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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
題名:令和8年2月文楽公演第三部《文楽名作入門》勧進帳(かんじんちょう) 劇場:KAAT神奈川芸術劇場ホール 日時:2026年2月23日18:30-19:45 料金:1等席5000円 分類:文楽 人形劇 座席:1階4列20番(ほぼセンター) 劇団:日本芸術文化振興会 出演: 弁慶:竹本錣太夫 富樫:豊竹藤太夫 義経:竹本小住太夫 伊勢・片岡:竹本聖太夫 駿河・常陸坊:豊竹薫太夫 番卒:竹本 織栄太夫 番卒:竹本文字栄太夫 鶴澤藤蔵 鶴澤清志郎 鶴澤清馗 鶴澤清丈 鶴澤 清公 野澤 錦吾 鶴澤藤之亮 富樫之介正弘:吉田玉志 源義経:吉田蓑紫郎 伊勢三郎:吉田玉彦 駿河次郎:吉田和馬 片岡八郎:吉田蓑悠 常陸坊海尊:桐竹亀次 武蔵坊弁慶:吉田玉助 番卒:大ぜい -------------------------------------------------------------------------------- 昼はチェコの人形劇、夜は日本の人形劇。下北沢からKAATまで移動してきました。 この作品を見るのは初めて、KAATで文楽を見るのも初めて。 KAATの1階に花道ができていました。左サイド客席をがっつり潰しての花道、中央横通路 付近まで伸びています。その後ろの客席も利用していない(花道出入口によって見えない のでしょう)ので使っているのは中央と右サイドブロックだけ。右サイドも前方は太夫 等が座る場所ができていて削られています。2階、3階は使われていなかった模様。 太夫と三味線が7人ずつで、謡と伴奏は迫力満点。 人形の義経は高貴な雰囲気、なんとなく顔がのっぺり。弁慶はイケメン、凛々しくてかっ こいい!そしてでかい!富樫もでかい。対峙すると怪獣の対決みたい。 この二人の山伏問答は迫力満点!九字真言で悪霊退散はまるで落語の死神のような。 そして延年の舞がとてもダイナミック。扇を操る人の手は白い手袋なのね。 弁慶の目が動いてじろっと睨まれた気分になりました。片目だけで流し目?(識者 の方に聞いたら文楽人形の目は左右独立に動くそうな)遣い手が三人とも顔出しで なんかすごい(イヤホンガイド曰く「動きが激しいので全員顔出しでないと対応できない) 特に足が激しくてとても迫力あり!右手遣いが転んでしまうというアクシデントあり、す ぐ立ち上がりましたが腰をさすっておりました。最後はお待ちかねの跳び六方、前に出て は下がりを繰り返し、最後は花道を飛ぶように去っていきました。3人で顔出しで操演する とここまで力強く動かすことができるということを知って感銘。 また文楽見たい。 PR 題名:下北沢国際人形劇祭『ファウスト博士』『ドン・ファン』 劇場:ザ・スズナリ 日時:2026年2月23日14:30-15:45(途中休憩あり) 料金:4200円 分類:人形劇 座席:最前列ベンチシート左寄り 劇団:Divadlo Alfa (アルファ劇場)(チェコ) 作・演出: 出演: Trailer:https://www.youtube.com/watch?v=JeOOz7rYC0Q 解説: 中欧人形劇史における不朽のレパートリー 民主化以降のチェコ人形劇界を代表する演出家、トマーシュ・ドヴォルザークが2001年から2020年にかけて取り組んできた古典作品シリーズのなかでも特に重要な作品をダブルビルとして上演。ドヴォルザークは、一度見たら忘れられないアルファ劇場独自のユーモアとダンディズムを築き上げた、堂々たるビール腹の白ヒゲの親方であり、チェコ人形劇界のレジェンドです。この二作品は、伝統人形劇を美術およびドラマトゥルギーの観点からいかに現代化するかという問いに対する一つの画期的な応答として、以降多くの人形劇団の指標となりました。いずれも中欧の伝統的糸操り人形劇の中核的レパートリーであり、かつ現代人形劇としても意義深い作品ですから、人形劇を体系的に鑑賞したい・学びたい方は必見です。 -------------------------------------------------------------------------------- とにかく不思議な舞台、猥雑で現代と過去が交差している感じ。 