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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
題名:第3回JAPAN FLAIR DREAM GAME High-Five2026 劇場:YOKOHAMA COAST garage+ 日時:2026年3月8日13:00-16:30(途中休憩あり) 料金:3300円 分類:フレアー パフォーマンス ジャグリング 座席:右側椅子席前方 主催:TGI FRIDAYS JAPAN、ワタミ株式会社 出演: 溝江 紗那 (しゃな) Newjack 横浜 又川 翔旭 (しょーき) Bar DOPENES 稲毛 勇一(ギャラ) WARP SHINJUKU 久田 悠貴 (yu-ki) Garden German Gonzalo Olivera(Barman Show) R2 Supper Club (Roppongi) 中村 淳平(JP) WARP SHINJUKU 杉田 はるか(HARRY) IZAKAYA からそる 津野 裕太(kappa)WHIZZ KYOTO /TryHardJapan 笹岡 瑞樹(ChaCha) COLORSOL 高橋 優太(Cobito) COLORSOL 水野 寛之 (みっちょ) 焼肉 仁と肉 木下 竜佑(サスケ)TGI FRIDAYS バーマネージャー 波多腰 拓也(ロック)TGI FRIDAYS バーマネージャー 杉本 大武(ダイム) TGI FRIDAYS 池袋店 TGI FRIDAYS GUAM グアム・タモン店 審査員:金城 光浩、富田 晶子、吉原 晋一、高塩 直樹 ショーケース:鈴木 明広(ELEKI) 所属:COLORSOL QUALIA -------------------------------------------------------------------------------- 横浜駅前郵便局裏のエンターテインメントが詰まったビルの地下!Fが会場。 横浜駅東口から南口へいく道の途中に分岐があって突如ビルの入り口が見えてきました。 クラブか多目的ホールのような会場、基本はスタンディングで小さな丸テーブルに酒をお いて鑑賞。ただし右手のほうにソファと丸いす、テーブル区画があり、私はそこに座って の鑑賞。開催時間は3時間半超えなので、座れてよかった。 フレアーで1番よく投げられるマリブをベースにしたカクテルをはじめ、各種ドリンクを 販売。そしてキッチンカーがはいって(どうやって?)軽食も販売。 このフライデーズが開催するフレアーイベント、投げる技術だけを競う大会と異なるのは エンターテインメント性を重視、観客投票もあり、それが採点に加算されるとのこと。 採点基準や配点に関しては非公開? 公式Webページには掲載されていませんでした。 せめて技と味と観客点の比率程度は欲しい。 エンターテインメント重視なせいか、出場者はインカムをつけて喋りながら演技をする者 がほとんど。ひとりの演技は5分、 トップバッターと2人目は素人目にも硬くなっているのがみえて、頑張れ! 縁起に語りがはいるのですが、語れば語るほど大道芸の雰囲気に似てきます。その中でも 出色だったのはみっちょさん、始まったとたんにくるっと後ろをふりむきました。そして 楽曲がかかって歌が聞こえてくると、、、なんか違和感、あれ?これって歌ってる??正 面に振り向くと案の定当人が歌ってる!約5分間ずっと歌いながらボトルを投げるという 快挙!しかも歌もフレアーも上手い!どうやって運動のための呼吸を行っているのか謎で したが、アフタートークでやはり 後半は酸欠 と言っていました。素晴らしい無酸素運動 に拍手! もうひとり歌った方がいました、HARRYさん。こちらは開始時など投げない時だけ自声での 歌唱。HARRYさんは歌が超うまくてまるでミュージカルのオープニングをみているみたい。 これはこれで良い趣向、もうちょっと歌がはいってくれるとなお嬉しかったかも。 観客が一番盛り上がったのはトリのCOBITOさん、全く喋らずに凄い技を次々と成功させて おりました。 