってなかったのと、つっこまれた時の決め台詞
(というか捨て台詞)が全然理解できてなかったということがよくわかりました。こりゃ聞くの
難しいね。
最初にみたときは、吐く段階でカタストロフィーを、電話を水没させるところでカタルシスを感じ
たのですが、今回はいずれもなんだか地味に思えてしまいました。
展開を知っているというのは驚かないということなんだなあ。なんかもっと刺激的でおもしろかっ
た気がするのだけれど、記憶が美化されているのかもしれません。

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