前半はメフィスト ミュージシャンひとり、右端。膝の上において手回しでボタン(キー?)を押して不思議 な音色を奏でる楽器あり、それにギター。 目の前に幕、100*250 といったところ? そこが開くと舞台、操り手は背景の後ろから手 をだしている。人形はホームセンターで買ってきたような部品それに廃材のような物から 創られており、頭の上に固い棒、それを握って人形を支え、手足は糸又は細い棒。人形全 体は不思議な図柄。 最初の場面では両側に窓、真ん中にテーブル。左が教会、右が黒魔術へ通じているらしい。 ハンドル、シャベル、サドル、柱の廃材?、ドアノブ、といったもので作られた人形。 メフィストは胴体がサドル、足がばね、目が光って昆虫のよう、仮面ライダーの悪い奴っ ぽい。胴体がカンナの悪魔もあり。王妃は腰がクルクル回ります。黒魔術の方では背景の 窓の奥で大きな炎。 魔術で宮殿を水没させた時には、ゴミ箱で作ったチョウチンアンコウ、ニッパーのイワシ の群れ、シャベルと廃材ででかい魚、ナイフで小魚、提灯アンコウに食われる。 十字を創れとメフィストに無理難題!でもメフィストもさるもの、36年契約だけど夜働く とは言ってないので昼夜で2倍換算、18年で魂とられてしまうのです。このオチはなんか 納得できませんw お定まりの物語を風変りな人形たちで見られて面白い。 後半はドンファン、ドンファンはスプラッターでした。ドンファンの手が熊手と斧。 娘のおっぱいが開く! 豪華な結婚式にしようと父親に無心するが、父親に断られたので、父を惨殺! 娘を貰おうと娘の父に逢いにいくが、ここでも断られたので、娘の父を惨殺!! 娘を守ろうとする弟を惨殺!!!父は殺されて上半身が飛び出して亡霊になる。 当たるを幸い全て惨殺!以上! メフィストとドンファンで共通するキャラクターが主人公の下僕にひとり。下僕曰く 「私に任せたやつは皆破滅している」。下僕はそれなりに頑張るのですが、どちらでも 結局主人がいなくなって給金がもらえません。下っ端は辛いよ、というオチ。 なんというかどちらも色々凄かった。こういう異国情緒あふれる人形劇を見られるのが 国際人形劇祭のありがたさでしょう。 題名:黒百合 劇場:世田谷パブリックシアター 日時:2026年2月22日13:00-15:45(途中休憩あり) 料金:S席友の会9000円(一般9500) 分類:演劇 座席:L列1番(中ほど左端) 原作:泉鏡花 脚本:藤本有紀 演出:杉原邦生 音楽:宮川彬良 美術:堀尾幸男 照明:北澤真 音響:稲住祐平 衣裳:西原梨恵 ヘアメイク:国府田圭 振付・ステージング:下島礼紗 所作指導:藤間貴雅 演出助手:山下茜 舞台監督:南部丈 プロダクションマネージャー:勝康隆 制作:法月智美、田辺千絵美、横井佑輔 プロデューサー:浅田聡子 【出演】 木村達成 土居志央梨 岡本夏美 白石隼也 村岡希美 田中佑弥 新名基浩 猪俣三四郎 内田靖子 鈴木菜々 佐藤俊彦 大西多摩恵 外山誠二 白石加代子 【スウィング】 小林宏樹 松本祐華 解説: 明治 32 年(1899 年)、泉鏡花が読売新聞に連載した長編小説「黒百合」が初の舞台化。 富山・神通川流域で繰り返される洪水被害と、立山に伝わる黒百合伝説を背景に、当時文壇で新たに脚光を浴びはじめていた冒険小説の潮流にも呼応する、鏡花初期の意欲作です。 明治後期、越中・立山の地。 県知事の令嬢・勇美子(土居志央梨)は、屋敷に出入りする花売り娘・お雪(岡本夏美)に、仙人か神しか見たことがないと語られる幻の花「黒百合」を採ってくるよう命じる。黒百合は、足を踏み入れるだけで暴風雨が起こると恐れられる「魔所」の滝のそばに咲くといわれていた。 雪は盲目の恋人・拓(白石隼也)の目を治す金のため、その危険な依頼を受ける。 一方、幼くして母を亡くし浅草で孤児として育った滝太郎(木村達成)は、突然現れた男に華族の血を引くことを告げられ、富山の子爵家・千破矢家に連れられる。若様として育てられ侠気ある青年となるが、生まれつきの手癖の悪さは消えず、盗賊稼業から足を洗えない裏の顔も抱えていた。 ある日、県知事邸でお雪を目にした滝太郎は一瞬で心を奪われる。お雪に迫る男たちを懲らしめるなか、自らも黒百合採りに挑む決意を固める。その背景には、幼少期から滝太郎を知る盗人・お兼(村岡希美)から「お前の盗みはゴミを漁る犬のよう」と言われ、真の盗賊なら人知を超えたものを盗みたいという思いが募るようになっていたことがあった。 