私は演技終了時に退去してしまい、表彰式を見ることができませんでした。 優勝は私も一番凄いとおもったみっちょさん、おめでとう!そして公式サイトには優勝者 のみが記載され、2位・3位の記述がありません。いったい誰だったのか??2・3位は賞金 出るのですから順位を公表してほしいですよね。 フレア大会としては色物系なのだと思いますが、エンターテインメントを提供するという スタンスには好感が持てます。次回も見たい。 優勝 3代目チャンピオン 水野 寛之(みっちょ) 焼肉 仁と肉 みっちょさんのパフォーマンス: https://photos.app.goo.gl/FU2p92ppiPNniz8HA PR 題名:コモンズ・フォーラム#3 「『共に居られる場』が生まれるとき──演劇『HIKU』とひきこもりをめぐって」 劇場:日本科学未来館企画展示ゾーンa 日時:2026年3月7日19:15–20:45 料金:無料(要予約) 分類:フォーラム セミナー 座席:真ん中後方 登壇者| エリック・ミン・クォン・カスタン(振付家) アンヌ゠ソフィ・テュリオン(作家・演出家・パフォーマー) 高橋淳敏(NPO法人ニュースタート事務局関西代表) 伊藤亜紗(美学者、東京科学大学教授) ファシリテーター|大久保 明(未来館科学コミュニケーター) 解説: シアターコモンズ’26が日本科学未来館との共催で上演する演劇作品「HIKU」は、重度のひきこもりを体験し社会復帰段階にある当事者や、彼らと関わりのあるコミュニティのメンバーが、彼らの部屋から遠隔操作されるロボットをアバターとして舞台に登場する。彼らが生身の身体による強制的な対人コミュニケーションから「引き」、別の回路で対話を行うことで、劇場空間は親密なコモンズ(共有地)へと変容する。そこに、私たちはどのような希望を見出すのか。 本フォーラムは、制作アーティストに加え、ひきこもり当事者と共に「自分たちで居場所をつくる」実践を続けてきた高橋淳敏氏、障害や利他、テクノロジーを切り口に多様な身体のあり方を研究する伊藤亜紗氏をゲストに招き、ひきこもりに限らず多くの人が生きづらさを抱える現代社会において、人々が「共に居られる場」やコミュニケーションのありようがいかに変容しうるのか、その可能性を来場者と共にアートとテクノロジーが交わる地点から考察する。 -------------------------------------------------------------------------------- まだHIKUを見てない人は戸惑うであろう。いわゆる舞台と客席の区別がつかない 一体化した空間の中でともにいながらすごしていけたら嬉しい。 途中で立ち上がって動き回ってみたりしながらトークセッションでも同じように 自分の空間の居心地のよさをさぐりながら参加してくだされば嬉しい。 未来館はさまざまな人が集うところ、ちょっとでも居心地がいい場所にできたらいいなと活動している Q:アーティストのふたりに 日本公演してみてどうでしたか? A: ゾフィー この同じ会場に高橋、吉田さん、一緒に作ってきたひとたち。ふたりとこの場を共有していたのが嬉しい。 エリック 欧州ベルギー・スイス・スペインで何度も上演してきた。欧州は異国情緒を感じてしまう。 その後普遍のテーマであることを発見していく。日本の客は、はじまってすぐにすっと世界にはいっていく。 すぐに理解してくれる、距離感、高橋さんたちがいることで相乗効果、循環する効果が得られている ・高橋さん ほんとに日本まで来て引きこもりの話をここまでの作品にしてやったことに関してまずは感謝したい 初めて体験して不思議な感じ。自分が出ているし、知っている人がほとんどだし。 出演してくれたやぎさんとか吉田さんとかもありがたい。 ずっと悩みながら活動をやっていて、当時色々思っていたこと、メガネは踏み込みすぎたことがあって 引きこもった人に壊されたメガネとか思い出される。 悩みながらやっている中で表現というか、こういう形でできるんだなとありがたい気持ち。 ・伊藤さん 研究のなかでひきこもりの人ときちんと長く話を聞いたことがない。ひきこもりはどういうことなんだろう? アイデンティティではない。想像しながらみていた。自分の中に引きこもりを理解するヒントを探しながら 見ていた。アンビヴァレントな状態になっていく。皆さんと一緒に場を共有しながら引き篭もるというのは こういうことかな、わかればわかるほどここにいたくなくなる。 今日はとくに後半で、暖かい雰囲気になっていく。 私の心は捻くれてしまっていて、あまりそこにいたくない、1人になりたい気持ちになってしまう 自分の状態は引きこもりの状態に近づいたかわからないが、ここにいるということが見れば見るほどいたく なくなる。 ・? 相馬さんとは話したことがあるが、私は砂浜が好き。みんな人がばらばらなことをしている。今日ここに 入った時はすごくそういうかんじ。どちらが前とか何を見なければならないという期間がない空間。 みんなばらばらな場所だった。すごい楽だった。 後半になっていくと確かにひとつの社会ができてきて、計算されたものではないから素敵なこと。 それは間違いないが、私の一観客としての心は砂浜。誰かが大事な話をしているとは無関係でいたかった。 大事な話をしていたら丁寧に聞かねばならぬ、自分の心がそうじゃないほうに演劇を通して連れて行って くれてた、場が一つになることが怖かった 私がまとまらない方にすることできるわ、拍手しないとか、篭ってみるとか正気を保ちたい、という気持 ちになった。 Q:場がまとまる、でも作為的ではない、共同体としての時間のながれというか舞台をつくったふたりは計算していいたのか、観客に委ねていたのか? A:場所と時間が両方とも大事、今回の作品の中で重要なテーマは時こと他社の境界を撹拌する。 舞台の中である種の小さな社会という空間を作る。皆が好きなように過ごす。 皆さん感じてくださった、演者を一方的に見つめるのではなく、お互いがお互いを見つめるのが大事。 最初は展示の時間。ゆっくり歩き回って自分のリズムを見つけていく。 近くをゆったりと涵養していく。ロボットが出てくるところで明確な転換。 みんながわっと立ち上がる。通りに出ていくのに似ている。 Q:いろんな空間の使い方について クリエーションの過程について A:最初は舞台と客席にわけて従来的な形で作ろうとした そうではなかろうとして、循環していく、場所をわけてみたり話しかけたりできないかと考えた。 作品の背景、高橋さんとの出会いが起点として重要。 台所、食をともにした、ひきこもり、かつてひきこもり、支援者とご飯を食べてデモにいくという 体験はすごいエネルギー。 ひきこもりというとひ弱というイメージ、それにおさまらないものに衝撃をうけた。 人が人と接する、人が社会に声を届ける、その場としてデザインしたいというイメージがでてきた。 演劇の意味を多重化させていく。 演劇は多重化するより再生産してしまう。見るとみられるとは一つのヒエラルキーで権力機構。 再生産されるのではなくて多重化することをやりたい。 従来にとらわれないというのは、客を100−120でデザインしている。 従来劇場なら五百はいる劇場になると資本主義的に全くことなってくる。 そういう提案をしたいということもあった 小さな社会というキーワードを聞いて、伊藤さんの沙花を思いながら皆さんの顔を見ているのと うなずきながらきいてくれる、メモを取る、よそを見ている、こんなふうにいられるのが嬉しいかな Q一般に引きこもりと聞いてイメージされるとはちがって、一緒にご飯食べてデモに出るというエネルギッシュな活動、それと引きこもり支援がうまくつながらないと思うが、どんなふうな思いで活動されていますか? A:引きこもりは 引き篭もる の名詞化。 ひきこもりというのは個人の問題とは考えていない。よくあるのは病気、障害、無気力、怠惰、 無能力と捉えられるが、治療、社会に適応させるのが目的になる。 私たちはそうとらえてなくて社会問題だととらえている。 今回は居場所ということがでてきた、居場所というより拠点作りを思っている。 鍋の会というも大阪でやっている。明日もある。ニートの日、2月10日に25年間やってきた。 その日だけは路上で鍋やっていた。そのときたまたまエリックソフィが来た。 路上で鍋をやっていると誰かが通報する。通報されると警察が仕方なくくる。通報されたから 撤去してください、ここは道路交通法に抵触しないし、、という抗議活動をするひとがいる。 