お雪は拓に献身的に尽くすが、拓は甘えることを恐れ、敢えて彼女を突き放してしまう。彼もまた、胸の内に秘めた事情を抱えている。隣家の荒物屋の婆さん(白石加代子)は、そんな二人を優しく見守り続けていた。 滝太郎が“大盗賊”へと成長してゆく軌跡を縦軸に、滝太郎・お雪・拓の奇妙な三角関係、さらに勇美子が手元で愛でるモウセンゴケ(食虫植物)の内に広がる、夢とも現実ともつかない異界が重なり合う。冒険譚、恋愛譚、怪異譚――数多の物語が交錯しながら、鏡花文学ならではの幻想的な人間模様が浮かび上がる。 未だ映像化も舞台化もされてこなかった鏡花作品『黒百合』。世田谷パブリックシアターで舞台作品として立ち上げる杉原邦生演出にご期待ください。 トレーラー:https://www.youtube.com/watch?v=z589IwHovQo -------------------------------------------------------------------------------- 舞台中央に客席へ張り出す舞台。T字型。Tの先から上がり下りできるようになっていま した。後ろには巨大な岩山。Tの根本に白い花。舞台セットは黒子がゴロゴロ動かす。 開演当初、黒子が死体袋に花一輪ついているものを引き摺ってきました。花をつむと袋 の中から手がニョキニョキ。全ての死体袋から人が出てきて開演の不思議な踊り。。 そして舞台前から登場するイケメン、パナマ帽子をかぶって、赤と黒の柄の着流し。 舞台は富山、その男、浅草で育って人魚(きれいな顔だけど食えない)と言われていた のが、子爵の血統あったことがわかり、食うに困らない生活。 彼は、生きている草というのを知事の娘に持ってきた。冬虫夏草?と思ったけれど、食 虫植物のほうだった。知事の娘はわがまま、出入りの花売り女に前人未到の地に咲いて いる黒百合をとってこいと命令。花売り女は目の悪い旦那もち、金がないので医者にみ せられない。書生や仲間は女を食おうとするが、パナマ帽子の男が阻止。旦那は旦那で めんどくさい。もうほぼ全員めんどくさい。パナマ帽子の男は、盗癖があり、知事娘の リボンまで盗む。秘仏も盗んで昔の仲間に見せびらかしたが。。。 主役の滝太郎をはじめとして、皆めんどくさいのに皆カッコいい。 全般的に耽美な雰囲気、物語というより場の雰囲気、空気を味わう舞台に見えました。 題名:下北沢国際人形劇祭 「第四回 インターナショナル・パペットスラム」 劇場:下北沢Club 251 日時:2026年2月20日16:30-18:00(20分押しで始まって20分押しで終わったので実は16:50-18:20) 料金:1000円+1ドリンク 分類:人形劇 座席:前方ベンチシート3列目左方 出演・番組: JIJO(日本)ゲスト出演 前田斜め 風雅なやつ 花形槙 Opening Nothing シルヴプレ ちいサッシェpart.1 菊池香帆 カンムリワシが鳴いたから ましゅ&Kei 腰の翁 飛人集社劇團(台湾)ゲスト出演 司会:ゼロコ 【選出にあたり】 応募いただいた全28作品から、下北沢国際人形劇祭の企画統括3名により、年齢・性別・経験などのバランスを鑑みて、 1)人形劇・オブジェクトシアターを始めて間もないとみられる若者による、今後に期待したい作品 2)他分野のプロが人形劇・オブジェクトシアターに挑戦した作品 3)人形劇とはメソッドが違うが着眼点が新しくユーモアがあった作品 4)人形劇のプロによる作品 のそれぞれのカテゴリから2~ 3作品ずつ選出しました。 -------------------------------------------------------------------------------- 多分満員、とはいえ前回のパペットスラムのようなぎっちり感はなかった。 司会はゼロコ、マイムだけで進行、さすがにけっこうおもしろい。 JIJO 四角い段ボールを被ったスタイル、出現するのは自分の小さなミニチュア、そして子犬。 場面がかわると、仰向け四つん這い?で自分と犬が合体した姿のまさに一発芸。 なんか凄いものを見ました。 花形槙 椅子にすわりながら箱を開いてなかのものをもちあげるという繰り返し、オブジェクト マニピュレーションですね。どこが面白いのかよくわかりません。 シルヴプレ オブジェクトシアターでした。 小さい袋で海中を表現。エコバッグで烏賊をつくったのがよかった。