エリック曰く、警察と踊っている。 結構真剣に相対してごまかしながらもやっていたのに、踊っていると言われたからえ? デモもフランス発祥で、鍋しているだけなのにデモと言われた またやらないのかと言われたが、あれは年に一度やる貴重な鍋。 誰もやりたくないのに、やってほしいと言われてやるようなものじゃない。 いろいろなやんだあげくにやったのが引きこもりでも。 警官とダンス その日は面白い日で、デモの参加者は15−20人。警官が30人くらいきた。 日仏で身体的な接触の違いがある。フランスだと警官がくるとふんじばってひきずっていく。 日本だとまあまあとソフトにいく、それが見ていて面白い。日本では1人に5人くらいかかる。 演劇空間というものをメタファーでかちっと表現すべきかどうかわからないけれど、劇場は やはり出会いの場として機能する。 お金を払って物理的に移動してきて、1時間集中してみる、なかなかないですよね。 この作品は一方的にみるのではなく、スクリーンが、ロボット、みんな結構てんでに好きなこ とをしている。 デモのとき、その場で勝手にやっていたりする。通りは必ずしも同じ方向を見ている場所で はない。デモで尊厳を取り戻すよう主張する。 この作品と高橋さんの関係、皆が集まって話をする場というのが大切だった。 お子さんが引きこもっているという親御さんの話を聞くとか。 皆でピクニックに行って話をする聞いてもらう、他者のまなざしに晒され、そこで他者の眼差し が支える力になる。支える故に責任が生まれる。聞くこと、聞く主体にも責任を伴う。一方的 に演者を見るとかではなく、主体的に参加するという形にしていきたい 全部込みなのが通りなのだとおもうと、それは冒頭の砂浜のようなものだ。 今日のメインテーマ、居場所 はなんだろう? 皆がいろんな方向を向いてやりはじめ、そうするとそれに向けない人が出て それでもみんな一緒に居続けるのはどうしたらいいんだろう? どういうときに居られるのか? Q:居心地の悪さについていとうさんのはなしをうかがいたい A:日本語だと、いる、ある をわけるじゃないですか 人はいる 物はある ロボットにやぎさんが技術的につながっている。そこにやぎさんがいるのか?気になっている 知り合いで病気で外出ができないので、分身ロボット織姫でいろんなところにいく。 病気でいくことができない、分身ロボットを使うといくとあるの両方ができる。 物理的な場所はさまざまなノイズがはいる。想定外全て引き受けることが、いる には必要。 それは元気なときだけ。元気でないときには体はこちらにあって、ロボットがモニターとして あるだけ。彼女の中ではマインドの違いが大きい。両方ができるから分身ロボットを使って活 動ができる 逆説的に、使ってない人も、ある、でいいんじゃないかな。いるにもさまざまなものがあって、 そこにあるだけ、あるでもOKというのが居場所なのではないか 砂場信者の私は居場所ってそういうものであってほしい 絶対普遍の居場所ってない。と思っている すごくいいチームで居場所だと思っていてもある日突然辛くなることも。 大学の近くに最近学外スペースを作った。シェア型の本屋さん、ライブラリー。 本があるとひとりでいてもいい。読んでいると黙っていて人と一緒にいられる。 そしてそこが砂浜化する。あるもいるもどっちもできる。 近所の中学生で学校行ってない子が居場所にしてくれている。 やぎさんははたしてここにいるのか?いるのかあるのか。それはすごく面白い。 我々客席のなかに自分たちいるのだけど、流動的な物だなあと思う。 本は1人で読んでもいいのだが読書は内なる営み、他者にとってのうちなる営みを本を介して 並べる、共にある場を考えるとき、個的な営みをなんらかの手段でならべてしまう。 いわゆる科学館でコミュニケーションにまつわる活動、最先端技術をテーマとして取り扱う、 それが魅力。それを看板にした時にそれだけでは足が向かないひとたちもいる、そういう人たちも こちらに一緒にいるには?大きなテーマをもたずに、茶でも飲んでお話しませんか?とやった 十人くらい面と向かってぎこちなく始まっていく、その人じゃないと出せない言葉が出せたのは よかった 最後に一言ずつ 高橋 いるのは複数いれるかな。あるのはやぎさんはうちしかないかな。 店をいっぱいつくっていきたい。 エリック この作品は自分の人生を変える転換点になった。忘れえない経験をした アンヌ 昨日見にきてくれた客の1人の話を共有したい。 日本には心のうちを曝け出して共有できる安全な場所がないのだ、といった人がいた。 自分の心の奥と向き合う貴重な体験だった。 フランスでも安心して自分の心の奥底を聞いてもらう場所がないのだ、 時間、吃音は時間の障害である。やぎさんが喋ると時間の流れ方が変わる。 食べ方にたとえるとわーっと食べてたのがゆっくり咀嚼するようになって、 単に時間がかかるということではなくてリニアじゃなくなる。ひきこもりも気づいたら 1年経っていた。主観的な時間、引きこもっている時間にも考えてみたいなと思った。 題名:HIKU 劇場:日本科学未来館 企画展示ゾーンa 日時:2026年3月7日17:30-19:00 料金:一般5000円 分類:演劇 インスタレーション 座席:場内さまざまな場所 演出|アンヌ・ソフィ・テュリオン、エリック・ミン・クォン・カスタン パフォーマンス・通訳| 外間結香 パフォーマンス(遠隔でのライブ出演):松田一平、藤居静華、八木智大 証言| トマ・プジャド 映画出演| 高橋淳敏、 吉田 誠二、田中 一成 日本における協力、仲介、イベントの共同主催|高橋淳敏、NPO法人ニュースタート事務局関西 ドラマトゥルグ・サポート| マリーヌ・ルランジェ、エリーズ・シモネ セットデザイン| ピア・ド・コンピエーニュ、アンヌ?ソフィ・テュリオン 外部視点|ユネス・アンザーヌ ドローイング|小川義之 照明デザイン| ヴェラ・マルタン 音響デザイン| ルノー・バジュー 舞台監督|ダヴィド・トマ 映像・音響監督| ルノー・ヴェルセ 技術|ヴィルジル・カペロ 日本における撮影監督| ヴィクトル・ゼボ 日本における第二撮影アシスタント&技術サポート|森本悠也 第一撮影カメラマン|鈴木裕司 日本における通訳| 杉原正、田辺直子、トマ・プジャド 編集| ルーシー・ブリュクス カラーグレーディング| アレクシス・ランボット ? Studio 42 解説: ひきこもり問題の当事者との親密な対話と、親密な共存。 日本での滞在製作から生まれた、ひきこもる者たちとの奇跡の共生パフォーマンス。 ともに身体と共同体の関係について実験的な手法で問い続けるフランス人アーティスト、アンヌ?ソフィ・テュリオンとエリック・ミン・クォン・カスタン。2020年ヴィラ九条山レジデントだった二人は、コロナ禍に2年間かけて日本での長期リサーチとレジデンス製作を行い、ひきこもり支援団体NPO法人ニュースタート事務局関西との協働のもと、「ひきこもり」に関わる人たちとともにパフォーマンスを創作した。 『HIKU』では、実際に重度のひきこもりを体験し社会復帰段階にある当事者たちや、彼らと関わりのあるコミュニティの人々が、パフォーマーとして自身の部屋からロボットを遠隔操作し、アバターとして舞台に登場する。その舞台空間はフラットで、彼らの過去や現在、活動や心象を映し出す映像と、ロボットによって代理される彼らの存在、そして地べたに座る観客たちが奇妙にもゆるやかに共存する。やがて通訳役を兼ねるパフォーマーが媒介する対話を通じて、観客を親密な世界の中心に巻き込んでいく──。 私たちの社会や精神の脆弱性、孤独、現実との乖離、抵抗の方法など、この問題の当事者たちがアバターのロボットを介して語りかける問題提起は、「共生社会」のあらたなあり方へのヒントになるのかもしれない。 -------------------------------------------------------------------------------- ーーみなとアクティブオーディエンス向け上演前の解説ーー ランス人作品なのに全て日本語。フランス人作家が日本に来て作った。 海外招聘は昔は割とできていた、いまはコストが倍かかる、 ロボット輸送するのに200万!一年延期しての上演。 コスパが悪いがやってみてよかった。 フランスでも引きこもり的なのはいるが日本とは異なる。 欧州では何度も上演しているが、今回日本初演。 