座布団カバーを足に はめて人魚!ビニール袋でクラゲ、ミルキーで小魚。 ましゅ&Kei 腰布をとるとしたから面がでてきました。腹芸みたいに腰の前に翁の面をつけた黒子の芸。 走ったり、笑ったり、四股を踏んだり。二人羽織みたいな動きをして、なんだか宴会芸み たいだけれど面白い。 飛人集社劇團(台湾) 小さな足のついたビニール袋が動いて、ごみの山から自らの頭を探します。なんだかSDGs。 全体として、いわゆる人形らしい人形はとても少なかった。 公演は20分押しで始まって20分押しで終了。 本日の次公演もぱつぱつなスケジュールだそうで、スタッフの皆様お疲れ様です 題名:下北沢国際人形劇祭『白い牙』 劇場:ザ・スズナリ 日時:2026年2月20日15:00-16:00 料金:4200円 分類:人形劇 パフォーマンス オブジェクトシアター 座席:3列目右端 劇団:Divadlo Drak (ドラク劇場、チェコ) 作・演出: 出演: 上演時間:60分 言語:チェコ語(日本語・英語字幕) 対象年齢:12才〜 予告:https://www.youtube.com/watch?v=WqpG9xRmJj0 解説: 人形遣いによるカメラ遣い、ライブシネマの理想型 チェコ人形劇界をアルファ劇場と共にリードする名門人形劇団「ドラク劇場」による近年の最高傑作。ジャック・ロンドンの小説『白い牙』をスピーディーかつ詩的にまとめあげた、極北の大自然を駆け抜ける爽快な人形劇! 主演のミラン・ハインは、①オオカミ犬を演じる俳優、兼②オオカミ犬=カメラを操る人形遣い、兼③オオカミ犬目線のライブシネマの撮影者、という複雑で重層的な役割を完璧に魅力的に全うしています。生演奏のジャズ・ピアノを担当するのは1968年からドラク劇場で劇伴音楽を作り続けているヴィショフリード、この人は生ける伝説です。 受賞歴 Cena Thálie(ターリエ賞・2019年:チェコ演劇界の最高峰) - オルタナティブ・人形劇部門 主演男優賞 Cena Divadelních novin(チェコの演劇専門紙が選ぶ賞) - オルタナティブ・人形劇部門 最優秀演出賞 Cena Erika(国際人形劇連盟チェコセンターが選ぶ賞) - シーズン最優秀人形劇作品賞 Cena skupiny Plzeň(チェコ最大の人形劇祭が選ぶ賞) - 作品コンセプト賞 ※演奏予定のヴィショフリード氏は、体調不良のため渡航不可となりました。代演として、本作品の作曲を担当したダニエル・チャームスキー氏が演奏いたします。 -------------------------------------------------------------------------------- 底の浅い箱に石、枯れ枝、そして雪が置かれていました。毎日狭山スキー場から雪を調達 していたらしい。 後方に日英字幕、カメラ映像も出ました。キャストはおっさん8人。そして人形は無し。 実体のある狼もでてきません。 カメラを持った男が主人公で狂言まわし。ビデオカメラを雪の中に突っ込んで接写し、 あたかも雪の洞窟の視線であるかのように見せてくれます。犬との戦いも狼目線。 狼の物理的なものは一切出現していないのに、狼がいるように思えてくるから不思議。 箱から箱へカメラを移動する時はスモークをたいて、視界を遮りそれらしき映像となっ ていました。狼がインディアンから闘犬家に買われた後は、檻に閉じ込められて性格改造 され、犬と戦うことに。。ブルドックと戦うところは迫力満点な映像。おっさんがブル ドッグなのだけれど、これまたそれっぽい。 主が代わり、長椅子のロッキングチェアに主人が座り、こぎれいにされて大切に扱われる と雰囲気が変わってきました。TVをみたり、おやつをたべたり。。 このあたりではそれまで犬等を演じていたおっさんたちが歌手、ベース、ドラム、キーボー ドなどを使ってバンド演奏、これがけっこう聞かせてくれるのです。 落ち着いた生活になりましたが、最後に寓話っぽいシーンがあっておなかがふくらんでも 自由がないのは、、といって出て行く映像で終了。 視点だけで物語を語り尽くすところが凄い。そしておっさんだけで演じ切るのも凄い。 この舞台は面白かった&興味深かったのだけれど、これもオブジェクトシアターなの? |
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