二つのパート、一つ目は展示、二つ目は演劇的。 会場内を自由に移動してみていただく。 ぜひ自由な気持ちでいろんな場所から見ていただきたい。 リビングでくつろいでいるような心持ちで見てください。 スマホは機内モードに! 公演中場写真撮影不可、終了したら撮って良い。 本当に動き回ってください。 ーー解説ここまでーー ひきこもりをテーマにしたインスタレーションぽい作品だった。 広い室内にクッションや椅子がばらばらおかれ、随所にスクリーンに映像。 映像は元引きこもりの皆さんの映像、引きこもってゲームする姿が映されたり、 ガラス戸越しに語り合ったり、雨の中一人で海にはいっていったり、ずっと サイクリングをしたり、吃音症の方が語ったり。。室内の一角には車座になった クッションと一人の語り部。事前に準備された引きこもりの方の一人語りのテキ ストを無限ループで語る。 開演10分後くらいから元ひきこもりの皆さんが遠隔地からロボットを遠隔操作して、 アバターとして登場。アバター3台も居るのでつるんだり、観客と絡んだり、そして 何故引きこもったのかを語り始めるのでした。 欧州で上演したときはアバター操作を日本からやっていたので、時差やタイムラグが 発生していたらしい。 私はいろんなところに移動して立ったり、座ったり、寝転んだりしながら鑑賞。 引きこもりテーマを当事者たちに語らせるには良い手段だと思いました。 この舞台のジャンルが「演劇」ということなのですが、あえて言うなら没入型演劇? インスタレーションの方が私にはしっくりきましたね。 題名:第23回 かながわ演劇博覧会 1日目 劇場:神奈川県立青少年センター2階 スタジオHIKARI 日時:2026年3月6日12:00-20:00(1時間単位、私が見たのは13時-17時) 料金:無料(投げ銭制あり) 分類:演劇 座席:椅子席最前列右方 劇団: 番組: 12時~ 劇団Q+ 社会人部 13時~ 劇団カレーライス ノラ猫 14時~ 赤ねく隊 15時~ 黒船 16時~ 劇団Q+ 社会人部 17時~ 劇団カレーライス ノラ猫 18時~ 赤ねく隊 劇団Q+社会人部 『大山鳴動ネコー匹』作・演出/北澤小夜子 <出演>北澤小夜子、新谷亮介、深津陵子、くりおね、瑠莉、木村亮太、さとい 劇団Q+社会人部の有志6名に、俳優部の北澤小夜子が初の作・演出として加わり結成され た特設チーム。入団1年目の新人から10年プレーヤーまで、幅広いメンバーが集結しました。 社会人として働く傍ら、限られた時間の中で演劇に情熱を注ぐことで、演劇の裾野をもっと 広げていきたいと取り組んでいます。 案ずるより産むが易し。演劇の懐の深さを信じ、「とにかくやってみよう」を合言葉に果敢に 挑戦します。 劇団カレーライス ノラ猫 『心肺蘇生方程式』作・演出 鳥海リョウ 作・演出/穂村一彦 <出演>鳥海リョウ、市來雄太、岩沢さとこ(演劇企画ティータイム)、三谷あおい (演劇企画ティータイム) 平塚を中心に活動する劇団カレーライスのメンバー・鳥海が初めて脚本を手がけ立ち上げたス ピンオフ劇団。 ・・・蘇生したけりゃ、ダンスしろ!? 三途の川で目を覚ました男が挑むのは、自称シニプリや来世コーディネーター、死に損ない GPTとの“生き返りバトル”。クセ強キャラが巻き起こす、死後の世界のドタバタ試験がいま始 まる! 赤ねく隊 『解決しなきゃ駄目ですか?』作・演出/楽静 <出演>ゆーま、ちか、さや、やまだ、よもぎ、らく 赤ネクタイから生まれた赤ネクタイによる赤ネクタイによる赤ネクタイのための組織から生ま れた団体、赤ねく隊です。 今回の赤ねく隊は探偵もの。どんな事件に遭遇するのかしないのか!? ささやかな探偵の日常とともに、クスッと笑えて明日からも頑張れる気になる時間をあなたに お届けします。 黒船 『テンチュウ』作・演出/坪井俊樹(クェル・ペッパー/劇団スクランブル) <出演>中山朋文(theater 045 syndicate)、中西広和(ドリル 頭)、 緑慎一郎(演劇プロデュース 「螺旋階段)、坪井俊樹(クェル・ペッパー/劇団スクランブル) 写真の4人は新陳代謝は悪いと思いますが、お芝居に対するノリは良いと思います。 この『黒船』というユニットを組む事になった時、「いいじゃん!」と皆さん普段濁ってる目が一 瞬輝き、若返った様に見えましたが、それは居酒屋の明かりがそう見せてくれただけでした・・・。 いや、本当に輝いていたのかも・・・。 -------------------------------------------------------------------------------- 1演目が45分程度で次々と違う劇団を見ることができるイベントです。無料で投銭あり。 劇団ごとに投銭箱がロビーに用意してありました。私も投銭してきました。 他日は別の劇団が見られるのですが、残念ながら私が見れたのはこの日だけ。 それでも4つの作品を堪能。 私が面白いと思ったのは次の2作品。 ・赤ねく隊 『解決しなきゃ駄目ですか?』 キャスト皆さん全員の活舌が良く、メリハリの効いたわかりやすい演技がまた見やすい。 そしてストーリーがウェルメイド。超能力をもっているのにしょぼくしか使ってないところ に和みます。そして探偵と助手の掛け合いがよい。 ・黒船 『テンチュウ』 バックステージならぬ、スーパーのバックヤードもの。 スーパーのバックヤードをつくるところから。脚立がはいって蛍光灯をぶら下げる。 ひとりのおじさんがホワイトデーの日に若い女子にお菓子をもっていこうとして、プレゼント を隠そうとするところから。70回食事に誘って断られるおじさん vs 一回目で成功するおじさん (でも実は毎日誘っていた)昨年沼っていたおじさん、そしてその女子は正規職員のおじさんの 彼女だった。ここでのドタバタをねっとりと暑苦しく上演。演者はいずれもうまい。 そしておじさんだった私にはちょっと痛い。 いずれのカンパニーも他の作品も見てみたい。 題名:人形劇『ペドロ・パラモ』 劇場:シアターグリーン BIG TREE THEATER 日時:2026年3月5日15:00-16:20(その後アフタートーク20分) 料金:ひとみ座倶楽部会員4000円 分類:人形劇 座席:E列11番(横通路手前中央付近) 劇団:人形劇団ひとみ座 原作:フアン・ルルフォ作,杉山晃・増田義郎訳『ペドロ・パラモ』岩波書店刊 脚本・演出:友松正人 人形美術・衣装:浦部裕光 舞台美術:足立沙樹 作曲:やなせけいこ 振付(身体表現):岡野洋子 音響プラン:佐藤こうじ(Sugar Sound) 音響操作:日本有香(Sugar Sound) 照明プラン:石川哲次 舞台監督:松下生子・勝又茂紀 舞台機構:泉真 演出助手:山下潤子 美術進行:小倉悦子 宣伝美術:佐藤吉悠、吉見嶺 制作:石川哲次 出演: 雫境 高橋和久(俳協) 大鳥まりあ 岡野洋子 小林加弥子 清水咲季 末永快 冨木義之 蓬田雅代 台詞出演者(録音): いとうせいこう(CUBE) 高橋和久(俳協) 伊東亮 女部田麻緒 勝又茂紀 齋藤俊輔 篠崎亜紀 末永快 鈴木裕子 冨木義之 中村孝男 松島麗 ストーリー: 生者と死者、現在と過去が交錯する物語 母親の遺言にしたがって、ペドロ・パラモという名前しか知らない父親に会うため、おれはコマラの街にやってきた。 しかし、そこで出会うのは、生きているのか死んでいるのか区別がつかない不思議な人々ばかり。 どうやら街全体が死者のささめきに満ちたゴーストタウンのようだ。 父親探しの旅は、かつて街を支配したペドロ・パラモの悪行と秘密を辿り、おれ自身がその世界の一部であることを知る、幻想的な物語となっていく。 -------------------------------------------------------------------------------- 風変りな雰囲気を味わう面白い舞台でした。 台形を3つ繋いだ形の台。その上に小さな人形劇の舞台らしきもの。 周り中真っ黒、なんだかいかにも悪夢の中。幽霊が出そう。 周りは傾いた台がひとつと、背後の壁に十字架。この十字架、菱形の中に描かれており、 最初は凧として使われました。後ほど教会の十字架に変身。 そして開演前からその周りを袋から顔と足だけをだした、カオナシのようなキャラクター が徘徊。ただし色は茶色、顔は網?で隠れてみえません。後ほど操演者全員がその恰好 だとわかります。黒子ですね。 最初はその小さな人形劇の舞台、棒操りで両手両足ぶらぶらの人形が登場。 主人公がコモロの街へ父親を捜しに行く際に、街への案内人と出会うまで。 その場面が終わるやいなや、後ろの通路から等身大の人形で出現。ただし人形は頭と胴体 だけ、胴体はハンガーみたいな物に服を着せている形で手もなし。手と足が必要な時は 操演者の手足が代行。人形に足がないのだけれど、操演者の身体性によって人の足が人形 の足に見えてくるのです。右手で首をもち、左手で胴をもっての操作。 ここから先は等身大人形ばかり。 黒子は人形を持たずに踊ることもあり。石がラップを刻んでその周りで踊ることも。 ラッパーはいとうせいこうさん。そして台詞は全て録音。操演者が語ることはありません。 物語は細切れな場面で時間が前後するのです。それゆえ話のつじつまを追うのが難しい。 生者と死者の区別もありません。たぶんほとんどみんな死んでいます。ペドモパラモが ひどいやつなことは間違いない。全場面ですごく不思議な雰囲気があります。ファンタジー と言ってもいいのかも。雰囲気に浸るだけで面白い。人形劇ならではのパワーでしょう。 後日原作を読んでみましたが、舞台は予想以上に原作の雰囲気を醸し出していました。 マジックリアリズムというのですね。 もう一度見たかった。きっと見方が変わってたと思います。 〇アフタートーク 登壇者:友松正人(ひとみ座)、いとうせいこう バラバラなペドロパラモの体を前にしたアフタートークでした。 い・るるフォーを選んだのはすごいこと。 と・大好きだから、人間の生命ってなんだろうなと考えさせる作品 い・この作品はめちゃ登場人物が多く、時空がゆがんで、整理するのがすごく難しい 書評を書こうとするとすごく困る。者者が平気で語るし、魅力は脳を活気づける よくこれをまとめたな! と・原作は70の断片、これは32にした。生命に関わるもの、生死に関係なく、今でも 響いてくることとかその筋にかかわることをぶちこんで、でもわかりやすくは絶対しない ルルフォーは生涯2作しかだしていない、それでも多くの人々に影響を与えた い・どこを切ってどう生かすのか。演出がたいへん、人形劇なの? と・人形浄瑠璃以外の人形劇は、人形がいるとそばから声がする。人形浄瑠璃は太夫が 語る。この作品は全部録音しておいたもので、人形のそばから声がしない。人形 浄瑠璃と同じ。その分抽象的。 わざと、最初だけ持っている人が喋る。他の人たちははなから死んでいるのでいろん なところから聞こえる。死者の残留思念が語る。 人形がときおり人形の能狂言の面、ときおり女性が般若のような面。 日本とラテンが融合した面。 人形使いがみんなの前にでてしまう。しかもひとりづかい、下半身がないというのも、 女性の人形浄瑠璃に通じる。いろんな表現の幅で世界中の方法をとりいれた い・岩に声をつけてくれ、と言われたからびっくり。原作には石がでてこない と・極めて抽象的で気分の良い、わかりやすいものだらけの世の中で、実はわからないの を一生懸命みるのが人間の営みではないですか。 い・いったいこれはどういうことなのか、考えるのが観劇体験。2回みたほうがわかります! い・遣っている人達がびしっと体で表現する。人形で表現している人達に、体で表現しろ! みんな怒らなかった? と・怒ったと思います。マイムのワークショップなどをやって積み重ねていった。 あっちこっちでいろんなことがないと原作にならない。そうするとペドロが複数人数で 操演。重心、能動受動、 ペドロはこの重心ね、というのを皆で打ち合わせてやった。 最近出遣いが多い、では出遣いの体をどうするかがバラバラ。 なんとかしたい。ほんとにみんな一生懸命やってくれた。 死者が起こることをかたるとか、能面を手本。マジックリアリズムを体現する舞台美術 い・筋は通っているが、大筋はわからない。息子がきた、お父さんは死んでいた、それだけ の話。それを楽しめるのは客の問題。 と:人形浄瑠璃の場合も出遣いでない人はバンバン変わってる。それぞれが役のことだけ 考えて、人が変わっても役はかわらない。ここに人形と声と遣い手で人物が現れるのが 本質。 |
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